最近よくお客様から「6畳のお部屋を防音するとどれくらいかかりますか?」と言ったお問い合わせをいただきます。一概に「大体〇〇円かかります!」と回答するのは難しく、その理由として、どう言った音を対策したいかによっても金額が大きく変わってくるためです。

6畳のお部屋の場合、床だけの対策なら約5万円台から始められます。足音などの“振動音”を対策したい場合、厚みと重量のある防音マットを重ねて7万円前後が目安です。ピアノやドラムなど楽器の本格対策は10万円以上になる場合があります。

一方、話し声やテレビの音といった“空気音”を対策したい場合、壁やドアまで含めた「部屋全体の防音工事」は100万円以上かかることも。

この記事では、賃貸でもできる床の防音を中心に、目的別の対策例、具体的な商品例、6畳のお部屋を想定した場合の概算総額まで詳しく紹介します。

6畳の部屋の床面積の具体的なサイズとは?

最初に、6畳のお部屋の床の面積をご紹介します。関東間や江戸間の6畳の場合、平均して約352cm×264cmとなります。

これは、50cm角のタイルカーペットやジョイントマットが 約39枚〜48枚ほど必要なサイズです。

関東間・江戸間6畳(264cm×352cm)

目的別:おすすめの商品と概算費用を紹介

【CASE1】話し声や生活音、ペットの鳴き声を下の階に伝えたくない場合(約5万円〜)

テレビの音や話し声・ペットの鳴き声は、空気が振動して周囲に伝わる「空気伝搬音」になります。

振動と比べると防ぎやすい音の種類になりますので、こういった音が階下に伝わらないように対策されたい場合は、できるだけ「厚みがあって重量がある」カーペットやマットで対策していただくことをお勧めいたします。

当店のお勧め商品は、「防音タイルカーペット」と「遮音シート」になります。それぞれ6畳に設置した場合の価格は以下の通りです。

防音タイルカーペット「静床ライト」

静床ライト

防音タイルカーペット「静床ライト」

6畳の場合 35枚で:49,720円(税込)

厚手で重量のあるループパイル仕様のタイルカーペット。11色展開で組み合わせ自由

防音効果:ΔLL-4 / 特殊な3重構造 / 保温・断熱・防ダニ・防炎機能・カット可 / 50cm×50cm / 12色展開 / 2,442円(税込)~

防音タイルカーペット「静床プレミア」

防音タイルカーペット「静床プレミア」

6畳の場合 35枚で:80,410円(税込)

静床ライトと比べてカットパイルなので手触りが柔らかく、消臭成分配合で高級感のある作りのタイルカーペット。

防音効果:ΔLL-4 / 特殊な3重構造 / 保温・断熱・防ダニ・消臭・防炎機能・カット可 / 50cm×50cm / 3色展開 / 3,850円(税込)~

遮音シート「Noisestop15」

遮音シート「Noisestop15」

350cm×264cmの場合 20m:12,540円 (税込)

従来の遮音シートより面密度・厚み・遮音性能が1.8倍。DIYしやすい遮音シート。

面密度:3.8㎏ / 最も遮音性能が高い・DIY初心者でも○・カット可|幅470mm×長さ1m~10m、厚み1.5mm / 1m1,980円(税込)〜

今、カーペットやマットなどを何も敷かれていない場合は、まず「静床ライト」で対策していただくことをお勧めいたします。※ペットの鳴き声対策なら、消臭成分配合で爪がひっかかりにくい「静床プレミア」での対策をお勧めいたします。

すでにカーペットなどを敷いていて、さらに防振効果を強化されたい場合は、お持ちのカーペットの下に「遮音シート」を必要枚数分重ねて対策してください。

今何も設置していなくて、できるだけしっかりと対策をされたい場合は、「防音タイルカーペット」と「遮音シート」をどちらも重ねて対策していただくことをお勧めいたします。その場合、6畳のお部屋全体に敷き詰めた時の価格は【62,260円 (税込)】となります。

下の階からの音も気になる場合は、遮音シートの代わりに「P防振マット」がおすすめ

下の階からの音も気になる場合や、築年数が古い物件で音が響きやすい場合などは、遮音シートの代わりに「防音タイルカーペット」と「防音マット P防振マット」をどちらも重ねて対策していただくことをお勧めいたします。

防振マット「P防振マット」

6畳の場合 5mm厚タイプ21枚で 60,060円(税込)

リサイクルゴムを圧縮して固めた防振マット。重たい音や鈍い振動に効果的。

面密度4.8・9.7(kg/m2) / 遮音×制振ゴムマット / 高耐久性・耐水・カット可 / 910×450mm / 厚み5mm・10mm

【CASE2】足音の振動対策をしたい場合(約7万円前後)

足音やエクササイズ器具など、鈍くて思い振動の対策を軽減したい場合、大切なのは「厚みと振動吸収性」です。

当店のお勧め商品は、「防音ラグ サンシンフォニーⅡ」と「防音マット 足音マット」になります。それぞれ6畳に設置した場合の価格は以下の通りです。

防音ラグ「サンシンフォニーⅡ」

防音ラグ「サンシンフォニーⅡ」

350cm×264cmの場合:49,060円 (税込)

