ゲーム 声 うるさい 防音

ゲームの音で悩んでいる女性

Q.

「兄が深夜にゲームをしている時の話し声がうるさくて、眠れないんです!」「最近、同棲中の彼氏が夜遅くに動画を見ている時の笑い声がうるさくて、近所から苦情が来そうで困っています。」

同じ部屋での、ゲーム中の話し声や笑い声に対して、少しでも音が気にならないように対策する方法はあるでしょうか?』

 

ピアリビングスタッフ キャサリン

A.

ご質問ありがとうございます。防音専門ピアリビングのキャサリンです。

同じ部屋や家庭内での話し声や笑い声の対策については、特に最近お問い合わせをいただくことが増えました。

昨年には、実際に「ゲームをする声がうるさい」と、同居している弟を兄が刃物で暴行するといった、痛ましい事件も発生しました。

同じ部屋や、同じ空間内で気になる音を完全に防音することは難しいですが、周りを囲ったり、音を吸い取って小さくしてくれる吸音材を設置することで、周りに響く声を軽減することは可能です。

今回は、具体的な防音対策方法をレベル別で3つご紹介いたします。

 ▼レベル別、室内や隣室で気になるゲーム中の話し声対策3選

レベル1:壁に軽量の吸音材を貼り付ける方法

一番簡単な対策方法として、ゲームや動画を見ているデスクの周りの壁や、そもそも音が聞こえてくる壁面に、ウレタン素材やフェルト素材の吸音材を設置していただくといった方法があります。

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ウレタンチップフォームの吸音材や、フェルト素材の吸音材などは、ホームセンターやインターネットで比較的安価に購入することができます。

話している時の声が跳ね返りやすい正面や周囲の壁に吸音材を設置するだけで、音が柔らかくなり、キンキンとした高い音は響きにくくなります。

ピアリビングでは、デスク上に簡単に設置できて、折り畳んで収納することもできる快適集中パーテーション「ココスペース(※上部左画像)」や、裏面に粘着剤がついており、軽量なのでそのまま天井や壁に設置可能なウレタン吸音材「カームフレックス(※上部右画像)」などを取り扱っております。

どちらも扱いやすく、軽量なので、防音対策初心者の方にもおすすめの防音商品です。

吸音材設置イメージ

レベル2:防音カーテンで遮ってしまう方法

次に、ゲーム配信や動画視聴をしているスペースと、そうでないスペースを防音カーテンで仕切ってしまうという方法をご紹介します。

厚手で重量のある防音カーテンを使用することで、今まで直接耳に届いていた話し声や笑い声などが、ある程度聞き取りづらくなります。

▼防音カーテンで仕切る方法については、下記の動画で詳しくご説明しております。

↑計測方法から設置方法までは、上記の動画をご参照ください。

▼実際に、防音カーテンで仕切った場合の防音効果については、下記動画で検証しています。

今回ご紹介した動画内で使用している防音カーテンは、ピアリビングオリジナルの六重構造防音カーテン「ドア用コーズ」です。

「ドア用コーズ」は、カーテンの表裏を表地で使用している生地で縫製しているため、間仕切りとして設置しても、違和感なくご使用いただけます。

裏地は、遮音効果のあるアクリル樹脂でコーティングした二層生地になっており、全部で六重構造の厚手で重量のある防音カーテンです。

レベル3:吸音材や防音パネルで完全に仕切ってしまう方法

最後にご紹介する方法が、吸音材や防音パネル&すきま用のテープなどを使用して、完全に空間を仕切ってしまうという方法です。

「吸音材+遮音シート」をそれぞれ貼り合わせて防音パネルを自作したり、ピアリビングオリジナルの防音パネル「ワンタッチ防音壁」などを使用して間仕切りを設置することで、大きく音を遮ることができます。

▼お部屋を仕切る方法については以下の動画をご参考ください。

▼実際に周りを防音パネルで仕切った場合の防音効果については、以下の動画で検証しております。

上記の動画でご紹介したように、ディアウォールやラブリコなどの、ツーバイ材と言われる木材を突っ張らせて設置することができる取付部材を使って、出来るだけ天井から床まで、周囲を全面的に囲って対策していただくことでより高い防音効果が期待できます

パネルで囲っても隙間が発生してしまう場合は、そういった隙間部分をクッション性のあるすきま用のテープなどで塞いでいただくことで、隙間からの音漏れも合わせて軽減することができます。

もちろん、周囲を覆ってしまうことで、光が入らなくなったり、熱気や冷気など空気がこもりやすくなるといったデメリットも存在します。

「簡易的な防音効果のあるパーテーションを設置すると効果がありますか?」

というご質問をいただくこともありますが、パーテーションの場合は上下や左右に大きく隙間ができてしまうので、防音カーテンで仕切るよりも効果が期待できない場合が多いです。

自分がどの程度まで音を軽減したいのかを確認しながら、少しずつ対策範囲を広げたり、対策のレベルをあげていただくことをお勧めいたします。

まとめ

このページでは、同居中の家族や恋人が動画視聴やゲーム配信を行う際の、室内での防音対策方法3つをご紹介しました。

同じ部屋内での防音は、簡易的なものからある程度DIY作業が必要なものまで様々です。

ご自身の求める効果やご予算、設置が可能な範囲を確認しながら、対策を進めてみてくださいね。