この音どうすれば軽減する?集合住宅の騒音対策
集合住宅にお住いの方が抱えるお悩みの中で、もっとも多いのが騒音問題
近年、人々が「うるさい」と感じる音の基準が低くなり、ちょっとした生活音も気になってしまいトラブルが増えています。

集合住宅の場合、上から足音がするからといって上の階の人が原因とは限りません。

実は、斜め上のお住まいやお隣や階下だったという事例もあります。
では音はどのようにして伝わってくるのでしょうか?
騒音は、音の伝わり方の種類によって伝わる範囲や対策の方法が変わりますので、ご注意ください。
音の伝わり方には空気音( 空気伝播音 ) と 固体音( 固体伝播音 )の2種類があります。

空気伝播音は話し声やテレビの音、楽器の音色など空気を振動させて伝わる音、
固体伝播音は椅子を引く音や足音、ドアの開け閉め、ピアノやドラムのように床に接地する楽器などの床や壁の振動で伝わる音になります。
空気音は空気を介して伝わる為、空気を遮断しすき間をふさいだり防音材をプラスする事で低減できます。 音域にもよりますが、対策しやすい音です。
音を遮る効果のある遮音材や、音エネルギーを減衰することができる吸音材を合わせて使用することで防音効果を得ることができます。



固体音は壁や床、天井などに振動が伝播する為、対策が難しい音です。
コンクリートの固体伝搬速度は、空気の約15倍、と言われ、空気伝播では届かないと思われるところにも伝わります。
足音の場合は、床が振動し、建物自体に音が広く伝わっていきます。
音の発生源は必ずしも上下左右の部屋からとは限らず、
一見、まったく音が届かないような離れたお部屋まで音が伝わってしまうということになります。

よくある質問
Q. 音はどのように伝わるのですか?
A. 音は以下の2種類に分類されます
空気音(空気伝播音):話し声、テレビ音、楽器音など、空気を振動させて伝わる音。
固体音(固体伝播音):足音、家具を引く音、ドアの開閉音など、床や壁を通じて伝わる振動音。
固体音は空気音の約15倍の速さで建物を通って伝わるため、思っていたのとは別の場所から聞こえてくることもあります。
Q. 空気音にはどのような対策が効果的ですか?
A. 空気音は空気を遮断し、音を吸収することで対策できます。遮音材と吸音材を併用するのが効果的で、すき間をふさぐことが何より重要です。エプトシーラーやすきまテープなどで窓やドアの隙間対策を行い、遮音材+吸音材の組み合わせを使うことで効果が高まります。
Q. 固体音にはどのような対策が効果的ですか?
A. 固体音は建物の構造体を伝って広範囲に響くため、発生源で振動を抑えることが大切です。柔らかく振動を吸収しやすいフェルト、カーペット、防音マットなどを使って、構造体への振動の伝播を抑えるのが有効です。
Q. 足音対策として効果的な商品はありますか?
A. 足音は固体音の一種であり、床に伝わる振動を抑えることが重要です。ピアリビングで人気の「静床ライト」や「足音マット」など、厚みと重さのある防音カーペット・タイルカーペットが効果的です。歩行による衝撃を分散し、振動を吸収することで、階下への音漏れを軽減します。
Q. 騒音の発生源がわからない時はどうすればいいですか?
A. 音は建物構造を通って斜め上や階下などから伝わることもあります。まずは、音が侵入・漏れている可能性のある床、壁、窓をチェックし、隙間をふさぐなどの対策を行ってから、徐々に範囲を広げて対策することが基本です。
Q.防音相談を受けることはできますか?
A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。
まとめ
空気を伝わる音は、空気を遮断しすき間をふさいだり防音材をプラスする事で低減できる。
音域にもよりますが、対策しやすい音です。
音を遮る効果のある遮音材や、音エネルギーを減衰することができる吸音材を合わせて使用することで防音効果を得ることができます。
固体音は壁や床、天井などに振動が伝播する為、対策が難しい音です。
固体音を防ぐには、音の発生源に振動を吸収緩和できる素材で建物の構造体に伝わらないようにする方法が有効です。
音が発生する部分にフェルトなどの軟らかい材料やカーペットを使うことで軽減できます。


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