大判サイズなのに軽くて敷き込みやすく、階下に響きがちな生活音を軽減してくれるクッションタイプのラグです。

防音効果:ΔLL-6 / 高発泡ウレタンバッキング/ 防炎機能 / 既製3サイズ+オーダーサイズ対応 / 3色展開

防音マット「足音マット」

下敷き用防音マット「足音マット」

350cm×264cmの場合:19枚で68,970円 (税込)

防音カーペットやジョイントマットなどの下に重ねて使える防音マットです。

単体の防音効果:ΔLL-5 / 特殊な3層構造 / カット可 / 50×100cm・幅100cmロール / 1枚あたり3,630円(税込)~

今、カーペットやマットなどを何も敷かれていない場合は、まず「サンシンフォニーⅡ」で対策していただくことをお勧めいたします。

すでにカーペットなどを敷いていて、さらに防振効果を強化されたい場合は、お持ちのカーペットの下に「足音マット」を必要枚数分重ねて対策してください。

できるだけしっかりと対策をされたい場合は、「サンシンフォニーⅡ」と「足音マット」をどちらも重ねて対策していただくことをお勧めいたします。その場合、6畳のお部屋全体に敷き詰めた時の価格は【118,030円 (税込)】となります。

【CASE3】楽器の防音対策をしたい場合(約6〜18万円)

最後に、楽器の防音対策に関してご紹介します。

楽器の対策の場合、楽器の種類によっても対策方法が変わってまいりますが、特にお問い合わせの多いピアノの対策の場合、おすすめの商品は以下の通りです。

防音タイルカーペット&防音マットを重ねて対策

静床ライト

防音タイルカーペット「静床ライト」

6畳の場合 35枚で:49,720円(税込)

厚手で重量のあるループパイル仕様のタイルカーペット。11色展開で組み合わせ自由

防音効果:ΔLL-4 / 特殊な3重構造 / 保温・断熱・防ダニ・防炎機能・カット可 / 50cm×50cm / 12色展開 / 2,442円(税込)~

下敷き用防音マット「足音マット」

350cm×264cmの場合:19枚で68,970円 (税込)

防音カーペットやジョイントマットなどの下に重ねて使える防音マットです。

単体の防音効果:ΔLL-5 / 特殊な3層構造 / カット可 / 50×100cm・幅100cmロール / 1枚あたり3,630円(税込)~

なお、アップライトピアノや電子ピアノの対策の場合は、「快適防音マット ウッド」という防音クッションフロアマット商品がございます。

サイズは70cm×160cmと、ちょうどピアノの下に設置していただけるサイズですので、こちら1枚で様子をみていただいてもいいかと思います。

ピアノサイズの防音クッションラグ「快適防音マット ウッド」

快適防音マットウッド

防音ラグ「快適防音マットウッド」

70cm×160cmの場合:17,600円(税込)

1枚で振動や衝撃を軽減できるクッションフロアラグ。

防音効果:ΔLL-6 / 600g/㎡の高密度素材 /抗菌・防ダニ・防臭・止水性・耐久性 / 3サイズ / 3色展開

グランドピアノや電子ドラムの場合は、3枚重ねで対策を強化

グランドピアノや電子ドラムなど、振動や重低音なども発生する場合は、「静床ライト」と「足音マット」の間に「P防振マット」を挟んで3枚重ねで対策していただくことをお勧めいたします。

防振マット「P防振マット」

6畳の場合 5mm厚タイプ21枚で 60,060円(税込)

リサイクルゴムを圧縮して固めた防振マット。重たい音や鈍い振動に効果的。

面密度4.8・9.7(kg/m2) / 遮音×制振ゴムマット / 高耐久性・耐水・カット可 / 910×450mm / 厚み5mm・10mm

6畳のお部屋を防音する場合のよくある質問

Q.6畳の部屋を防音するには、どれくらいの費用がかかりますか?

A. 防音の目的によって異なります。テレビの音や話し声などの軽度な音漏れ対策なら5万円前後、中程度の足音や空気音の対策なら4〜6万円、本格的な振動・重低音対策では5万円〜15万円以上かかることもあります。部屋全体を工事で防音仕様にする場合は100万円以上が目安です。
※あくまで目安の金額となります。

Q.足音や運動による振動を抑えるには、どんな防音グッズが効果的ですか?

A. 振動音対策には、厚みと重量のある「足音マット」や「サンシンフォニー2」がおすすめです。二重・三重に重ねることでさらに防振効果を高めることができます。

Q.楽器を使う部屋の床を防音するには、どのくらいの予算が必要ですか?

A. 楽器の振動対策には「静床ライト」「足音マット」「P防振マット」の3層構造がおすすめで、合計で15万円以上かかる場合もあります。ピアノ用には専用の「防音クッションフロアマット」も有効です。

Q.すでにカーペットを敷いている場合でも、防音効果を高められますか?

A. 既存のカーペットの下に「足音マット」や「遮音P防振マット」を重ね敷きすることで、防音効果を強化しつつ費用を抑えることができます。

Q.防音相談を受けることはできますか?

A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。

まとめ

いかがでしょうか?

6畳のお部屋を防音すると言っても、対策したい音や環境によっておすすめの対策方法は変わってまいります。対策したい環境に併せて、最適な方法をご選択ください。

防音専門ピアリビングでは無料で防音相談なども承っておりますので、困ったらお気軽にご相談くださいませ。