みなさん、こんにちは!ピアリビングの野林です。

ピアリビングは、創業から約30年近く、防音に関連する商品やサービスを扱ってきました。

防音というと、防音シートや防音マットも人気の検索キーワードですが、最近特に検索されているキーワードが「防音室」です。

実際に自宅に防音室を導入するとなると、お値段も高いし、性能や防音効果の違いももちろん気になりますよね。

こちらの記事では、大手3社の「防音室」について、比較しながらご紹介します。

目次

▼ 防音室のオススメの使用用途

そもそも、なぜ「防音室」を検討するのでしょうか?

防音の鉄則は「なるべく音の発生源に近い場所で対策し、音の発生源を囲い込む」ことです。

防音室は、音の発生源を閉じ込めて、完全に囲い込むことができるので、最も効率・効果の高い防音対策方法と言えます。

実際に販売されている防音室は、サイズも性能も価格帯も様々です。

特に最近人気なのが、おひとり様用の小さめの防音室です。

実は、この狭さも防音効果を高める効果があるんです。音が出てすぐに、近い場所で吸音・遮音することによって、音を遮ることができます。

防音四方を囲む

(↑こんな感じでまるっと囲うことが大切)

さらに、防音室なら、外からの音もしっかり遮ることができる点もメリットと言えます◎

そのため、楽器の演奏や歌・ライブ配信・宅録用などにはもちろん、テレワークや在宅勤務など様々な用途で、防音室はご活用いただけます。

▼ 防音専門ピアリビングの防音室「おてがるーむ

当店で販売しているオリジナル防音室「おてがるーむ」はその名前の通り「お手軽」に導入いただける組み立て式防音室です。

届いてすぐに、工具不要でそのまま組み立てが可能です。

また、防音室の性能として、他社の製品と大きく違う点として、防音室内部の防音パネルの構造が挙げられます。

他社製の防音室の壁面やパネルには、基本的に吸音材のみが内蔵されていますが、ピアリビングの「おてがるーむ」は吸音材で遮音シートを挟み込んだサンドイッチ構造になっているんです。

遮音シートは、重量の関係もあり、あまり簡易的な防音室には用いられることがないのですが、「おてがるーむ」なら、三層構造の効果でしっかりと音を遮ることが出来ます。

おてがるーむ

さらに、工事不要の組み立て式なので、解体→再組み立ても可能!

ピアリビング本社には、4~5回ほど再組み立てを行った「おてがるーむ」をショールーム用に展示しておりますが、特に防音効果や使用上に問題はありません。

実際に本社スタッフも、電話対応やミーティング時に使用しています。

(休憩時間には楽器を演奏しているスタッフも・・・!)

▼その他、よくお問い合わせいただく防音室

【1】YAMAHA製「アビテックス」

アビテックス
引用元:https://www.yamahamusic.jp/shop/osaka-namba/avitecs.html

YAMAHAの「アビテックス」と言えば、防音室を検討しているみんなが知っていると言っても過言ではないほど有名な防音室です。

費用も高額ですが、その分、防音室の性能も期待できます。

【2】株式会社カワイ音響システム製「ナサール」

https://www.kawai-os.co.jp/_promo/01/image/p3.webp
引用元:https://www.kawai-os.co.jp/product.aspx

株式会社カワイ音響システム製の防音室「ナサール」も、アビテックス同様に、完全に囲い込み型の防音室です。

また、基本的には設置・取り付けまで、販売元が行います。

▼ 実際に、3社の防音室を比較してみました!

実際に、先ほどご紹介した2社の防音室と、ピアリビングの防音室「おてがるーむ」を比較してみました!(※自社調べ)

さらに比較をイメージしやすいように、自作で防音室を作成した場合の「自作防音室」という基準も設けています。

自作防音室は、クローゼットなどに吸音材や遮音シートを貼り、カーペットを敷いたような簡易的なものをイメージしてください。

(1)防音性能の違い

  1. ナサール   ★★★★★
  2. アビテックス ★★★★
  3. おてがるーむ ★★★
  4. 自作防音室  ★

防音性能が最も高い防音室は、生ドラムなどにも対応した最も高い遮音性能値「Dr-50」を叶えるカワイ様製のナサール◎

アビテックスも「Dr-40」に対応していて、トランペットやサックスなどにも対応可能のようです。

ドラムやピアノを心置きなく演奏できる性能・・・素晴らしいですね!

一方で、ピアリビング製のおてがるーむはJIS規格にてデータを取得していないため、同じ値にて示すことはできませんが、フルートなどの楽器演奏にも対応しております◎

自作の防音室は、どうしてもパーツとパーツが後付けになってしまうため、隙間が生まれやすいのがデメリットなんです。

ただし、隙間対策や防音材を正しく選んでいただくことで、歌声や大きな話し声などを軽減することは可能かと思います!

(2)費用面での違い

  1. 自作防音室  ★★★★
  2. おてがるーむ ★★★
  3. アビテックス ★★
  4. ナサール   ★

※星の数が少ないほど高額になります。

費用面ではやはり、自作防音室が最安値から始められますが、どこまで強化するかによってもかかってくる費用は変わってきます。

今回比べた費用はあくまでも初期設備の目安になりますので、機能やオプションのカスタマイズによっては順位が変動する場合がございます。

大手他社製人気防音室についてはそれぞれ最安値を比べると、ナサールの方が少々手頃でしたが、アビテックスを出されているヤマハ様より今年1月に出たばかりの「DIY.M」という組み立て式防音室の方が、より手頃でしたのでこのような評価となりました。

(3)導入のハードル

  1. おてがるーむ ★★★★★
  2. 自作防音室  ★★★★
  3. アビテックス ★★
  4. ナサール   ★★

導入のハードルは、ピアリビングの「おてがるーむ」が一番導入しやすいかと思われます。

設置も比較的簡単で、費用面では自作防音室より高額になる場合がありますが、施工の手間や防音効果を考えると「おてがるーむ」に軍配が上がりました◎

次点に、カスタマイズしやすい自作防音室。

素材や組み立て方、防音効果や予算などを自分で全てカスタマイズできるので、高額な防音室よりは導入のハードルは低くなります。

既存のアビテックスやナサールについては、絶大な防音効果の分、予算や搬入も大掛かりになるため、導入へのハードルも高くなります。

▼ まとめ

  • どんな音を防音したいのか
  • どれくらい防音したいのか
  • 導入資金
  • 確保できるスペース

上記を基準にしてみると、自分がどの防音室を取り入れるべきかのイメージがつきやすいかなと思います。

ヤマハ様やカワイ様は、サイズや防音性能が選べるみたいなので、そこも嬉しいですね!

「初めての防音室だから手頃なものから・・・」という考えも正解ですし、「どうせ長く使うから最初からハイクラスなものを・・・」という考えも正解なのです。

ちなみに、もし私が自宅に防音室を導入するとしたら、限られたスペースで心置きなく歌を歌えるように、「おてがるーむ」か「DIY.M」かなと思っています。

もちろん、大音量で楽しみたい!出来るだけとにかくしっかり防音したい!という場合には、防音効果のJIS規格で最強値を叶える、カワイ様の「ナサール」がオススメです。

大手他社様の防音室は、お近くの楽器店などでお試しいただけるかと思いますので、ぜひぜひ体感してみてください!

おてがるーむはピアリビングのショールームに置いてますので、こちらもぜひお気軽に体感しに来てください!

お待ちしております◎

*その他、商品や防音に関するお問い合わせも随時承っております!

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