遮音シートだけでは防音効果が期待できない理由
こんにちは!防音専門ピアリビングのはるきちです。
お客様から度々、
「壁に遮音シートを貼れば防音できますよね?」
というお声をいただくことがあります。

遮音とは、「音を反射させて、遮る」ことなので、一見遮音シートさえ貼ってしまえば防音効果があるのではないか?と思いますよね。
でも実は、遮音シートだけでは期待しているほどの効果が得られない場合が多いんです。。
なぜなら、本来防音対策する際は、「遮音」だけではなくて、「吸音」も合わせて使用することで初めて防音効果を得ることが可能になるからです。
遮音シートだけではなくて、音を吸収して柔らかくする吸音材が加わわれば防音シートの効果もグンとあがります。
逆に、壁に遮音シートだけを貼った場合、お部屋内の音が反射し、遮音シートをつけていない時よりも音がうるさく聞こえてしまう、という場合さえあります。
なので、防音対策を行う際は、遮音シートではなくて、吸音材と併用して使うことをおすすめします。
遮音シートと併用する場合におすすめの効果的な吸音材
(1)「ロックウールボード」
ピアリビングで一番おすすめしているのが、「ロックウールボード」です。

ロックウールボードは、ピアリビングで販売している吸音材の中でも密度が高く防音効果の高い吸音材です。
また、あらかじめクロスで覆っているので、お客様の方で別途クロスをご準備いただく必要はありません。
ただし、ロックウールボードはクロスの間から、繊維が舞って肌がチクチクするので、カットする際は必ず軍手を使用するようにお願いします。肌が弱い方にはあまりおすすめしていません。
ちなみにYoutubeにて、ロックウールボードと遮音シートを組み合わせて作る防音ボードについてご紹介しています。良ければご覧ください。
(2)「 ポリリーフ 」
先ほどのロックウールボードだと肌がチクチクして使用することが難しい、、という方にはポリリーフをおすすめしています。

ポリリーフはロックウールボードに比べると防音効果は低いのですが、肌が弱い方で防音対策をしたいという方でも使用いただける商品になります。
(3)「 GCボード 」
最後にご紹介するのがGCボードという吸音材です。GCボードは比較的密度が低いので、ロックウールボードに比べると防音効果は落ちます。その分、値段は抑えて対策することが出来ます。

ロックウールボード同様に、クロスの間から、繊維が舞って肌がチクチクするので、カットする際は必ず軍手を使用するようにお願いします。
こちらも肌が弱い方にはあまりおすすめしていません。
よくある質問
Q. 遮音シートだけで防音対策はできますか?
A. いいえ。遮音シートは音を跳ね返す「遮音」効果はありますが、吸音性がないため、室内の音が反射してかえってうるさく感じることもあります。快適な音環境をつくるには、吸音材との併用が不可欠です。
Q. 防音対策において「遮音」と「吸音」はどのような役割を果たしますか?
A. 「遮音」は音の侵入や漏れを防ぐために反射させる機能を持ち、「吸音」は音のエネルギーを吸収して反響を抑える役割を果たします。この2つを組み合わせることで、音の透過と反射の両方をコントロールし、より効果的な防音が実現します。
Q. 遮音シートと組み合わせると効果的な吸音材にはどんなものがありますか?
A.ロックウールボード:最も高密度で、低音域にも効果的。肌への刺激があるため取り扱いに注意が必要です。
ポリリーフ:ポリエステル製で肌に優しく、扱いやすい安全設計。防音効果はやや劣るが使いやすさが魅力です。
GCボード:グラスウール素材でコストを抑えた吸音が可能。ロックウールより吸音性は劣るが、反響音対策には有効です。
Q. DIYで防音対策を行う際の注意点は?
A. 防音効果を得るには、遮音シートと吸音材の併用が基本です。遮音シートとしては「サンダムCZ-12」、吸音材には「ロックウールボード」などがおすすめ。カットや貼り付けの手間はありますが、費用を抑えて高い効果を得たい方に適した方法です。
Q.防音相談を受けることはできますか?
A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。
まとめ
今回の内容はこちらのyoutubeでもご紹介しています。良ければ合わせてご覧ください( ´ ▽ ` )