みなさん、こんにちは。防音専門ピアリビングのこもりーです。

最近はコロナ禍も若干落ち着き、 街中でマスクをしている人としていない人の割合が半々程度になってきたように思います。

ウイルスや菌などを取り込むことはいやですが、やはり人とコミュニケーションをとる際はマスクなしで、より表情豊かに話したくなるものです。

そこで気になるのが、会話が弾むとついつい声も大きくなりがちです…

今回は、そんな話し声の防音対策についてご紹介していきたいと思います。

目次

ピアリビングでのお問い合わせ件数

話し声の音の伝わり方

話し声の効果的な対策

おすすめの対策

ピアリビングでのお問い合わせ件数

ピアリビングでは、お客様からいただいたお問い合わせを下に どのような音の種類がどれだけ寄せられているのか、データとして集計しています。

今回の話し声は、ピアリビングにご相談いただく中で最も件数の多いお問い合わせとなります。

その数は、9ヵ月で547件にものぼります。(自社調べ)

また下記のグラフは「話し声」にお悩みの方はどのような建物に住んでいるか 対応の中で確認ができたものの件数を表しています。

件数に若干差はありますが、どの建物でお悩みの方にも幅広くお問い合わせをいただいていることがわかります。

話し声の音の伝わり方

人の声は、喉仏の中の2枚の声帯が、吐く息の力で声帯を振動させることで声のもとが作られ、 その後声帯から唇までの声の通り道の共鳴により音として体の外に伝わります。

体の外にでた声は、空気中を振動させて全方位に向かって広がる空気伝播音となります。

人の声は、声帯から声の通り道、息を吐く力などによって音量や音域が変わります。

そのため人それぞれで声の大きさや高さなどが変わります。

防音の観点では、音は低いほど聞き取りにくいですがパワーがあり、高いほど耳障りですが軽減がしやすいです。

男性と女性では声の高さや体格に違いがあるため、低い声が出やすい男性の話し声の方が対策がしにくいケースも多いです。

話し声の効果的な対策

話し声のような空気伝播音への対策は、音を吸収して熱エネルギーへと変える「吸音」と音を遮断して跳ね返す「遮音」の2つの要素が重要です。

また空気空間が繋がっている状態だとそこから音が漏れてしまい、他の箇所を対策しても大きな効果が得られません。

空気空間が繋らないように隙間をなくし、遮るものは吸音と遮音を備えたできるだけ「重く厚い」素材で対策することで大きな効果を得ることができます。。

高い効果を得る対策として、部屋の中に部屋を置く防音室などです。

おすすめの対策

話し声の対策の中でも「同じお部屋/建物内で同居する人に対する対策」するケースの場合のピアリビングおすすめの対策を二つご紹介します。

(1)1つ目は、「パーテン ポケット付き」です。

比較的設置が簡単で話している人をL字のように囲っていただくことで、反響音の軽減や若干の音の減衰が期待できる対策です。

つっぱりポールでカーテンを吊るすように設置するため、上下左右に隙間ができやすく、また布のため大幅な遮音性は期待できません。

ただ音の発生源を囲うことで声が吸音され、若干丸くなったように聞こえる程度の効果は期待できます。

またポケットに吸音材や座布団など音を吸収してくれる素材を入れることでさらに効果も高められます。

ピアリビングで行った実験の動画がありますので参考までにご覧ください。



ポケット付きパーテン

(2)2つ目は、「ワンタッチ防音壁」です。

こちらもパーテン ポケット付きと同じく、音の発生源をできるだけ囲うように設置することで効果が得られます。

カーテンと比べても重みや厚みがあり、内部には吸音材のグラスウール材と遮音材が入っており約1枚6kgの重さがあります。

つっぱり部材などを使用すれば床から天井まで防音壁を自立させることができ、音を回り込ませることができます。

出入り口をうまく対策することでより音の透過をより軽減させることができます。

ただ出入り口に空気空間の繋がりがある状態のため、別途防音カーテンなどで対策を行う必要があります。

また照明や空調を隔ててしまう点が難点となります。



ワンタッチ防音壁

上記のように間仕切りなどをしなくても、吸音材や家具、本棚、カーペットを設置することでもお部屋内の反響音を少しずつ軽減することはでき、反響が少ないことで話しやすさ、快適さを得ることができます。

話し声でお困りの方はぜひ試してみてください。

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