遮音材とは?音を通さない仕組みと遮音材の最適な選び方

遮音材

遮音材は、音を反射させて跳ね返すことで、反対側に音を伝えないようにするための建材です。重くて密度が高いほど効果が上がり、壁や床、扉からの音漏れを小さくします。
ただし、遮音材だけでは室内で音が響きやすくなってしまうため、吸音材と組み合わせると体感効果が大きく高まります。まずは「どこから、どんな音が、どれくらい届くか」を把握し、隙間を埋める→吸音材で響きを抑える→遮音材で通り道をふさぐの順で考えると失敗しづらいです。
このページでは、遮音材の仕組み、選び方、実際に対策したお客様のレビューまで、初めてでも迷わないように詳しく解説します。

1.遮音材の仕組み

遮音材は「面の重さと気密」で音の通り道をふさぎ、音のエネルギーを反射させて向こう側へ伝わりにくくする材料です。重いほど効きやすく、すき間があると効果が半減します。

スタッフ

スタッフの一言
音は空気の振動です。重くて密度の高い面に当たると、面が動きにくくなるため、音が進みにくくなります。同時に、音の通り道となるすき間なくすことで音の抜け道がなくなります。

2.遮音材の選び方

基本的に音を反射させて、音が通り抜ける大きさを軽減するものであれば、すべて遮音材の分類になります。コンクリートや鉄板などのように質量が高く、重いものほど遮音性能は高くなりますが、コストや施工性の面などから、遮音シートや防音マット、石膏ボードなどを、吸音材と組み合わせて使用される場合が多いです。

スタッフ

スタッフの一言
効果がある防振材の選び方として、まずは目的を明確にすることが大切です。どんな音の対策をしたいのかに合わせて、防振材の素材や種類を選びましょう!

3.遮音材の効果

遮音性能は透過率という数値によって、その効果が評価されます。透過率とは、入ってくる音のエネルギーの強さに対して、通り抜ける音の強さとの比率によって算出されます。
性能を示す指標としては、透過率の逆数の対数を10倍した透過損失という量が用いられるのが一般的です。
遮音の材料や構造の透過損失は、定められた測定方法によって求めますが、重量がある材料ほど透過損失の値は大きくなる傾向があります。

透過損失とは、「入ってくる音(入射音)の強さのレベル」から、「通り抜ける音(透過音)の強さのレベル」を引いた数字のことです。

スタッフ

スタッフの一言
上記の説明をもっと簡単に言うと、要は、「重くて硬いものが一般的には遮音効果が高くなりがちである」ということになります。

取付部材の種類

1.軟質性遮音シート

遮音シート

別名「防音シート」などとも呼ばれるシート形状の遮音材です。軽量でカットも簡単なので初心者にも扱いやすい遮音材ですが、単体では大きな防音効果は見込みにくく、吸音材や防音マットなどと合わせてご使用いただくことをおすすめします。

2.鉛シート(遮音シート)

鉛シート(遮音シート)

鉛素材は、振動を抑える効果があるので、低周波域に対しての遮音効果が期待できる遮音シートです。シートタイプの割に重量があり、鉛素材のため、取り扱いには十分注意が必要です。

3.遮音マット

遮音マット

マットタイプの遮音材です。別名「防音マット」と呼ばれ、主に、重低音や鈍い振動の対策などに用いられます。また、屋外でもご使用いただけます。

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