鉛製品
鉛製品は、遮音材や制振材の一種としても挙げられますが、あまりDIY慣れていない方や初心者には非常に扱いが難しい商品です。吸音材と併用することで、重低音や振動にも効果を発揮してくれる建材です。
1.鉛製品の選び方
防音材として、鉛製品の使用する場合、まずは鉛製品の特徴を理解することが大切です。
鉛は、重量があって遮音効果が高いため、吸音材や防音マットとの併用で防音効果を高めることができる製品ですが、扱い方を間違えてしまうと、健康に害を及ぼす危険性があります。
取り扱いには十分注意した上で、設置場所や設置目的に合わせて鉛製品をご選択ください。
- スタッフ:かぶちゃんの一言
- 効果がある鉛製品の選び方として、まずは目的を明確にすることが大切です。どんな音の対策をしたいのかに合わせて、鉛製品の素材や種類を選びましょう!
2.鉛製品の特徴と注意点
鉛の成分は、水分に晒されることで、水に解けて有害物質を発生させます。ただし、壁や吸音材などの内側に、内装材としてご使用いただく分には健康上の問題はございません。
施工をされる場合でも、内部に使用して表面は吸音材やパネル、ボード等で覆われるのが一般的ですので、基本的に表面に出ることはなく、人体への影響などはございません。
鉛製品をそのまま表面材としてご使用いただくのは、当店では推奨しておりません。
鉛製品の中には、鉛成分が表出しないように、ラミネート加工を施されたものもございますので、そういったものをご使用いただくといった方法もございます。
- スタッフ:かぶちゃんの一言
- 鉛シートは、扱い方を間違えると有害物質が発生する場合があります。取り扱いには十分注意して、扱いに慣れていない場合は施工会社などに、施工を依頼していただくことをおすすめします。
鉛製品の種類
1.鉛シート
低周波域の音に対しての遮音効果が高い、鉛素材の遮音シートです。シートタイプの割に重量があり、鉛素材のため、取り扱いには十分注意が必要です。
Q&A
- 鉛製品とは何ですか?
- 鉛製品は、遮音・制振効果を目的に使われる建材で、特に中低音から中音、振動音の軽減に優れた性能を発揮します。
- 鉛製品はどんな音に効果がありますか?
- 例えば鉛シートを使用しているワンタッチ防音壁のプロタイプですと、特に600〜800Hz辺りの音域で通常の遮音シートを使用しているスタンダードタイプより高い効果を発揮します。
- 鉛製品はDIY初心者でも扱えますか?
- 鉛は安全な施工と適切な知識が必要な素材です。DIY初心者が使うにはやや難易度が高く、施工業者や専門家への相談を推奨します。表面に触れないようラミネート加工品を使用するか、吸音材で覆うことが大切です。
- 鉛シートと吸音材は一緒に使うべきですか?
- はい。鉛は遮音性能には優れていますが、音が室内で反射しやすいため、グラスウールやロックウールなどの吸音材とセットで使うことで反響音を抑え、トータルの防音性能が高まります。
- 鉛製品の使い方で注意することはありますか?
- 鉛は水分に触れると有害成分を溶出する可能性があるため、内装材の内側に使用し、表面には必ず吸音材やパネルを設けるのが基本です。また、素手での接触を避けるようにし、安全な環境で使用してください。