ご相談内容

大きな道路には面していない一軒家なのですが、大型バイクのふかす時の低音や近くの大きな道路を通るトラックのエンジン音がうるさく感じます。

このような音を防音することはできますか?

部屋全体を防音しないと効果はないでしょうか?

回答内容

一軒家は、窓だけではなく、壁からも音が入ってくる可能性もあります。

また、バイクのエンジン音やトラックのエンジン音は、低い音なので防音対策が難しい音の種類です。

部屋全体に防音対策をすることが理想ですが、まずは窓の防音対策から始めましょう。

窓の防音対策対策を行っても、音が気になる場合は壁の防音対策を行うようにしましょう。

窓の防音対策として、次の3つの方法があります。

1.防音カーテンで対策する

2.窓をパネルで塞いで対策する

3.内窓をつけて対策する

3つの対策についてのメリット・デメリットを紹介していきます。

1.防音カーテンで対策する

もっとも、カンタンにできる防音対策が1番のメリットです。
賃貸物件でも、どこにも傷をつけることなく防音対策ができます。

最近は、各メーカーからいろんな種類の防音カーテンが販売されています。

防音カーテンを選ぶポイントとして重要なのは、厚さと重さです。
生地が何枚も重なっていて、重さがあるカーテンの方が少しでも防音効果が高くなります。

デメリットとしては、バイクのエンジン音やトラックのエンジン音は低い音なので、防音カーテンだけでは防音効果を感じられない場合があります。

防音カーテンだけで対策をする場合は、窓に付いているカーテンレールの2つともに防音カーテンを付けて、何重にも対策をすることで、少しでも防音効果を高めることができます。

2.窓を塞いで対策する

窓をパネルで塞ぐことで、防音効果が高まり、 バイクのエンジン音やトラックのエンジン音を軽減することができます。

防音カーテンより厚みや重量があるので、防音効果が高いのがメリットになります。

・密度が高い吸音材を使う。
・吸音材と遮音材を組合せて使う
・すきまができないようにぴったりサイズで防音パネルを作る

工夫をすることで、バイクのエンジン音やトラックのエンジン音のような低音の防音効果が高くなります。

窓のサイズに合わせて作る、オーダーの商品も販売されていますので、このような商品を購入すれば、取付はカンタンです。

窓用ワンタッチ防音ボード

しかし、窓を塞ぐので、「真っ暗になる」「空気の入れ替えができない」「ベランダへの出入りするときに外さないといけない」などのデメリットがあります。

3.内窓をつけて対策する

防音効果が高くて使い勝手がよいのは、内窓です。
二重窓とも言われます。

内窓は、防音効果が高く、光も入り、開閉が楽というのがメリットです。
防音カーテンと併用することでさらに効果が高まります。

注意していただきたいのは、内窓の防音効果は硝子の種類によって違ってきます。

防音を目的として、内窓を付ける場合、硝子の種類は「防音合わせガラス」を選択してください。

なお、内窓は窓枠にネジで固定するので、原状回復ができないというのがデメリットです。

最近、賃貸物件でも取付可能な内窓の販売もあるので、原状回復ができないというデメリットはなくなりそうですね。

よくある質問

Q. 大型バイクやトラックの騒音はなぜ家の中にまで響くのですか?

A. エンジン音は低音域にあたるため、壁や窓を通じて振動しやすく、室内に響きやすい特徴があります。特に一軒家や築年数の古い住宅では、窓からの音漏れが主な侵入経路になるケースが多く、防音対策が難しいとされています。

Q. 騒音が気になるとき、どこから防音対策を始めるのが良いですか?

 A. 最初に行うべきは「窓」の防音対策です。窓は音の侵入口になりやすく、対策することで大きな効果が期待できます。窓で改善されない場合は「壁」にも対策を広げましょう。

Q. 窓の防音にはどんな方法がありますか?

 A.・防音カーテンの使用:手軽に始められる方法で、特に中高音には効果的です。低音には効果が薄いため、二重に吊るすなどの工夫が推奨されます。
・防音パネル(ワンタッチ防音ボード)で塞ぐ:高密度な吸音材と遮音材を組み合わせて、窓を物理的に塞ぐことで大幅な防音効果が得られます。
・内窓(二重窓)の設置:防音合わせガラスを用いた二重窓は、最も効果的な窓の防音手段です。

Q. 賃貸住宅でもできる防音対策はありますか?

 A. はい。工事不要の「防音カーテン」や「ワンタッチ防音ボード」は、壁を傷つけずに設置できるため、賃貸でも使用可能です。取り外しも簡単で、引越し先でも再利用できます。

Q. 防音カーテンは本当に効果がありますか?

 A. 厚手の防音カーテンは風切り音や話し声など中高音には一定の効果があります。ただし、大型バイクやトラックのような低音には十分ではないため、「防音ボード」のように重さのあるものでの対策が理想的です。

Q. 二重窓にする場合、どんなガラスを選べばよいですか?

A. 防音効果を最大限に高めるには、「防音合わせガラス」が推奨されます。断熱性も高く、快適な室温維持にも貢献します。近年では原状回復可能な二重窓も登場しており、賃貸住宅にも対応可能です。

Q. 壁からも音が入ってきていると感じる場合は?

 A. 壁には吸音材と遮音シートを組み合わせた防音パネルの設置が有効です。窓対策の次に取り組むべきポイントです。

Q. トラックの音が原因で眠れません。最も効果的な対策は何ですか?

 A. 窓を「ワンタッチ防音ボード」や「二重窓」で密閉し、さらに壁にも吸音+遮音材のパネルを設置することで、高い防音性能を確保できます。音の侵入口を順に対策することで、騒音による睡眠障害を軽減できます。

Q.防音相談を受けることはできますか?

A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。

まとめ

一軒家は、窓だけではなく、壁からも音が入ってくる可能性もあります。

また、バイクのエンジン音やトラックのエンジン音は、低い音なので防音対策が難しい音の種類です。

部屋全体に防音対策をすることが 理想ですが、まずは窓の防音対策から始めましょう。

窓の防音対策には、3つの方法があります。

1.防音カーテンで防音対策をする

2.窓をパネルで塞いで防音対策をする

3.内窓をつけて防音対策をする

それぞれの対策にはメリット・デメリットがありますので、ご自身のニーズにあったものを選んで防音対策を行ってください。

窓の防音対策対策を行っても、音が気になる場合は壁の防音対策を考えましょう。