壁の防音は「吸音材」と「遮音材」の組み合わせ、これがキホンです。
以前は「GL工法」といって石膏等と接着剤を混ぜて練ったものを団子状にして、コンクリート壁面に直接だんご状に点付けし、その上からプラスターボードなどを圧着する工法が大変多かったため、コンクリート壁とボードの間に空間が出来ることにより、音が太鼓のように共鳴(共振)して増幅され、上下階・隣接住戸間 の防音性能が低下して音がかえって響きやすくなってしまっていました。
そのため当時の建設物はどうしても壁からの音がよく響く構造になっている場合が多いです。床の次に多い音の問題になっています。
壁の対策は大がかりになりますので、まずは家具の配置を考えてみましょう。音の気になる壁面に家具をおいてしまうことで、音が気にならなくなる場合があります。
それでも気になる場合は家具と壁の隙間に吸音材を挟んでしまうのもアリですね。ロックウールボードやGCボードなどの吸音材を使います。
難易度 ★☆☆☆
シート(遮音材)をサンドしたオーダー製作商品となりますので、より効果的な鉛シートに変更することもできます。一番簡単な防音用のボードです。
難易度 ★★★★
MGボード(ロックウール吸音材)又はGCボード(グラスウール吸音材)+鉛シート(遮音材)
シートやボードの設置施工ができる方向けです。
鉛の効果は高いですが重いです。鉛は表面材としては使えないので技術・知識のある方向けです。
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