みなさんこんにちは!防音専門ピアリビングのいのっちです。

最近、ちょくちょくお問い合わせをいただくのが「作業音のような鈍い音がうるさい」といったお声です。

どういった音なのか、お客様によくよく確認してみると、近隣の会社や工場で使用されている「コンプレッサー」の騒音でした。

そこで、こちらの記事では「コンプレッサーの防音対策」をテーマに防音対策をご紹介していきます。

目次

コンプレッサーとは

どんな音が気になる?

おすすめの対策方法

▼コンプレッサーとは

コンプレッサーとは、気体圧縮機(空気を圧縮⇒高い圧力で吐出し、空気の力を利用する機械)のことを指し、工作機械の中では欠かせないものとされています。

イメージしやすくすると、自転車の空気入れを想像いただければと思います。

まずは、レバーを引き上げて空気を吸い込み、レバーを下げるとホースから空気が出てきます。

吸い込んだ空気を空気入れのピストンにより押し出すことで、空気の流れができます。

浮き輪を膨らませる時に使用する足踏みポンプも同じですね。

工作機械の駆動の他、食品加工・医薬品・化粧品の製造や、遊園施設などの動力源などにも使用され、コンプレッサーの種類も用途に合わせて様々な種類があります。

▼どんな音が気になる?

ピアリビングでも、たまにコンプレッサーのご相談をいただくことがあります。

足音や楽器、交通騒音などと違い、コンプレッサーはあまり身近にないものなのでどういう音か言い表しにくいのですが、「ドドド…」と響く工事音のような感じのものや、「ウィーン」という音まで様々です。

特に大きな音がするタイプだと、約60~80dB程となるようです。

70dB以上になると明らかにうるさいと感じる程のレベルになります。

ご紹介する方法で少しでも音を軽減できれば良いのですが、コンプレッサーの音は低音域の音のため、軽減が難しくなってしまいますのでご了承ください><

▼おすすめの対策方法

◆コンプレッサーを防音BOXで囲う

音源元を覆って、周りに音を伝えにくくする方法です。

防音BOXは、防音パーテーション「ココスペースプラス マルチタイプ(コの字型)」の上に、吸音材「ロックウールボード」を乗せて簡易的な囲いを作る

ココスペース プラス

・防音パネル「ワンタッチ防音壁」を強力なテープで固定し、ボックスを作る

ワンタッチ防音壁でボックス作成

・用意してあるボックスに、防音マット「P防振マット」+吸音材「ロックウールボード」を貼る

P防振マット+ロックウールボード

等の方法がございます。

こちらに関しては、さらに詳しい対策方法や施工方法を、以前ブログでご紹介しているので気になる方はご参考ください。

▶︎コンプレッサーの音がうるさい!簡単にできる3つの防音対策



◆下に防音マットを敷く

直接床に響くコンプレッサーの振動音軽減には、下地の防音マット「P防振マット」を敷いていただくのがおすすめです。

おすすめの壁の防音商品

サイズは「910mm×455mm」、厚みは「5mm厚/10mm厚」の2種類をご用意しております。

カッターを使用してお客様自身でカット可能です。

ちなみに、P防振マットは屋外で使用可能なゴム製のマットなので、洗濯機や室外機の下などの防音対策にもおすすめしております。

◆コンプレッサー自体に対策をするのが難しい場合は…

周りから自宅にコンプレッサーの音のような騒音が入ってきていたり、コンプレッサー自体に対策するのが難しい場合は、まずご自宅の窓の対策を強化していただくことをお勧めいたします。

窓やドアは、住宅構造の中でも音が侵入しやすく、漏れやすい場所になっておりますので、特にお部屋に窓の数が多かったり、窓自体が大きい場合は効果的です。

ピアリビングの商品であれば、「窓用ワンタッチ防音ボード」がおすすめ!

窓自体をしっかり塞ぐが難しい場合には、厚手で重量のある防音カーテンを使用しましょう!

通常のカーテンより重たいカーテンを使用していただくだけでも、窓や外からの騒音を軽減することができます。

コンプレッサーは低音域の大きな音がするので、大幅な軽減は難しいですが、少しでもお悩みが解決できれば幸いです。

▼よくある質問

Q.コンプレッサーの騒音はどのような音で、どれくらいの大きさですか?

A. 騒音は「ドドド…」という低音の振動音や「ウィーン」という機械音など様々です。特に大型のコンプレッサーでは、60〜80dB程度の音が発生し、70dBを超えるとかなりうるさく感じられます。

Q.コンプレッサーの騒音対策は難しいですか?

A. コンプレッサーの音は低音域が多く、大幅な軽減は難しい場合もありますが、防音対策を適切に行えば効果的に軽減することが可能です。複数の方法を組み合わせることが推奨されます。

Q.コンプレッサーの騒音対策にはどのような方法がありますか?

A.主な対策方法は以下の3つです:

  • 防音ボックスで囲う
  • 防振マットを下に敷く
  • 窓や室内側の防音対策を強化する(コンプレッサー本体に手を加えられない場合)。

Q.コンプレッサーを防音ボックスで囲む方法は?

A. 吸音材(ロックウールボード)と防音パネル(ワンタッチ防音壁)を組み合わせ、音源を囲うことで騒音を閉じ込めます。既製ボックスにP防振マットと吸音材を貼る方法もあり、DIYでも施工可能です。

Q.防振マットを使った振動対策にはどんな効果がありますか?

A. P防振マットを下に敷くことで、コンプレッサーの振動が床に伝わるのを軽減できます。屋外でも使えるゴム製で、サイズは910×455mm、厚さは5mmまたは10mm。カッターでカットでき、洗濯機や室外機の振動対策にも使われています。

Q.コンプレッサーに直接対策ができない場合、どんな防音方法がありますか?

A. 騒音源に対策できない場合は、自宅側の窓やドアの防音を強化しましょう。音は窓から最も入りやすいため、窓用ワンタッチ防音ボードや厚手の防音カーテンの使用がおすすめです。

Q.防音相談を受けることはできますか?

A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。