深夜に友人とビデオ通話をしているとき、笑い声が廊下に響いていないか気になった経験はありませんか?
室内ドアの遮音等級は、一般的に STC-30 前後 と言われており、この数値は同じ面積の一般的な壁(D-45 前後)より最大 20 dB も低い “音の抜け道” です。
本記事では、賃貸でも可能なドアの防音対策方法について、実際の実験データと合わせて解説しています。
- なぜドアは音が漏れやすいのか?音漏れしやすい2つの理由
- 賃貸OK|防音シートやカーテンでドアの音漏れを防ぐ方法3選
- ドアの音漏れはどれくらい軽減できるのか、実測値で効果を検証
- ドアの防音対策 まとめ
- ドアの防音対策についてのよくある質問
- Q. 部屋で最も音が漏れやすい場所はどこですか?
- Q. ドアから音が漏れやすいのはなぜですか?
- Q.ドア用防音カーテンはどの程度の音に効果がありますか?
- Q.ドアの防音対策として最も効果的な方法は何ですか?
- Q. 賃貸でもドアの防音対策は可能ですか?
- Q. ドアを防音にするにはどうすればいいですか?
- Q. 防音相談を受けることはできますか?
- Q. ドアの音を小さくするにはどうしたらいいですか?
- Q. ドアの防音テープはどこに貼る?
- Q. 遮音シート(防音シート)は逆効果ですか?
- Q. 防音シートを一部貼っても効果ありますか?
- Q. 家で1番防音なのは何ですか?
- Q. 戸当たりの防音テープの貼り方は?
- Q. 遮音シートだけで防音効果は出ますか?
- Q. 部屋から声が漏れないようにするにはどうしたらいいですか?
- Q. 引き戸の音はどうやってなくすの?
- Q. 部屋で音漏れしないようにするにはどうしたらいいですか?
- Q. ドアの軋む音はどうやって直せますか?
- Q. ドアのバタン音をなくす方法はありますか?
なぜドアは音が漏れやすいのか?音漏れしやすい2つの理由
先ほど記載した通り、室内で最も音が漏れやすい場所の一つが「ドア」なんです。

それはなぜか。その理由として、以下の3つの点が挙げられます。
壁と比べて厚みがないため
窓ドアは、壁に比べて厚みがありません。
壁は”下地+断熱材+石こうボード”の 約 120〜150 mm厚 の構成が一般的ですが、室内ドアは中空構造で 20〜35 mm 程度 の厚みしかありません。
質量則から考えても、重量が軽くて薄いほど透過損失(音の軽減効果)は下がります。
壁は”下地+断熱材+石こうボード”の 約 120〜150 mm厚 の構成が一般的ですが、室内ドアは中空構造で 20〜35 mm 程度 の厚みしかありません。
質量則から考えても、重量が軽くて薄いほど透過損失(音の軽減効果)は下がります。
隙間が生む“音の通り道”
ドアをピッタリ閉めたとしても、ドア枠とドアとの間のクリアランス(特に下端)は 、標準で3〜10 mm ほど設計されています。
1mm の隙間は、目安として“はがき大” の穴と同じぐらいの面積になり、高音域の音(会話・犬の鳴き声など)が真っ先に漏れやすくなります。
壁とドアの数値で見る防音効果の違い
記事の冒頭でもお伝えした通り、壁とドアには、そもそもの遮音性能に大きな違いがあります。
- 一般的な壁(石こうボード二重壁):D-45(500Hzで約45dBの透過損失効果)
- 中空木製ドア:STC-30(500Hzで約30dBの透過損失効果)
つまり、軽減効果として約15dB以上の差があり、これは “音エネルギー” で見ると 約 1/30 に減る計算で、体感では 音量が約 1/3 以下 に感じるレベルです。
具体的には、
- 70 dB(掃除機の近く) ➜ 55 dB(静かなオフィス)
- 65 dB(普通の会話) ➜ 50 dB(図書館内)
といった変化に相当し、「同じ声量でも部屋を一枚ドアで隔てたような静けさになる」イメージです。
賃貸OK|防音シートやカーテンでドアの音漏れを防ぐ方法3選
では、音が漏れやすい「ドア」を実際にどのように対策すればいいのか、おすすめの3つの方法をご紹介します!
隙間テープ&ドラフトストッパーで“隙間”を塞ぐ
最もコスパよく、簡単に取り掛かれる対策方法です。費用目安は、1,000〜3,000 円程度。
EPDM ゴム素材の隙間テープをドア枠の四辺に貼り、下端はドラフトストッパーを設置することで、ドアの隙間からの音漏れを軽減することができます。

