皆さん、こんにちは。防音専門ピアリビングのはるきちです!

こちらの記事では、自宅の壁が薄くて騒音や音漏れが気になる方や、木造建築で築年数が古い物件の壁の防音効果を底上げしたい方に向けて、3つの防音方法をご紹介します。

お金をかけずに対策する方法もご紹介しておりますので、ぜひご参考ください!

目次

▼「家の壁が薄い!」少しでも防音したい時の3つの対策方法

「私の家の壁、薄いんじゃないか…?」

明らかに壁から隣の音が聞こえる…そう感じることがあるかもしれません。

築年数が新しい物件は壁厚は15cm程度あると言われています。

一方で、築年数が古い物件は壁厚が12cm程しかありません。

当然ですが、壁厚が薄いと壁から音が伝わってしまう可能性は高いです。

そこで今回は、家の壁が薄い時にできる3つの防音対策をご紹介します。

(1)壁に吸音材と遮音シートを貼る

まずご紹介するのは、壁に吸音材と遮音シートを貼る方法です。

ここで吸音材と遮音材について復習したいと思います。

吸音材とは…音を吸収する性質を持つ建材。設置することで、お部屋の中で響く音を吸収し和らげてくれる効果がある。

遮音材とは…音を跳ね返す性質を持つ建材。周りからの音を跳ね返して音が伝わらないようにする効果がある。

ただしお部屋の中で発生した音を跳ね返すことにより、室内の音が響きすぎて大きく聞こえてしまうことがある。

中には遮音シートだけを壁に貼る方がいますが、上記でご紹介した通り、遮音シートだけだと「お部屋の中で音が響き、更に音が大きく聞こえてしまう」ということが起こってしまいます。

壁に防音対策する場合は、遮音シートだけではなく吸音材も貼るようにしましょう。

実際に吸音材と遮音材を設置したイメージ写真がこちらになります。

▽詳しい手順はこちらの動画でご紹介しているので、ご覧ください。



簡単に説明すると、遮音シートを吸音材と同じ大きさ(50cm×50cm)にカットする。

それらをスプレーのりや木工用ボンドで貼り合わせる。設置箇所の壁にあらかじめマスキングテープを貼り付け、上から強力な両面テープで貼り付ける。

※個人的には木工用ボンドよりもスプレーのりの方が瞬時に接着するので、接着が簡単に感じました。

ただし作業スペースをしっかりと確保する必要があります。

※今回2人で作業を行い、トータル5,6時間かかりました^^;

(2)壁に本棚などの家具を置く

吸音材や遮音材を設置しなくても、音が気になる側の壁に家具を設置するだけで多少防音になります。

よく新居のお部屋って物が何も置いていないので、音が響いて聞こえますよね。

お部屋に家具が設置されることで、家具自体が音を吸音してくれるので、音の響きが和らぎます。

ちなみに床はフローリングよりも毛足の長い絨毯やラグを敷くことで、多少音が和らぎます。

良ければお試しください。

(3)お部屋の中に防音ブースを作る

最後にご紹介するのは、お部屋の中に防音ブースを作る方法です。

正直この方法が3つの中では最も効果的です。

安価、かつ高い防音効果を求めるのであれば、四方を囲って防音ブースを作る方法が確実です。

本格的にDIYされたお客様は、防音パネル「ワンタッチ防音壁」と「防音カーテンコーズ」と「ラブリコ、2×4材」を使用してこのように作られていました↓

ここまで対策を行えば、天井と開口部をふさぐことができるので、とても防音効果が高くなります!

そういえば、ちょうど先日「男の隠れ家」という雑誌の「小さな書斎の造り方」をテーマに、吸音材「ロックウールボード」が紹介されました。

ロックウールボードは、吸音材の中でも密度が高く、触り心地は比較的固くしっかりとしています。

簡単にカッターでカットできるので、設置が楽々です。

ただし注意点を挙げるとすると、ロックウールボードは触ると肌がチクチクしてしまいます。

肌に害はありませんが、肌が敏感な方は使用を控えていただくようにお願いします。

もしくはロックウールボードを更にクロスで覆うことで肌へのチクチクが抑えられます。

ただしその分、吸音効果が落ちてしまいますのであらかじめご了承ください。

まとめ

いかがでしょうか。今回は、壁が薄い時にすぐにできる防音対策を3つご紹介しました。

これらの防音で劇的に音が軽減されるという訳ではありませんが、今よりも多少音を和らげることは可能かと思います。

少しでも、みなさまの壁の防音対策のご参考になれば幸いです!

その他、商品や防音に関するお問い合わせも随時承っております!

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