~この記事は、 2022年2月18日 配信分のメールマガジン本文となります。
過去のさまざまな防音に関する情報を共有するため
本文そのままを再掲載しております。~

飛び跳ねるような音って、ご近所に迷惑をかけてしまいます。

迷惑をかけないようにするには、「防音マット」を敷くことですが、どんな防音マットがあるの?と聞かれることが多いので、本日のメルマガでは、「防音効果を高める下地用の防音マットとは?」というお話をいたします。

今週のTopic

◎防音効果を高める下地用の防音マットとは?

◎追い防音シリーズ「防炎防音カーテン Parten(パーテン)」新発売

◎ショールーム閉鎖に伴いオンライン防音相談の枠を増やして実施中!

▼防音効果を高める下地用の防音マットとは?

この内容は動画でもご紹介していますので、お時間があるときにご視聴ください。

動画はこちら

防音マットと呼ばれるものにはいろんな種類があります。

カーペットやジョイントマットを含めて「防音マット」という名称が使われていますが、今回は防音性能を高めるために使用する下地用の「防音マット」について解説します。

防音マットは、重くて硬い素材のものやクッション性のあるもの。

また、素材を重ねた複層タイプのものまで様々な種類があります。

その中から、代表的な防音マットの特徴を紹介します

◎まずは、重くて硬い素材の防音マット

【ピアリビング】 P防振マット 

自動車に利用される耐久性に優れていて弾力性のある高性能なゴムを一度チップ状にして、特殊な技術で適度な空気の隙間を維持させながら圧縮させたマットです。

通常のゴム製のマットは違い、空気の隙間があることで、衝撃音を和らげる効果があります。

P防振マット

【ゼオン化成】 マットを2種類紹介します

サンダムE-40・45

※数字は4mm、4.5mmの厚みを表すものです

このマットは、特殊樹脂をベースに、高密度の充填剤を添加しています。面密度が1平米あたり6.8kgあるので、薄くても遮音性能が高いマットです。

E40の裏に不織布を貼ったものがE45になります。

サンダムE-40・50
サンダムE-40・50

出典元:ゼオン化成

サンダムE-45 厚さ

サンダンパーA40/A60/A80 

※数字は4mm、6mm、8mmの厚みを表すものです

・サンダンパーは改質アスファルトに、金属粉を練りこんだマットです。

 アスファルトが持つ制振性能により振動を抑制します。

また、面密度が非常に高く遮音性能が高いマットです

サンダンパーA40/A60/A80
サンダンパーA40/A60/A80 製品構造

出典元:ゼオン化成

サンダンパーシリーズ 規格

【大建工業】 遮音マットS06/S09/S18

※数字は6mm、9mm、18mmの厚みを表すものです

このマットは特殊非加硫ゴムを使用した遮音マットです。

非加硫ゴムとは、ゴムの特徴であるひっぱったり、押しつぶしても元に戻るという性質がないものです。

ゴム素材としては、重量があり遮音性能が高いマットです。

大建工業遮音マット

出典元:大建工業

大建工業遮音マットシリーズの規格

これまで紹介したものは重くて硬い素材の防音マットでしたが、これから紹介するのはクッション性があるやわらかい防音マットです。

【ピアリビング】 足音マット

ポリエステルの吸音層でポリエチレンの遮音層をサンドイッチした、3層の防音マット

薄くても3層になっているのが最大の特徴です。

足音の振動を受け止めて床へ伝わりにくくする効果があります。

また、他のマットは、昔の1間(1820mm)のサイズが基準になっていますが、足音マットは、500mm角のタイルカーペットの規格に合わせたサイズになっています。

足音マット
足音マット 3層構造
足音マットの規格

【スミノエ】 ふかピタ

ウレタン素材の重ね敷き専用のマット

クッション性が高く、分厚いタイプもあるので足音対策として防音性能が高いマットです。

サイズ展開が多いので代表的なものの紹介になりますが、厚みが10mmと20mmのものがあります。

詳しくはこちら

ふかピタの規格

【ダイウレ】 ダイウレマット DC-V6/DC-V8

※数字は6mm、8mmの厚みを表すものです

リサイクルのウレタンチップフォームの裏面に凹凸の成形加工を行っています。

また、適度な硬さによって床衝撃音を吸収します。

ホームセンターでも販売されているウレタンチップのマットと同じような素材ですが、凹凸成形されているのが特徴のマットです。

ダイウレマット DC-V6/DC-V8

出典元:ダイウレ

ダイウレマットの規格

これまでご紹介したのは置くだけでかんたんに敷けるマットでした。

防音性能は高いけど施工技術が必要な複層タイプのマットもありますので、参考までにご紹介します。

ライズ防振マット

高密度のグラスウールと高性能ゴムマットを組み合わせた防振マット

ライズ防振マット

出典元:ソノーライズ

わんぱく応援マット

ケナフフェルト、合成ゴムをあわせた遮音マット

わんぱく応援マット

出典元:アトピッコハウス

サイレント トライマット KS-UR130

ウレタンチップと塩ビ素材の遮音制振マットをあわせた防音マット

サイレント トライマット KS-UR130

出典元:特殊建販

複層タイプはどのマットもクッション性があるやわらかい素材と重くて硬い素材を組み合わせた構造になり、クッション性があるやわらかい素材が床面と接するように設置します。

このような組み合わせと配置が防音効果を高めることになります。

これまでは、足音などの重量衝撃音対策として、重くて硬いマットで床が振動しないようにする方法が主流でした。

しかし、1cmくらいの厚さのマットを敷いても足音などの重量衝撃音が伝わらなくなるような硬さと重さにはなりません。

薄い素材で床に振動を伝えなくするには、クッション性があるものを敷いたほうが効果的です。

極論を言えば、ベッドのマットレスのようなものの上を歩けば、足音は伝わりません。

しかし、あまりフワフワしすぎると通常の生活はできませんので、適度なクッション性と振動を伝えにくくする重量が必要になります。

適度なクッション性がある防音マットの上に重量があるカーペットなどを敷くことで足音対策としての防音効果を高めることができます。

このような観点から考えると、足音マットと静床ライトの組み合わせは、理想に近い形なんです。

足音マット

静床ライト

この内容は動画でもご紹介していますので、お時間があるときにご視聴ください。

動画はこちら

▼追い防音シリーズ「防炎防音カーテン Parten(パーテン)」新発売


ピアリビングで販売している防音カーテンは「コーズ」と「サウンドガード」の2種類でした。

先日から、カラーバリエーションも豊富な、消防法をクリアした防炎認定を取得している、公共施設でも使える「防炎防音カーテンParten(パーテン)」が防音カーテンのラインナップに新しく仲間入り!

カーテンレールがなくてもお好きな場所に設置が出来ます。

詳しくはこちらでご確認ください!

防炎防音カーテン Parten(パーテン)

※「追い防音シリーズ」は、すでに今防音対策を行なっている方にお勧めしたい、防音効果をより高めるためのシリーズです。

購入した防音室や防音商品・使用しているインテリアの防音性能を高めたい時に、合わせて使える便利な追加防音商品です。

*その他、商品や防音に関するお問い合わせも随時承っております!

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