みなさん、こんにちは!防音専門ピアリビングのキャサリンです(*^o^*)
騒音トラブルや音の対策をする時に、多くの方が最初に思い浮かべがちなのが、「防音シート」や「防音マット」。
「防音シート」や「防音マット」と聞くと、何となくそれだけでしっかりと音を防いでくれそうな気がしますよね。
でも、使い方や商品の素材によっては、逆に音が響きやすくなったり振動が伝わりやすくなってしまうことも!
今回の記事では、お客様からよくお問い合わせ頂く「防音マット」・「防音シート」の違いと、目的に合わせたおすすめの防音マットに関してご紹介していきます。
目次
▼そもそも「防音マット」と「防音シート」ってどこに使うもの?
「防音シート」とか「防音マット」って、響き的にもそれだけで何にでも有効な、万能なアイテムのように聞こえますよね。
よく思い浮かべがちな「防音シート」・・・
実際に、工事中の物件や建物に、「防音」と大きく記載されたシートのようなものを思い浮かべる方も多いと思います。
みなさんが想像するような薄手で扱いやすい「防音シート」は、主に、工事中の物件の周りや、【窓】・【壁】に使用されます。
かといって、実際にそういった薄手で扱いやすい「防音シート」を単体で使用して防音効果があるかというと、大きな効果は期待できません。
もちろん、ないよりは音は軽減されますし、耳に痛い、高音域のキーンとするような音は、発生源を「防音シート」で覆って、少し距離をおくことである程度抑えることができます。
工事中に使用されているような「防音シート」は、まさに今お伝えしたような役割を果たすために使用されています。
よく思い浮かべがちな「防音マット」は・・・
次に、「防音マット」に関してですが、シートと比較するともう少し厚手のタイプを思い浮かべられる方が多いと思います。
「防音マット」の定義はさまざまで、ゴム性の重量がある固めのマットを思い浮かべる方もいれば、軽量で柔らかいクッション性のあるタイプを思い浮かべる方もいると思います。
どちらも「防音マット」と称しても間違いはないですし、実際、主に【床】、そして【壁】などに使用される場合が多いです。
「防音シート」や「防音マット」は、決まった定義がなく、さまざまな性質の商品がそう呼ばれることが多いからこそ、防音効果もさまざまであり、対策したい音や、用途に合わせた商品を選択することが重要になります。
では、実際に、「防音シート」や「防音マット」はどこに使用するのが適切なのでしょうか?
「防音シート」に関して言えば、別名:「遮音シート」と言われる役割をする商品が多く、「吸音材」というアイテムと合わせて【壁】に設置することで、防音効果を高めることができます。
そのため、ピアリビングでは、主に「吸音材」と合わせて、【壁】・【窓】・【ドア】へのご使用をお勧めすることが多いです。
なお、ここで重要なポイントが、あくまで「吸音材」と併用していただくということです。
「防音シート」を単体設置した場合、基本的にはほとんど効果を感じられない場合が多いです。
その理由に関して、詳しく知りたい方は、下記ブログ記事やYoutube動画にて解説していますので、よろしければ合わせてご参考ください。
▼「防音マット」と「防音シート」の違いとは?
それでは、「防音マット」と「防音シート」は、一体何が違うのでしょうか?
といっても、先ほど簡単にお伝えしたように、そもそも「防音マット」と「防音シート」にそれぞれ明確な定義などはございません。
イメージとして、マットはある程度厚みのあるもの、シートは薄くて安価で手軽に取り付けられそうなもの、といった違いがございます
。 そのため、ピアリビングでは、以下のように捉えています。
▽防音マット
防音専門ピアリビングでの定義: 3mm以上厚みのある防音商品。通常、床や壁に使用されます。
▽防音シート
防音専門ピアリビングでの定義: 3mm未満の厚みの防音商品。基本的には吸音材と併用して、壁や天井に使用します。
▼「防音マット」の種類と正しい使い方
「防音シート」と「防音マット」についてご説明したところで、ここからは、主に床の対策として有効な「防音マット」の種類や使い方に焦点を当てていきたいと思います。
防音に関連するキーワードを調査していると、本当によく目にするのが、「〇〇+防音マット」の組み合わせです。
この、〇〇の部分は、ピアノだったり、足音だったり、検索される方が気になっている音の種類が入っている場合が多いです。
それだけ、様々な音の対策に有効だと思われている「防音マット」。
実際に、どんな種類があるのでしょうか?
防音マットの種類として、大きく2つに分類されます。
(1)一つは、ゴム素材を主原料に作られている重量のある「防音マット」です。
…ゴム素材を主原料とした防音マットは、重量がある分、空気を伝わる音を遮る“遮音効果”にも優れており、横揺れと縦揺れが入り混じった、洗濯機や室外機から発生するような鈍い振動を抑えるのに適しています。
階下からの生活音が、床を通して伝わってくる場合や、洗濯機や室外機・ドクターエアなどのマッサージ機のような振動を対策したい場合は、ある程度重量のある、ゴム素材の「防音マット」を使用していただくことをお勧めいたします。
ピアリビングの商品であれば、「P防振マット」という防音マットが、上記タイプの防音マットに該当します。
(2)もう一つは、クッション性があって柔らかいタイプの「防音マット」
そして、もう一つの種類が、クッション性があって、基本的には軽量で柔らかいタイプの「防音マット」です。
こちらのタイプの防音マットの特徴として、主原料に「ポリエステル」や「EVA素材」などが使用されています。
…こういった、低反発性やクッション性があって軽量な「防音マット」は、主に発生した振動自体を吸収して和らげる効果があります。
また、空気を伝わる音を吸収する“吸音効果”にも優れており、主に足音のような、縦揺れの振動を抑えるのに適しています。
自室で発生する、子供やペットの足音対策や、話し声・生活音の階下への音漏れを対策したい場合は、クッション性がある柔らかい「防音マット」を使用していただくことをお勧めいたします。
ピアリビングの商品であれば、「足音マット」という防音マットが、上記タイプの防音マットに該当します。
また、どちらのタイプの防音マットにも該当することとして、厚みは出来るだけ厚いものをご選択いただくことをお勧めいたします。
厚みが厚ければ厚いほど、音や振動の軽減効果は高まります。
そして、もし、可能な場合は、出来るだけ上記2種類の防音マットを組み合わせて対策していただくことをお勧めいたします。
重ね方としては、音や振動自体を和らげる効果のある、柔らかいタイプを上と下に設置していただき、その間にゴム素材の重量のあるタイプを挟み込んでいただくのが最も効果的です。
実は、ピアリビングでよくお勧めしている、防音タイルカーペット「静床ライト」と「足音マット」の組み合わせは、まさに今お伝えした構造での組み合わせになっています。
自分の対策したい音が、どちらのタイプに該当するかわからない場合や、どちらも対策したいという場合には、上記でお伝えしたように、どちらも重ねて設置していただくことをお勧めいたします。
ただ、予算的にどちらも設置するのが厳しいということであれば、床の対策であれば、どちらの特徴も兼ね備えた「防音カーペット」をまずはご使用いただくことをお勧めいたします。
▽防音カーペット「静床ライト」
▽防音カーペット「静床プレミア
また、お客様の音のお悩みに合わせて、当店の防音テクニカルサポートスタッフが、対策方法をご提案したり、お見積もりを行うことも可能です◎
振動音や足音など、床の防音対策でお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください!
*その他、商品や防音に関するお問い合わせも随時承っております!
◎YouTubeの「ピアリビング公式チャンネル」では、毎週防音豆知識や商品情報を配信中です♪
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抜粋 敬称略
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抜粋 敬称略