みなさん、こんにちは!防音専門ピアリビングのキャサリンです(^^)

11月に入って、いよいよ気温も冬めいてきました。

休日に、こたつでのんびりしながらゲームをする時間は至福のひと時です。

ゲームに夢中になると、どうしてもリアクションが大きくなってしまいますが、特にオンラインゲームや通信ゲーム中のボイスチャットの音は、お部屋の外だけでなく、家族間で騒音トラブルに発展することも。

そこで、こちらでは、ボイスチャットやゲーム中のリアクション音についてと、その対策方法についてご紹介します。

目次

▼ ボイスチャットやゲーム中のリアクション音って、どれくらいうるさいの?

ゲーム中のリアクション音や、ボイスチャットの音に限らず、声は意外と周囲に響きます。

怒鳴り声や、かなり大きな笑い声だと、約90デシベル以上の計測値が出ることも。

この、「約90デジベル」というのは、目安として騒々しい工場の中や、カラオケ店内などが挙げられます。

3m以内の距離での会話ですら、「約60デシベル(走行中の自動車音) 」と言う数値が計測されるため、「話し声は自分たちが思っている以上にもう一段階うるさいんだ」と認識して頂くことが大切なんです。

住宅で出す音は「昼間なら55デシベル以下・夜間なら45デシベル以下」が基準値です。

これを超えると騒音と認識されてしまいます。

昼間は、人通りもあり交通量も多いため、周りの音と相殺しあって、ゲーム中の音や話し声が大きな騒音問題になることは少ないです。

しかし、夜間にゲームをする場合、周りが静かな分些細な音も響きやすくなりますので、思っている以上に話し声も騒音になりえるという認識を持つようにしましょう。

▼こんなトラブルに発展することも・・・

夜間のゲームによるボイスチャットの音やリアクション音は、近隣への騒音問題だけでなく、家庭内のトラブルに発展することもあります。

2021年には、実際に「ゲームをする声がうるさい」と、同居している弟を兄が刃物で暴行するといった、痛ましい事件も発生しました。

普段のストレス解消や、単純に楽しむために趣味のゲームに没頭することは悪いことではありませんし、咎められることではありませんが、それが逆に周囲や家庭内で新たなストレスや亀裂を産んでしまっては元も子もありません。

近隣から苦情が来てしまうと言うことは、そもそも家庭内や同じ室内ではもっとうるさく響いてしまっていると言うことです。

まずは、「声は自分が思っている以上に響いていて、うるさいんだ」という認識を持った上で、自分も周囲もストレスなくゲームや趣味を楽しむことができるように、思いやりや配慮を保つことが大切です。

▼少しでも音が気にならないように対策する方法3選!

最後に、実際に賃貸住宅の家庭内でもできる防音対策方法について、レベル別にご紹介します。

レベル1:壁や机に軽量の吸音材を貼り付ける方法

一番簡単な対策方法として、ゲームや動画を見ているデスクの周りの壁や、そもそも音が聞こえてくる壁面に、ウレタン素材やフェルト素材の吸音材を設置していただくといった方法があります。

グランドピアノ

ウレタンチップフォームの吸音材や、フェルト素材の吸音材などは、ホームセンターやインターネットで比較的安価に購入することができます。

話している時の声が跳ね返りやすい正面や周囲の壁に吸音材を設置するだけで、音が柔らかくなり、キンキンとした高い音は響きにくくなります。

ピアリビングでは、デスク上に簡単に設置できて、折り畳んで収納することもできる快適集中パーテーション「ココスペース」や、裏面に粘着剤がついており、軽量なのでそのまま天井や壁に設置可能なウレタン吸音材「カームフレックス」などを取り扱っております。

どちらも扱いやすく、軽量なので、防音対策初心者の方にもおすすめの防音商品です。

ココスペース
グランドピアノ
ココスペースプラス
グランドピアノ
▽ウレタン吸音材「カームフレックス
グランドピアノ

また、リアクション音として問題になりやすいのが「台パンの音」です。

台パンとは、机や台をバンバンと叩いてリアクションすることを指すのですが、この音も騒音の原因になりやすいです。

自分が台パンしてしまっている場合は、台パンする机や台にある程度柔らかさと厚みがある「防音マット」を敷いていただくことをお勧めいたします。

足音マット

柔らかく軽量で設置しやすいため、滑り止めシートなどと合わせて設置していただくがおすすめ

グランドピアノ
静床ライト

タイルカーペットですが、カッターでカットが可能なため、大きなリアクションをしてしまう場合には、足音マットと重ねて設置するのがおすすめ

グランドピアノ

レベル2:防音カーテンで遮ってしまう方法

次に、ゲーム配信や動画視聴をしているスペースと、そうでないスペースを防音カーテンで仕切ってしまうという方法をご紹介します。

厚手で重量のある防音カーテンを使用することで、今まで直接耳に届いていた話し声や笑い声などが、ある程度聞き取りづらくなります。

▼防音カーテンで仕切る方法については、下記の動画で詳しくご説明しております。


↑計測方法から設置方法までは、上記の動画をご参照ください。

▼実際に、防音カーテンで仕切った場合の防音効果については、下記動画で検証しています。


今回ご紹介した動画内で使用している防音カーテンは、ピアリビングオリジナルの六重構造防音カーテン「ドア用コーズ」です。

「ドア用コーズ」は、カーテンの表裏を表地で使用している生地で縫製しているため、間仕切りとして設置しても、違和感なくご使用いただけます。

裏地は、遮音効果のあるアクリル樹脂でコーティングした二層生地になっており、全部で六重構造の厚手で重量のある防音カーテンです。

その他、突っ張り棒で取り付けられて、吸音材も差し込める「ポケット付き防音カーテン」もご用意しています。

ポケット付き防音カーテン「パーテン」

レベル3:吸音材や防音パネルで完全に仕切ってしまう方法

最後にご紹介する方法が、吸音材や防音パネル&すきま用のテープなどを使用して、完全に空間を仕切ってしまうという方法です。

「吸音材+遮音シート」をそれぞれ貼り合わせて防音パネルを自作したり、ピアリビングオリジナルの防音パネル「ワンタッチ防音壁」などを使用して間仕切りを設置することで、大きく音を遮ることができます。

▼お部屋を仕切る方法については以下の動画をご参考ください。


▼実際に周りを防音パネルで仕切った場合の防音効果については、以下の動画で検証しております。


上記の動画でご紹介したように、ディアウォールやラブリコなどの、ツーバイ材と言われる木材を突っ張らせて設置することができる取付部材を使って、出来るだけ天井から床まで、周囲を全面的に囲って対策していただくことでより高い防音効果が期待できます。

パネルで囲っても隙間が発生してしまう場合は、そういった隙間部分をクッション性のあるすきま用のテープなどで塞いでいただくことで、隙間からの音漏れも合わせて軽減することができます。

もちろん、周囲を覆ってしまうことで、光が入らなくなったり、熱気や冷気など空気がこもりやすくなるといったデメリットも存在します。

▼まとめ

「簡易的な防音効果のあるパーテーションを設置すると効果がありますか?」

というご質問をいただくこともありますが、パーテーションの場合は上下や左右に大きく隙間ができてしまうので、防音カーテンで仕切るよりも効果が期待できない場合が多いです。

自分がどの程度まで音を軽減したいのかを確認しながら、少しずつ対策範囲を広げたり、対策のレベルをあげていただくことをお勧めいたします。

*その他、商品や防音に関するお問い合わせも随時承っております!

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