防音カーテンで高音を吸収+開閉ノイズも軽減
次におすすめの対策方法が、重量のある厚手の防音カーテンや遮音カーテンをドア前に吊るす方法です。
ピアリビングの防音カーテン「ドア用コーズ 両面仕様」なら、4枚の布が重なった多層構造生地が、1〜4 kHz 帯の高音域を中心に遮音することで、話し声やテレビ音などを 目安として -7.3dB 程度 軽減することが出来ます。

防音効果:★★★★(6〜8.9dB減) / 吸音×遮音のサンドイッチ構造 / 簡単設置・再組立可 / 内寸幅815×高さ1880×奥行き1110mm / 2色展開/209,000円(税込)〜
突っ張り棒やラブリコなどを使って設置すれば、賃貸住宅でも壁などを傷つけることなく簡単に設置でき、原状回復も可能です。
防音ボードや遮音シート+吸音材を重ね貼りしてしっかり対策
より本格的に音漏れを軽減したい方は、「窓用ワンタッチ防音ボード」での対策をお勧めいたします。

防音効果:★★★★★★(12〜14.9dB減) / 高気密+サンドイッチ構造 / 賃貸OK / 幅300~3655mm×高さ300~2100mm, 58mm厚/ 10色展開 / 22,000円(税込)〜
「窓用ワンタッチ防音ボード」は、高密度の吸音材で遮音シートを挟み込んでサンドイッチ状にした、オーダーメイドの防音ボードです。窓用ワンタッチ防音ボードを設置することで、250Hz 〜 4kHz までの幅広い音域の音を目安として -12.6dB 程度 軽減することが出来ます。
ドアの前に枠がある場合は、枠にはめ込むだけで設置できるので原状回復も可能です。
※ただし、自立するものではありませんので、設置の際にはボードを固定する枠組みが必要です。
ドアの音漏れはどれくらい軽減できるのか、実測値で効果を検証
今回、ピアリビングの博多ショールームの防音室を使用して、実際に防音実験を行いました(#^^#)
ピアリビングの防音商品を使うと、大音量で流した音楽はどのくらい音が軽減されるのか?
実際に騒音計を使って実験しています。測定環境は以下の通りです。
実験の測定環境

実験に使用したアイテム

防音効果:★★★★(6〜8.9dB減) / 吸音×遮音のサンドイッチ構造 / 簡単設置・再組立可 / 内寸幅815×高さ1880×奥行き1110mm / 2色展開/209,000円(税込)〜

防音効果:★★★★★★(12〜14.9dB減) / 高気密+サンドイッチ構造 / 賃貸OK / 幅300~3655mm×高さ300~2100mm, 58mm厚/ 10色展開 / 22,000円(税込)〜
実験結果まとめ表(80 dB → 48 dB)
実験内容 | 最小計測値 | 最大計測値 | 最小透過損失 |
ドアを開けた時 | 80dB | 82dB | 0dB |
ドアを閉めた時 | 60dB | 61dB | -21dB |
防音カーテンのみ | 53dB | 60dB | -22dB |
防音ボードのみ | 54dB | 59dB | -23dB |
防音カーテンとボードを併用した時 | 48dB | 50dB | -32dB |
【状態①】ドアを開放したまま(80 dB)

