- ▼どうしてドアから音が漏れるの?
- ▼実際にドアの防音実験をしてみた!
- ▼まとめ
- ▼よくある質問
- Q. 部屋で最も音が漏れやすい場所はどこですか?
- Q. ドアから音が漏れやすいのはなぜですか?
- Q.ドア用防音カーテンはどの程度の音に効果がありますか?
- Q.ドアの防音対策として最も効果的な方法は何ですか?
- Q. 賃貸でもドアの防音対策は可能ですか?
- Q. ドアを防音にするにはどうすればいいですか?
- Q. 防音相談を受けることはできますか?
- Q. ドアの音を小さくするにはどうしたらいいですか?
- Q. ドアの防音テープはどこに貼る?
- Q. 遮音シート(防音シート)は逆効果ですか?
- Q. 防音シートを一部貼っても効果ありますか?
- Q. 家で1番防音なのは何ですか?
- Q. 戸当たりの防音テープの貼り方は?
- Q. 遮音シートだけで防音効果は出ますか?
- Q. 部屋から声が漏れないようにするにはどうしたらいいですか?
- Q. 引き戸の音はどうやってなくすの?
- Q. 部屋で音漏れしないようにするにはどうしたらいいですか?
- Q. ドアの軋む音はどうやって直せますか?
- Q. ドアのバタン音をなくす方法はありますか?
▼どうしてドアから音が漏れるの?
突然ですが、お部屋の中で最も音が漏れやすい場所はどこだと思いますか?
それは、窓とドアです。

その理由として、以下の2点が挙げられます。
①壁に比べて厚みがない
窓やドアは壁に比べて、厚みがありません。
壁は厚みが15cmあるのに対して、窓は7cm~7.5cm,ドアは0.2cm~0.8cm程です。そのため、窓とドアは遮音性能が低くなってしまいます。
②隙間が出やすい
窓やドアをしっかり閉めたとしても、若干隙間は出てしまいます。
特に話し声、小型犬の鳴き声といった高音域の音は隙間から漏れることが多いです。
この2点から、窓とドアは部屋の中で、音がもれやすい場所になります。
▼実際にドアの防音実験をしてみた!
今回、ピアリビングの博多ショールームの防音室を使用して、実際に防音実験を行ってみました(#^^#)
ピアリビングの防音商品を使うと、大音量で流した音楽はどのくらい音が軽減されるか?騒音計を使って試してみます。↓

■使用する商品


①ドアを開けっ放しの状態

ドアを開けたままだと、ダイレクトに音が聞こえました。騒音計の数値は、80dB~82dB程。80dBというのは騒音の基準でみても非常に高く、「極めてうるさい」と感じるレベルです。
お部屋でこんなに大音量で流れていたら耐えられないだろうな、、と思いました
②ドアを閉めた状態

ドアを閉めるだけで、音は一気に60dB~61dB程まで落ちました。およそ20dBくらいの軽減具合。ただし、60dBだと、まだうるさいな…と感じてしまいました。騒音の基準でみると、「うるさい」と感じるレベルです。
③ドアを閉めて、ドア用防音カーテンコーズを閉じた状態

まだ音は聞こえてくるものの、ドア用防音カーテンのおかげで吸音されて、かなり音が籠っているように感じました。騒音計の数値は、53dB~60dB程。ドアを閉めただけだと、50dB台までは落ちなかったのに、ドア用防音カーテンコーズを取り付けるだけで、ここまで落ちるのはすごい!
ただ、騒音計の数値に幅があるなぁと感じたのですが、恐らくドア用防音カーテンコーズは、高音域の音は大きく軽減できますが、低音域の音は軽減しずらいからだと思います。
④ドアを閉めて、窓用ワンタッチ防音ボードを取り付けた状態

今度は、ピアリビングオリジナルの商品「窓用ワンタッチ防音ボード」をドアの手前に取り付けてみましたのですが(※)…。
取り付けてみた瞬間、驚きました!音が大きく軽減されている!!!騒音計の数値は54dB~59dB。
「ん?ドア用防音カーテンの時と数値は変化してなくない?」
と思われるかもしれませんが、体感的には窓用ワンタッチ防音ボードを取り付けた瞬間、一気に音が大きく軽減されたように感じました。
ドア用防音カーテンコーズは低音域の音は軽減するのが難しかったのですが、窓用ワンタッチ防音ボードは低音域の音まで軽減できており、騒音計の数値もそれほどブレがありませんでした。
※通常、ドアに窓用ワンタッチ防音ボードを取り付ける際は、このような感じで↓窓用ワンタッチ防音ボードがしっかりとはまるように製作しています。

