遮音できるものは決まって堅いもの、重いものになります。
では一般的に住宅で使われているコンクリートは??
コンクリートの場合、遮音性は
厚さ15cmのコンクリートで500ヘルツ(一般的な音の場合)
約50dB(デジベル)もあります♪
50dBと聞いてもピンとこないと思いますが
通常の防音室で高性能なものでも40dBくらいなので
コンクリートってすごい遮音性なんですよね。
もちろん厚いほうが遮音性がありますが
この壁厚(重量)を2倍にしても透過損失
(壁に入る音の強さと、壁を透過する音の強さを表したもの)
は6デジベルほどしか増えません。
これを改善するには
壁の間に空気層を挟んだ2重壁にすることで
さらに吸音材を入れた場合はさらに遮音性を増します^^
ただ防音のポイントは隙間をなくすことなので他の部分からの音の漏れをふせぐのが大事ですね^^
よくある質問(FAQ)
Q1. 鉄筋コンクリートの防音レベルはどのくらいですか?
A. 鉄筋コンクリートと一言で言っても壁の工法は様々なので一概には言えませんが、築浅物件であれば、500Hzの音に対して約50dBの遮音性能があります。一般的に、木造住宅は約35dBの遮音性能しかないため、鉄筋コンクリートの方が防音効果が高いと言えます。
Q2. コンクリートの遮音性能は厚みで変わる?
A. はい。ただし、厚みを2倍にしても遮音性能(透過損失)は約6dBしか向上しないため、壁の構造を工夫することも重要です。厚さが異なるせっこうボードの間に空気層を設けて、グラスウール吸音材を入れるような乾式壁であれば、重さを増やさずに遮音性能を高められます。
Q3. コンクリートの防音の弱点は?
A. 壁自体の遮音性能は高いですが、隙間(開口部やドア、窓)からの音漏れが防音性を低下させるため、隙間対策や遮音性能が低い箇所の対策をあわせて行うことが重要です。
Q4. コンクリートの欠点は何ですか?
A. 厚くて重いコンクリートでも、隙間(配管口・開口部)からの音漏れがあれば遮音性能は下がります。
Q5. 防音性の高い素材は?
A. 面密度が高いものほど遮音性能は高く、コンクリートのほかに、石膏ボード、鉛シート、遮音シートが挙げられます。
Q6. 音を通さない素材は?
A. 面密度が高い素材ほど音を通しにくいです。例えばコンクリート、石膏ボード、鉛シート、遮音シートなどが挙げられます。