ドアを開けたままだと、ダイレクトに音が聞こえました。
騒音計の数値は、80dB~82dB程。80dBというのは騒音の基準でみても非常に高く、「極めてうるさい」と感じるレベルです。
お部屋でこんなに大音量で流れていたら耐えられないだろうな、と感じるほどの大きさです。
【状態②】ドアを閉めただけ(60 dB)
ドアを閉めるだけで、音は一気に60dB~61dB程まで落ちました。およそ20dBくらいの軽減具合。
ただし、60dBだと、まだうるさいな…と感じてしまいました。騒音の基準でみると、「うるさい」と感じるレベルです。
【状態③】ドア+防音カーテンコーズ 両面仕様(53〜60 dB)

まだ音は聞こえてくるものの、ドア用防音カーテンのおかげで吸音されて、かなり音が籠っているように感じました。騒音計の数値は、53dB~60dB程。
ドアを閉めただけだと、50dB台までは落ちなかったのに、ドア用防音カーテンコーズを取り付けるだけで、ここまで落ちるのはすごい!
ただ、騒音計の数値に幅があるなぁと感じたのですが、恐らくドア用防音カーテンコーズは、高音域の音は大きく軽減できますが、低音域の音は軽減しずらいからだと思います。
【状態④】ドア+窓用ワンタッチ防音ボード(54〜59 dB)

今度は、ピアリビングオリジナルの商品「窓用ワンタッチ防音ボード」をドアの手前に取り付けてみましたのですが(※)…。
取り付けてみた瞬間、驚きました!音が大きく軽減されている!!!騒音計の数値は54dB~59dB。
「ん?ドア用防音カーテンの時と数値は変化してなくない?」
と思われるかもしれませんが、体感的には窓用ワンタッチ防音ボードを取り付けた瞬間、一気に音が大きく軽減されたように感じました。
ドア用防音カーテンコーズは低音域の音は軽減するのが難しかったのですが、窓用ワンタッチ防音ボードは低音域の音まで軽減できており、騒音計の数値もそれほどブレがありませんでした。
※通常、ドアに窓用ワンタッチ防音ボードを取り付ける際は、このような感じで↓窓用ワンタッチ防音ボードがしっかりとはまるように製作しています。

今回は簡易的に、ドアの前に窓用ワンタッチ防音ボードを覆うかたちで設置しています。↓

【状態⑤】ドア+防音カーテン&防音ボード併用(48dB~50dB)

最後は、ドア用防音カーテンと窓用ワンタッチ防音ボード、どちらも取り付けてみました。
騒音計の数値は何と48dB~50dB!!!初の40dB台となりました。
40dB~50dBは、騒音基準でいうと「日常生活で望ましい範囲」。
これは感動でした。ここまで音を抑えられたら、ほとんど音は気にならなくなるんじゃないかと思います。
ドアの防音対策についての関連動画
ドアの防音対策 まとめ
いかがでしたか?
ドアの防音対策に最も効果的なのは、やはり重量と厚みがあるもののようです。
防ぎたい音が話し声程度であれば、防音カーテンでも十分軽減できます。例えば、オフィスの会議室、居酒屋の個室など…。
ただし、低音域の音になると、防音カーテンだけでは足りません…。できれば今回のように、窓用ワンタッチ防音ボードをドアに設置するという方法は最も効果的です。
もしもドアの防音対策をご希望の方は、一度お電話でもメールでも良いのでお気軽にご連絡ください。
(※場合によっては、ドアの形が特殊だったり、加工が複雑などの理由で、取付ができない可能性があります。あらかじめご了承ください。)
最後に、今回ご紹介したドア用防音カーテンついても、少しご紹介したいと思います。
ドア用防音カーテンコーズは通常のカーテンに比べて、重い……!!!!!
通常のカーテンと比較してみると、およそ3.5倍!なので、設置が大変。つっぱりポール等を使って設置しても良いと思いますが、その場合は太くて耐荷重のあるものを使用してください(汗)
(ドアのサイズだと、およそ3kg近く重量があります。)
ちなみに、カーテンレールを使用してドア用防音カーテンコーズを取り付ける方法もあります。イラストでまとめているので、良ければご覧ください↓

