こんにちは、防音専門ピアリビングのふくちゃんです。

自分でお部屋の防音対策をするときに、まずは何を使ってどうすれば音を防げるのか分からないですよね…

特に、お金をかけたのに全く効果がないと最悪です。

対策を行う前に適切な素材選びや音を防ぐ仕組みを理解しておくと、費用を抑えつつ効果的な防音対策をすることができます。

さて、こちらの記事では、これからこれから防音対策を検討されている方に向けて、やってはいけない防音対策を3つご紹介します。

音に悩んだ時にやってはいけない防音対策3選

(1)吸音材を貼ってみる

「お隣の家に音を漏らさないようにしたい!」「隣の家からのテレビの音が気になるから対策したい!」

そんなお悩みの方がまずやりがちなのが「吸音材を壁に貼ってみる方法」だと思います。

吸音材を壁に貼ることで壁にぶつかる音を吸収し、反響する音を軽減する効果はあるのですが、音は反対側へ抜けてしまいます。 

抜けてしまう音を防ぐ場合は、音を遮断する役割のある「遮音シート」を組み合わせて、音を外に通さないようにすることが重要です。

吸音材の裏面に遮音シートを貼り合わせた防音ボードを壁に設置することで、より効果的に対策することができます。

ピアリビングの商品であれば、遮音シート「サンダムCZ-12」がおすすめです。 カットもしやすいので初心者の方でも取り扱いやすい遮音シートです。

防音対策で重要な「吸音」と「遮音」についてを以前こちらの動画でも詳しく解説しておりますので、よろしければ合わせて参考にされてみてください。



(2)素材が軽いもので対策する

防音対策において、素材選びも重要です。

吸音材だけでも様々な素材がありますが、ふかふかしたスポンジ状の吸音材を使っている方をよく見かけます。

お部屋の中の反響する音を軽減した場合は、スポンジ状のウレタン吸音材で効果は得られるのですが、「音を外に漏らしたくない!」「周りからの音を軽減したい!」などの防音対策目的だと難しいです。

より効果を高めるには、「密度」と「重量」と「厚み」がポイントになります。

効果が高い吸音材としておすすめしているのが、高密度吸音材「ロックウールボード」です。

湿気に強いロックウール素材の吸音材で密度が非常に高く、中高音域の音から低音域の音まで防音対策をするのにおすすめの吸音材です。

もちろん、上記でご紹介した遮音シートと併用をおすすめしておりますが、ご自身でDIYすることが難しい方は、「ワンタッチ防音壁」での対策がおすすめです。

ワンタッチ防音壁は、すでに「吸音材」 と「遮音材」を組み合わせたサンドイッチ構造になっています。1枚のサイズ90cm×90cm厚み5cmで、重量はスタンダードタイプで6kg、プロタイプで8kgあります。

かなり高密度な吸音材を使用していることと遮音シートも合わさっていることにより、1枚あたりの重量もあるため、高い防音効果を発揮します。

お客様の壁のサイズに合わせて、防音パネルをmm単位でピアリビングでお作りしてお届けするので、届いたらそのまま壁に設置でき、手間がかからずに防音対策をすることができます。

ワンタッチ防音壁は下記お見積もりツールを使って、簡易的に価格のお見積もりが可能ですので、よろしければご参考ください。
→ワンタッチ防音壁 お見積りツール

(3)◯◯だけ対策する方法

「◯◯だけ」に当てはまるのは、なんだと思いますか?

正解は、「壁だけ」「床だけ」「窓だけ」対策する方法です。

防音対策において、場所を特定して対策する方法は重要ですが、それぞれの場所だけ対策して満足する方が多いです。

自分が出している音がお隣に伝わらないように壁の対策を強化しても、話し声や楽器の音、テレビの音など空気で伝わる音は隙間ができやすい窓やドアから漏れてしまいます。

音がどこから漏れているか、音がどこから聞こえているかをある程度特定して、優先的に対策することは重要ですが、様子を見ながら他の箇所も合わせて対策することをご検討ください。

よくある質問

Q. 吸音材を壁に貼るだけでは防音にならないのはなぜですか?

A. 吸音材は室内の音の反響を軽減する役割はありますが、音の「侵入」や「漏れ」を防ぐ遮音効果はほとんどありません。防音を実現するには、「遮音シート」などの遮音材と組み合わせることが必要です。吸音+遮音の「サンドイッチ構造」にすることで、防音効果が高まります。

Q. 軽い素材(スポンジ状の吸音材など)を使った防音が失敗するのはなぜですか?

A. 音を軽減する際に「重さ・厚み・気密性」の3点が重要になります。軽い素材は重さや密度、厚みが足りず、音の遮断には向いていません。たとえば「ロックウールボード」などの高密度吸音材や、遮音材との併用が効果的です。

Q. 「壁だけ」「床だけ」など一部だけの防音対策では不十分なのはなぜですか?

A. 音は空気や構造体(壁・床・天井)を通じて伝わるため、1箇所のみの対策では別の経路から音が漏れてしまう場合があります。優先度をつけながらも、複数の箇所(壁・床・窓・ドアなど)をバランスよく対策することで効果が高くなります。

Q.防音相談を受けることはできますか?

A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。

まとめ

 いかがでしたか?

こちらの記事では、音に悩んだ時にやってはいけない防音対策をご紹介しました。

音の種類や建物の構造によっても対策方法は異なりますが、今回ご紹介したポイントを押さえて防音対策することをおすすめします!