「内覧で気をつけたつもりだったのに、住んでみたら想像以上にうるさかった……」──そんな後悔を防ぐもっとも確実な方法は、内覧を“時間帯と曜日を変えて複数回”行うことです。
この記事では、集合住宅で問題になりやすい騒音を「いつ・どこで・どうやって」確認すればいいのかを具体的に解説します。
新生活で引っ越しが最も多くなるこの季節。快適な理想空間を実現するためにも、ぜひ最後までチェックしてください。
なぜ時間帯を変えて内覧すべきか?
- 生活リズムで音源が変わる
早朝はゴミ収集車や出勤準備のドア開閉、夜はテレビやシャワー音──同じ物件でも時間帯で音の種類と大きさがガラリと変わります。 - 空気音と固体音はピークが異なる
窓や壁越しの話し声(空気伝播音)は、周囲が寝静まる夜間に気になりやすく、足音や物の落下音(固体伝播音)は早朝・帰宅後などの身支度時に発生しやすくなります。こういった生活音のピークの違いから、朝・夜・休日昼などの異なるタイミングで訪問したいところ。 - 平日と休日でも環境音が違う
近隣保育園・公園・学校行事、DIYや楽器演奏は休日昼間に集中する傾向。逆に平日昼間は静かでも、休日は騒がしいエリアもあるので注意。

【スタッフの騒音体験談】自分と周りとの生活リズムにギャップはない?
私、18号。
初めての一人暮らしでは、上階の方との生活リズムの違いにとても悩まされました。
すでにピアリビングのスタッフだったので、絶対に音に悩まない物件を選ぶぞ!と意気込んで始まった物件探し。
遮音性の高い鉄筋コンクリート(RC)造、窓の遮音性、大通り沿いは避ける、壁を触ってみたり、周囲に耳をすましてみたり・・・
内覧では徹底的にチェックし尽くしたつもりでした。
しかし!いざ住んでみたら・・・
眠りにつく22時ごろから
ガタン!ギュリギュリ!ゴロゴロ!コトコト!
・・・・!?!?!?!?
上階から生活振動音が聞こえ始めました。(これがwith騒音生活の始まりでした)
どうやら上階の方は夜勤の方のようで、私と生活がまるっと逆転していたのです。
そりゃあ〜昼間の内覧中は静かなはずですよね。笑
こんな悲劇を回避するためにも、ぜひ時間帯を変えての内覧をおすすめします。
そのためには、少し遅い時間帯でも対応可能な仲介業者を選ぶところから検討してみてくださいね。
直接オーナー様に夜間の内覧をお願いすることも可能な場合もあるようですよ。

時間帯別 “聴くべき音” チェックリスト
| 時間帯 | 出やすい音 | チェックポイント |
| 平日 7–9時(通勤・ゴミ収集ピーク) | 玄関ドア開閉、道路交通、バイク発進、ゴミ置き場のカート音 | 玄関前でドアを開閉/窓を少し開けてアイドリング音を確認 |
| 平日 12–13時(昼休み) | 隣戸のテレビ・料理音、共用廊下の話し声 | キッチン横の壁に耳を当て、水栓や換気扇の“ゴー”音を探す |
| 平日 17–20時(帰宅・家事ピーク) | 上階の足音、子どもの走り回り、洗濯機・シャワー | リビング中央で静かに立ち、天井や壁からの「ドン」「ガタン」を聴く |
| 22–24時(就寝直前の静音帯) | 深夜テレビ、ゲーム音、外部道路の低周波 | 窓を閉め切り、壁越しの低い話し声や重低音をチェック |
| 休日 土日 10–15時 | 楽器、掃除機、DIY、公園や学校のイベント音 | バルコニーで10分録音し、あとでイヤホン再生で細部を確認 |
| 雨天・強風時(任意) | 雨だれ、サッシの風切り | 窓枠・換気口に耳を近づけて“ヒュー”音や雨だれを確認 |
徹底チェックのポイント
- 早朝・夜間なども近隣を訪問し、道路騒音を体感する。
- 2回目以降の内覧は10〜15分滞在すると微細な音が掴みやすい。
- 内覧が難しい場合でも、周囲をよく散策してみたり、同じグループのマンション(同グレード)を内覧して造りを参考にする。

開口部・壁の確認も忘れずに!
1.開口部の隙間は大敵
- 窓を閉めた時に、外の音がある程度遮断されるか
- 窓周り・換気口・玄関ドアからの隙間風は無いか
2. “コンコンテスト” で壁・床の響きを体感
- 壁や床を軽く叩いた時に軽い音ばかりしないか。
- 隣戸の壁はもちろん、配管スペース側の壁も忘れずチェック。
内覧時間が取れない場合は管理会社やネットから情報収集
- 管理会社・隣接住戸にヒアリング
「物件の構造や壁厚・床厚」など具体的に質問。 - 国・自治体の騒音常時監視データを活用
環境省の騒音データ(地点別・昼夜別)を参照。
物件での聞こえ方と照らし合わせてみましょう。
- 掲示板・SNSで物件名+「騒音」を検索
物件の掲示板に騒音に対する注意喚起が無いか確認。その他、置き配盗難・ゴミ処理への注意書きなどが無いかも確認しましょう。注意喚起が多い場合、騒音以外のトラブルリスクもありますので要確認です。
SNSやネットにて物件の口コミが出てくる場合もあります。

まとめ:後悔しない引っ越しのためには内覧と情報収集の徹底を!
- 朝・夜・休日昼などの時間帯を変えて現地に足を運び、生活騒音の変化を網羅。
- スマホ計測・録音・壁叩きなどで判断精度UP。
- 内覧時間が足りない人は、管理会社ヒアリングと公式騒音データでリスクを補完。
これらを実践すれば、騒音トラブルによるストレスや余計な防音対策コストを大幅に削減できます。引っ越し前の“ひと手間”で、静かで快適な新生活を手に入れましょう!