少し手間はかかりますが、↑このようにラブリコを使用したやり方でカーテンレールを設置すると、壁を傷つけません。賃貸にお住まいの方はこの方法が良いかと思いますヽ(^o^)丿
今回はドアの防音対策についてご紹介しました。ドアからの音漏れに悩まれている方は、ぜひご参考いただければ幸いです。
ドアの防音対策についてのよくある質問
Q. 部屋で最も音が漏れやすい場所はどこですか?
A. 部屋の中で最も音が漏れやすい場所は窓とドアです。壁に比べて厚みがなく、わずかな隙間から音が漏れやすいためです。特に話し声や小型犬の鳴き声のような高音域の音は隙間から漏れやすいです。
Q. ドアから音が漏れやすいのはなぜですか?
A.ドアは壁に比べて厚みが0.2cm~0.8cmと非常に薄く、構造上どうしても隙間ができやすいため、高音域の音(話し声や犬の鳴き声など)が漏れやすい傾向があります。
Q.ドア用防音カーテンはどの程度の音に効果がありますか?
A.話し声程度の音であれば、ドア用防音カーテンでも十分軽減できます。ただし、低音域の音の軽減は難しい場合があります。
Q.ドアの防音対策として最も効果的な方法は何ですか?
A. 最も効果が高いのは、「窓用ワンタッチ防音ボード」です。
防音カーテンより厚みと重さがあるため、高い遮音効果を発揮します。
Q. 賃貸でもドアの防音対策は可能ですか?
A.ラブリコや突っ張り棒を活用すれば、壁に穴を開けずにカーテンレールなどを設置できるため、賃貸物件でも対応可能です。
Q. ドアを防音にするにはどうすればいいですか?
A.ドアの防音対策として、ピアリビングで一番効果的なのは「防音カーテン」と「防音ボード」を組み合わせる方法です。この2つを一緒に使うことで、音を20dB以上も小さくすることができる場合があります。これは、「明確に小さくなり、聞こえ方が半分以下に感じられる」レベルです。
ドアの防音でとても大切なのは、「音を吸収すること」「音を通さないようにすること」に加えて、「すき間をふさぐこと」です。ドアはどうしても枠との間にすき間ができやすく、そこから音がもれてしまいます。防音ボードを使うことで、そのすき間をしっかりふさぐことができるため、音漏れを大きく減らすことができます。
Q. 防音相談を受けることはできますか?
A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。
Q. ドアの音を小さくするにはどうしたらいいですか?
A. はい。ドアの音を小さくするには、ドアや窓のすき間をピタッと埋めるクッション材を使うのが効果的です。特にエプトシーラーと呼ばれるクッション材は半独立気泡体という構造になっており、変形しやすく、水や空気も通さない素材であるために、ドアと枠の隙間をしっかりと密着させて、音自体の軽減だけでなく、ドアの隙間からの音漏れを抑えてくれます。
Q. ドアの防音テープはどこに貼る?
A. ドア枠の戸当たり部分の内周に沿って貼ります。上下左右に密着するように貼ることで、音漏れの原因となる「すき間」を封じます。
Q. 遮音シート(防音シート)は逆効果ですか?
A. 遮音シート(防音シート)は、正しく使えば防音効果を高めるための役に立ちます。ただし、遮音シートをそのまま表面に貼ると、音が跳ね返ってしまい、かえって音が響いてしまうことがあります。そこで、「吸音材」と一緒に使うのがポイントです。
吸音材は音を吸収する素材なので、お部屋内で響きすぎる音を抑え、快適な防音環境になります。
Q. 防音シートを一部貼っても効果ありますか?
