みなさん、こんにちは。防音専門ピアリビングの東京ショールームスタッフ、防音アドバイザーのナヱジです。

度々SNSでバズっている「弾き語り」ですが、生配信でも録画でも、弾き語りには音がつきもの。

自宅で弾き語りをするには音が気になるし、かと言って、弾き語りの練習でスタジオを借りたりするのはちょっと…、と思う方も多いことでしょう。

そこで、こちらの記事では、弾き語りで防音したい方に向けて「弾き語り環境のつくりかた」と題して、おすすめの防音対策をご紹介します。

目次

▼どっちの種類の音が出る?楽器ごとの違い

弾き語りに使用する楽器はメジャーなものからマイナーなものまで種類が多く、最適な対策を見つけるのに一苦労なイメージはありませんか?

実はどんな楽器でも、対策すべき音の種類は大きく2つに分けることができるんです。

それを見分けるポイントは、「床に置くか否か」です。

・床に置く楽器の例

ピアノやチェロ、マリンバや大きめのハープ等は楽器が床面に直接触れているためその振動がそのまま床へダイレクトに伝わり、床から建物内部を伝って音として広がってしまいます。

これを防音業界では「固体音」と呼び、後述の空気伝搬音より先に対策することをお勧めしています。

・床と直接接触しない楽器の例

ギターやバイオリン、カリンバやウクレレ等は楽器を持った状態で演奏するため周囲の空気を振動させて空間的に音(音色を含んだ音)が広がり、お隣の部屋との間にある壁などに伝わってしまいます。

これを防音業界では「空気伝搬音」と呼び、先述の固体音より比較的対策しやすい音です。弾き語りの声も、この空気音に分類されます。

▼音の種類に合わせた、弾き語りの対策

対策するべき音が判明したら、その音に必要な対策も見えてきます。

今度は具体的な対策をご紹介します。

(1)床と直接接触することで発生する、固体音の対策

固体音は足音とほぼ同じメカニズムで発生する音のため、対策のポイントは「できるだけ厚みとクッション性のあるものを挟む」ということ。

床と楽器の間に、衝撃緩和の緩衝材として 「静床ライト足音マット」や「快適防音マットウッド」等を挟むことで固体音の発生を防ぎ、固体音によるトラブルを防ぐことになって快適な弾き語り活動をスタートできるのです。

静床ライト
足音マット


快適防音マット

(2)歌声やギターの音など、床と直接接触しない空気伝搬音の対策

空気音は、声とほぼ同じメカニズムで発生する音のため、対策のポイントは「音を伝えたくない面の厚みと重さを増やす」ということ。

いわゆる「壁が薄い」状態を解消する方法として、 壁であれば「ワンタッチ防音壁」、 窓であれば「窓用ワンタッチ防音ボード」等を取り付けることで音漏れを防ぎ、 練習中の音でも隣近所に聞こえにくくなるため、 快適な弾き語り活動をスタートできるのです。

ワンタッチ防音壁

窓用ワンタッチ防音ボード

また、手に持つ楽器の中でもカリンバやウクレレなどコンパクトな楽器であれば簡易的な防音室「おてがるーむ」を使って防音する方法もございます。

組立式防音室おてがるーむ

更に、メジャーな楽器になると楽器の音そのものを軽減する消音機(弱音機・ミュートとも呼ばれます)が販売されている楽器もあるので、対策を始める前にいちど消音機を検討されることもお勧めです。

▼まとめ

参考になりましたでしょうか?

もし他に分からないことやご質問・ご相談があれば、公式LINEやメール等でご遠慮なくお問い合わせください。

簡易防音室のおてがるーむであれば、当店のショールーム(博多・六本木)に楽器を持ち込んでの実験も可能な限り協力致しますのでぜひともいちどご相談くださいませ。

その他、商品や防音に関するお問い合わせも随時承っております!

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