~この記事は、2018年10月26日配信分のメールマガジン本文となります。過去のさまざまな防音に関する情報を共有するため、本文そのままを再掲載しております。~

みなさんこんにちは!防音専門ピアリビングのキャサリンです。

Topic

\宅録・視聴室・シアタールーム…etc/

自分だけの快適空間の構築術を徹底解剖!
DIYでできる防音のノウハウと豆知識をご紹介します♪

今回は、前回に引き続き、宅録やオーディオルームのための自作防音DIYのノウハウをお伝えしていきます!

長くなってしまったこの連載も、今回でいよいよ最終回です!

また、次回のメールマガジンから、ピアリビングスタッフがローテーションで配信していくことになります♪

個性豊かなピアリビングスタッフのメールマガジンを、今後もお楽しみ頂けますと幸いです(*^^*)

どうぞよろしくお願いいたします。


宅録連載2

今回のメルマガでは、『壁と床』の防音対策について、実際の宅録部屋や、オーディオルーム・スタジオなどをご紹介しながらお話しさせていただきます!

(1)『壁』の防音

一般的な壁材には、石膏ボードやベニヤ板などが使われており、外壁との間に防音シートや断熱材が入っています。

これは、生活をするには十分な防音構造となっているんですが、宅録やオーディオルームとしては不十分なんです…。

壁を防音するための基本は、「遮音」と「吸音」と「防振」を組み合わせて頂くことです。

基本的には、遮音シートを壁面全体に設置して頂き、その上に吸音材を貼り付けます。

こうすることで、反射する音の力を弱めつつ、音を通しにくくする効果があります。

さらに、これに防振材を重ねて、壁が振動して、スピーカーのようになってしまうのを防ぎます。

ゴムパッドやスポンジ、鉛などを壁に貼って、振動が伝わらないように対策をして頂くとよいでしょう。

特に、梁や柱から離れた、壁の中央付近が響きやすいポイントなので、そこを中心に貼り付けていただくことをお勧めいたします。

上記で説明した方法が、一般的な壁の防音対策なんですが、一般的には「遮音シート」や「鉛シート」を自分で壁全体に貼り付けるのはとても難しいです。

そのため、ピアリビングでは、自分で簡単に取り付け可能な「ワンタッチ防音壁」のご使用をお勧めしております!

ワンタッチ防音壁

「ワンタッチ防音壁」は、高密度グラスウール吸音材で、金属を練り込んだ遮音シートを挟み込んだ防音パネルです。

そのため、面倒な施工を一切することなく、ワンタッチ防音壁を取り付け手順通りに壁に設置して頂くだけで、効果的に壁の防音をして頂けます(*^。^*)

実際に、横浜市O様の視聴室を施工させていただいた際にも、「ワンタッチ防音壁」を使用して壁の防音対策を致しました。

case3

ワンタッチ防音壁は、壁一面で大体15~20万円前後となります。

そのため、お問い合わせ頂くお客様の中には、もう少しコストを落として対策をされたいというお客様がいらっしゃいます。

そんなお客様にお勧めしたいのが、「高密度吸音材」を使った壁の防音対策です!

吸音材というのは、本来、室内で響いている反響音などを吸収して軽減してくれる素材の商品ですが、ある程度密度の高い吸音材を使用して頂くことで、音を通しにくくする防音効果を期待することが出来ます。

「ワンタッチ防音壁」と同等程度の効果を見込まれたい場合は、遮音シート「サンダムCZ-12」を、吸音材の大きさにカットして頂き、それを「ボンドスプレーのりZ3」などで張り合わせて、壁に設置して頂くことをお勧めいたします。

自作防音ボード製作手順

こうすることで、ワンタッチ防音壁と殆ど同じ構造となりますので、ある程度の防音効果を期待して頂けます。

更に、上からお好きな壁紙などを設置して頂けますので、お部屋の雰囲気に合わせて、自由度の高い防音対策を行って頂けます。

壁一面対策をして頂く場合の予算は、概算で8万円前後となります。

ロックウールボード

サンダムCZ-12

また、賃貸のお部屋などで、壁に傷を付けられたくない場合は、2×4の木材などを下地にして、その木材に直接吸音材や、防音商品をビス止めして頂くことも可能です。

特に、ワンタッチ防音壁ほどの防音効果は必要ないけれど、室内での楽器音や、反響音を軽減されたい場合、25mm厚の吸音材を、壁の一部に設置して頂くだけでも効果的です。

case4

パラボードは、クロス貼りされていないタイプの吸音材ですので、設置の際は仕上げクロスなどを貼り付けていただく必要がございます。

最近移転したばかりの当博多オフィスでも、事務所内の反響音を軽減するために「ラブリコ」を設置して、吸音ボードを貼り付けました。

ご希望の場合は、吸音材を仕上げクロスで仕上げて、お届けすることも出来ますので、ぜひお問い合わせくださいね(#^^#)


(2)『床』の防音

床への振動を抑えるには、振動を吸収させて、打撃音や振動の伝わりを少なくします。

フローリングの床であれば、まずは厚手のカーペットを敷きましょう。防音性能のあるカーペットを敷けば、より効果的です。

更に、その下に重量のあるゴム製の防振マットを敷いて頂くことで、打撃音が床に到達しにくくなり、部屋全体に敷くと防音効果が一層高まります。

P防振マット

ただ、上記のようなゴム製の防振マットは、楽器などの重低音や、重い振動には効果的ですが、足音などはあまり有効ではありません。


以上、3回にわたって、実際に対策をされている宅録室やオーディオルームと合わせて、ノウハウをご紹介させていただきました!

当初考えていた以上に続く連載になってしまって、長々とお付き合いをさせてしまって申し訳ございません(>_<)

今回ご紹介させていただいた内容は、宅録やオーディオルームの防音に限らず、防音対策の基礎的なものになりますので、ぜひ今後の対策の参考にして頂けますと幸いです(*^。^*)

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