今回は簡易的に、ドアの前に窓用ワンタッチ防音ボードを覆うかたちで設置しています。↓

⑤ドアを閉めて、ドア用防音カーテンコーズ、窓用ワンタッチ防音ボードを取り付けた状態

最後は、ドア用防音カーテンと窓用ワンタッチ防音ボード、どちらも取り付けてみました。騒音計の数値は何と48dB~50dB!!!初の40dB台となりました。
40dB~50dBは、騒音基準でいうと「日常生活で望ましい範囲」。これは感動でした。ここまで音を抑えられたら、ほとんど音は気にならなくなるんじゃないかと思います。
▽ 関連動画はこちら
▼まとめ
いかがでしたか?
ドアの防音対策に最も効果的なのは、やはり重量と厚みがあるもののようです。
防ぎたい音が話し声程度であれば、防音カーテンでも十分軽減できます。例えば、オフィスの会議室、居酒屋の個室など…。
ただし、低音域の音になると、防音カーテンだけでは足りません…。できれば今回のように、窓用ワンタッチ防音ボードをドアに設置するという方法は最も効果的です。
もしもドアの防音対策をご希望の方は、一度お電話でもメールでも良いのでお気軽にご連絡ください。
(※場合によっては、ドアの形が特殊だったり、加工が複雑などの理由で、取付ができない可能性があります(;_;)あらかじめご了承ください)
最後に、今回ご紹介したドア用防音カーテンついても、少しご紹介したいと思います。
ドア用防音カーテンコーズは通常のカーテンに比べて、重い……!!!!!
通常のカーテンと比較してみると、およそ3.5倍!なので、設置が大変。つっぱりポール等を使って設置しても良いと思いますが、その場合は太くて耐荷重のあるものを使用してください(汗)
(ドアのサイズだと、およそ3kg近く重量があります。)
ちなみに、カーテンレールを使用してドア用防音カーテンコーズを取り付ける方法もあります。イラストでまとめているので、良ければご覧ください↓