A. 遮音シート(防音シート)は、一部だけに貼っても十分な効果は得られません。遮音シートは、壁のすき間やつなぎ目をふさぐことで音漏れを防ぐために使います。特に、石こうボード(板材)を重ね貼りする際に使われます。ただし、遮音シートを表面に使うと音が反射してしまうため、「吸音材」と組み合わせることで、音を抑えつつ快適な防音効果が得られます。
Q. 家で1番防音なのは何ですか?
A.一般に、構造材の質量が大きいほど防音性能は高くなります。(木造<鉄骨造<RC造≒SRC造)
ただし、「壁」「床」「窓」「ドア」などは、様々な工夫により遮音性が高められている場合があり、一般的に鉄骨鉄筋コンクリート造や鉄筋コンクリート造は防音性が高いとされがちですが、木造だからと言って防音性が低いとも限りません。
Q. 戸当たりの防音テープの貼り方は?
A. ドアを閉めたときに密着するドア枠の内側の木部(=戸当たり部分)に、上下左右しっかりと連続して貼るのが基本です。段差のある場所は厚みの異なるテープで調整しましょう。
Q. 遮音シートだけで防音効果は出ますか?
A. 遮音シート(防音シート)だけではわずかな効果しか得られません。一般的に遮音シートは、「壁のすき間やつなぎ目をふさぐことで音漏れを防ぐ」ために使います。特に、石こうボード(板材)を重ね貼りする際に使われます。ただし、遮音シートを表面に使うと音が反射してしまうため、「吸音材」と組み合わせることで、音を抑えつつ快適な防音効果が得られます。
Q. 部屋から声が漏れないようにするにはどうしたらいいですか?
A. どこに対する音漏れ対策かによって異なりますが、声のような中高音を防ぐには、一般的には窓やドアの防音対策を行うのが効果的です。これらの場所は、お部屋の中でも特に音がもれやすいため、すき間をふさぐ「すき間テープ」や、音を通しにくい重いカーテンを使う方法があります。ただし、築年数が古い建物では、壁や床、天井から音がもれることもあるので注意が必要です。
Q. 引き戸の音はどうやってなくすの?
A. 引き戸の音を防ぐには、主に2つの方法があります。1つ目は、「引き戸のきしむ音(ギーギーという音)」を減らす方法です。これは、レール部分を掃除して、シリコン系の潤滑スプレーなどで滑りを良くすることで改善することがあります。2つ目は、「引き戸を通して伝わる音」を減らす方法です。こちらには、戸のすき間に貼るシーリング材を使うのが効果的です。特に「エプトシーラー」というシーリング材は、変形しやすく、水や空気も通さない素材であるために、ドアと枠の隙間を密着させて、音自体の軽減と音漏れを抑えてくれます。
Q. 部屋で音漏れしないようにするにはどうしたらいいですか?
A. 音の種類や対策したい場所によって異なりますが、基本的には「窓」や「ドア」の防音対策が効果的です。
これらは室内でも特に音がもれやすい場所であり、すき間をふさぐ「すき間テープ」や、音を通しにくい重たいカーテンを使う方法があります。
ただし、築年数が古い建物では、壁や床から音がもれるケースもあるため、注意が必要です。
Q. ドアの軋む音はどうやって直せますか?
A. ヒンジ部分に潤滑スプレー(シリコンスプレーなど)を差すことで多くの場合は解消されます。金属摩耗が原因の場合はヒンジの交換も検討しましょう。
Q. ドアのバタン音をなくす方法はありますか?
A. はい。ドアのバタン音をなくすには、ドアや窓のすき間をピタッと埋めるクッション材を使うのが効果的です。特にエプトシーラーと呼ばれるクッション材は半独立気泡体という構造になっており、変形しやすく、水や空気も通さない素材であるために、ドアと枠の隙間をしっかりと密着させて、音自体の軽減だけでなく、ドアの隙間からの音漏れを抑えてくれます。