みなさん、こんにちは!防音専門ピアリビングのはるかです。

ギターを自宅で演奏する場合、騒音トラブルを起こさないためには、何に気をつければいいのでしょうか?

ギターに限らず、防音対策を行うにあたって、「現状がどれくらいの音が出ているのか」「どこを対策したらいいのか」をそれぞれ把握することはとても大切です。

こちらの記事では、うるさいと言われないギターの防音対策についてご紹介します。

目次

▼ギターの音、自宅で何dBまで音量を出せる?

ギターの音量は、アコギで80dB/エレキギターで60dB程と言われています。

エレキギターはアンプを繋ぐと80dB程になるかと思います。

ちなみにdBは、お持ちのスマートフォンのアプリで簡単に計測することができます!

おすすめは「騒音測定器」というアプリです。

防音カーテン コーズ

 良ければこちらのアプリをご準備ください。

「ギターの音量が何dBか分かったけど、自宅で何dBまでだったら隣に聞こえないの?」

皆さんが一番気になるのはここかと思います…。

正直これは、建物の構造や個人の感じ方によって異なるので明確なお答えをすることができません…。

そのためあくまで目安として聞いていただけたらと思います。

■木造住宅の場合

木造住宅は壁の防音性能が低いです。D値という壁の遮音性能を表す数値で説明すると(グラフを見せる)500Hzの音で35dB減という計算になります。

そのため、音のボリュームは【50~55dB】が限界かと思います。50~55dBの音であれば、お隣では30dB程度のボリュームで何を演奏しているか分からないほどです。

ただし500Hz以下の低い音に関しては、お隣に音が聞こえる可能性があります。

■RC造の場合

築年数にもよりますが、RC造は木造住宅よりも壁の防音性能が高く、D値で表すとD-50が多いです。

そのため、音のボリュームは【70~75dB】程度までの音であればお隣に音が聞こえる可能性は低いです。

※注意点 ・RC造も木造住宅も築年数が古い物件になると、お伝えしたD値よりも低い可能性があります。

あらかじめご注意ください。

▼ギターの演奏におすすめの防音対策

ギターは低い音(例えば室外機くらいの音)から比較的高い音(女性の話し声くらい)まで幅広く音を発します。

一般的に低い音は防音するのが難しく、高い音は防音がしやすいと言われています。

そこでまずは防音しやすい高い音の対策からお話しします。

(1) 窓とドアを防音する

お部屋を防音する際、最初に考えないといけないのがお部屋の中で音が漏れやすい「窓」や「ドア」です。これらは壁に比べると薄く、どうしても音が漏れてしまいます。

まず窓であれば、2つの対策がおすすめです。

1つ目は「防音カーテンの設置」です。

ピアリビングで販売している防音カーテンコーズは、通常のカーテンに比べて2倍以上の重さがあり、防音効果が高いです。

防音カーテンをつけることで、外に聞こえる音の大きさは、5dB~10dB程度の軽減が見込めます。

2つ目の商品が「窓用ワンタッチ防音ボード」という窓に取り付ける防音ボードです。

こちらは実際に有名歌手の方が自宅での練習の際に利用されています。

ピアリビングの窓の防音商品の中では、一番防音効果の高い商品になります。

窓用ワンタッチ防音ボードをつけることで、外に聞こえる音の大きさは、15dB~20dB程度の軽減が見込めます。

ここまで窓の防音商品についてご紹介しました。

次にドアの防音対策をご紹介します。

ドアの防音対策には、「ドア用防音カーテンコーズ」がおすすめです。

実はこの商品は布を4枚使用しており、先程ご紹介した通常の防音カーテンコーズよりも重量があります。

また防音カーテンコーズは裏地が見えていましたが、ドア用防音カーテンコーズは裏地が見えないように裏面も表地が使われています。

ドア用防音カーテンコーズをつけた場合、外に聞こえる音の大きさは、10dB前後の軽減が見込めます。

(2) 防音室を導入する

「高い音だけではなくて低い音についても防音したい!」

という方は、防音室を導入したしっかりとした防音が必要になります。

防音室の場合、お部屋の中に更にお部屋を作ることになるので、音は遮断されやすく、先程の対策よりも圧倒的に防音効果は高くなります。

ただし賃貸物件だと防音室の重量の問題で導入できないケースもありますよね。

事前に防音室の設置許可を確認する必要があります。

ピアリビングで販売している商品だと、「おてがるーむ」はその名の通り、お手軽に導入できる防音室です。

重量が50kg程度なので気軽にお部屋に設置することができます。

おてがるーむを設置した場合、大体20dB程度の防音効果があります。

アコギだと80dB程→60~65dB、エレキは60dB→40~45dB程度まで軽減できます。

お隣のお部屋で聞くと、さらに音は小さくなります。

音が全く聞こえないくらいまで小さくなるか、聞こえたとしても耳を澄ませないと分からないくらいまでになると思います。

実際に以前、下記動画で賃貸マンションのお部屋でおてがるーむの防音実験をしています。

お部屋の隣では全く音が聞こえないぐらいまで小さくなりました。

まとめ

 いかがでしたか?

こちらの記事では、ギターを実際に自宅で演奏した場合の音の大きさについてと、うるさいと言われないための防音対策についてご紹介しました。

ご自宅の住宅構造や、演奏時の環境、ギターの種類によっても、音や対策方法は異なりますので、何かご不明な点やご不安な点がございましたらお気軽にピアリビングまでご相談ください!

商品や防音に関するお問い合わせも随時承っております!

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