少し手間はかかりますが、↑このようにラブリコを使用したやり方でカーテンレールを設置すると、壁を傷つけません。賃貸にお住まいの方はこの方法が良いかと思いますヽ(^o^)丿
今回はドアの防音対策についてご紹介してみました(#^^#)
これからの季節はますます寒くなるので、ドアや窓の隙間を塞ぐことは、防音だけではなく防寒対策にもなりますね(●^o^●)
▼よくある質問
Q. 部屋で最も音が漏れやすい場所はどこですか?
A. 部屋の中で最も音が漏れやすい場所は窓とドアです。壁に比べて厚みがなく、わずかな隙間から音が漏れやすいためです。特に話し声や小型犬の鳴き声のような高音域の音は隙間から漏れやすいです。
Q. ドアから音が漏れやすいのはなぜですか?
A.ドアは壁に比べて厚みが0.2cm~0.8cmと非常に薄く、構造上どうしても隙間ができやすいため、高音域の音(話し声や犬の鳴き声など)が漏れやすい傾向があります。
Q.ドア用防音カーテンはどの程度の音に効果がありますか?
A.話し声程度の音であれば、ドア用防音カーテンでも十分軽減できます。ただし、低音域の音の軽減は難しい場合があります。
Q.ドアの防音対策として最も効果的な方法は何ですか?
A. 最も効果が高いのは、「窓用ワンタッチ防音ボード」です。
防音カーテンより厚みと重さがあるため、高い遮音効果を発揮します。
Q. 賃貸でもドアの防音対策は可能ですか?
A.ラブリコや突っ張り棒を活用すれば、壁に穴を開けずにカーテンレールなどを設置できるため、賃貸物件でも対応可能です。
Q. ドアを防音にするにはどうすればいいですか?
A.ドアの防音対策として、ピアリビングで一番効果的なのは「防音カーテン」と「防音ボード」を組み合わせる方法です。この2つを一緒に使うことで、音を20dB以上も小さくすることができる場合があります。これは、「明確に小さくなり、聞こえ方が半分以下に感じられる」レベルです。
ドアの防音でとても大切なのは、「音を吸収すること」「音を通さないようにすること」に加えて、「すき間をふさぐこと」です。ドアはどうしても枠との間にすき間ができやすく、そこから音がもれてしまいます。防音ボードを使うことで、そのすき間をしっかりふさぐことができるため、音漏れを大きく減らすことができます。
Q. 防音相談を受けることはできますか?
A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。
Q. ドアの音を小さくするにはどうしたらいいですか?
A. はい。ドアの音を小さくするには、ドアや窓のすき間をピタッと埋めるクッション材を使うのが効果的です。特にエプトシーラーと呼ばれるクッション材は半独立気泡体という構造になっており、変形しやすく、水や空気も通さない素材であるために、ドアと枠の隙間をしっかりと密着させて、音自体の軽減だけでなく、ドアの隙間からの音漏れを抑えてくれます。
Q. ドアの防音テープはどこに貼る?
A. ドア枠の戸当たり部分の内周に沿って貼ります。上下左右に密着するように貼ることで、音漏れの原因となる「すき間」を封じます。
Q. 遮音シート(防音シート)は逆効果ですか?
A. 遮音シート(防音シート)は、正しく使えば防音効果を高めるための役に立ちます。ただし、遮音シートをそのまま表面に貼ると、音が跳ね返ってしまい、かえって音が響いてしまうことがあります。そこで、「吸音材」と一緒に使うのがポイントです。
吸音材は音を吸収する素材なので、お部屋内で響きすぎる音を抑え、快適な防音環境になります。
Q. 防音シートを一部貼っても効果ありますか?
A. 遮音シート(防音シート)は、一部だけに貼っても十分な効果は得られません。遮音シートは、壁のすき間やつなぎ目をふさぐことで音漏れを防ぐために使います。特に、石こうボード(板材)を重ね貼りする際に使われます。ただし、遮音シートを表面に使うと音が反射してしまうため、「吸音材」と組み合わせることで、音を抑えつつ快適な防音効果が得られます。
Q. 家で1番防音なのは何ですか?
A.一般に、構造材の質量が大きいほど防音性能は高くなります。(木造<鉄骨造<RC造≒SRC造)
ただし、「壁」「床」「窓」「ドア」などは、様々な工夫により遮音性が高められている場合があり、一般的に鉄骨鉄筋コンクリート造や鉄筋コンクリート造は防音性が高いとされがちですが、木造だからと言って防音性が低いとも限りません。
Q. 戸当たりの防音テープの貼り方は?
A. ドアを閉めたときに密着するドア枠の内側の木部(=戸当たり部分)に、上下左右しっかりと連続して貼るのが基本です。段差のある場所は厚みの異なるテープで調整しましょう。
Q. 遮音シートだけで防音効果は出ますか?
A. 遮音シート(防音シート)だけではわずかな効果しか得られません。一般的に遮音シートは、「壁のすき間やつなぎ目をふさぐことで音漏れを防ぐ」ために使います。特に、石こうボード(板材)を重ね貼りする際に使われます。ただし、遮音シートを表面に使うと音が反射してしまうため、「吸音材」と組み合わせることで、音を抑えつつ快適な防音効果が得られます。
Q. 部屋から声が漏れないようにするにはどうしたらいいですか?
A. どこに対する音漏れ対策かによって異なりますが、声のような中高音を防ぐには、一般的には窓やドアの防音対策を行うのが効果的です。これらの場所は、お部屋の中でも特に音がもれやすいため、すき間をふさぐ「すき間テープ」や、音を通しにくい重いカーテンを使う方法があります。ただし、築年数が古い建物では、壁や床、天井から音がもれることもあるので注意が必要です。
Q. 引き戸の音はどうやってなくすの?
A. 引き戸の音を防ぐには、主に2つの方法があります。1つ目は、「引き戸のきしむ音(ギーギーという音)」を減らす方法です。これは、レール部分を掃除して、シリコン系の潤滑スプレーなどで滑りを良くすることで改善することがあります。2つ目は、「引き戸を通して伝わる音」を減らす方法です。こちらには、戸のすき間に貼るシーリング材を使うのが効果的です。特に「エプトシーラー」というシーリング材は、変形しやすく、水や空気も通さない素材であるために、ドアと枠の隙間を密着させて、音自体の軽減と音漏れを抑えてくれます。
Q. 部屋で音漏れしないようにするにはどうしたらいいですか?
A. 音の種類や対策したい場所によって異なりますが、基本的には「窓」や「ドア」の防音対策が効果的です。
これらは室内でも特に音がもれやすい場所であり、すき間をふさぐ「すき間テープ」や、音を通しにくい重たいカーテンを使う方法があります。
ただし、築年数が古い建物では、壁や床から音がもれるケースもあるため、注意が必要です。
Q. ドアの軋む音はどうやって直せますか?
A. ヒンジ部分に潤滑スプレー(シリコンスプレーなど)を差すことで多くの場合は解消されます。金属摩耗が原因の場合はヒンジの交換も検討しましょう。
Q. ドアのバタン音をなくす方法はありますか?
A. はい。ドアのバタン音をなくすには、ドアや窓のすき間をピタッと埋めるクッション材を使うのが効果的です。特にエプトシーラーと呼ばれるクッション材は半独立気泡体という構造になっており、変形しやすく、水や空気も通さない素材であるために、ドアと枠の隙間をしっかりと密着させて、音自体の軽減だけでなく、ドアの隙間からの音漏れを抑えてくれます。