みなさん、こんにちは。防音専門ピアリビングのミキです。
きびしい暑さが続く今年の夏、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
最近では、涼しいお部屋で楽しめるピアノのレッスンに励む方も増えたように感じます。
本日のメルマガでは、ピアノの音が伝わるのを効果的に軽減させるインシュレーターについてお話します。
目次
▼ピアノの音が伝わるのを効果的に軽減させる「インシュレーター」とは
ピアノは音量が大きく、近隣へ伝わる音が気になってしまい、演奏を心から楽しめないというようなお悩みについてのご相談をよくいただきます。
ピアノの音は、空気を伝わる音と、壁や床を振動が伝わる個体伝播音のどちらの対策も必要です。
集合住宅では、建物の広い範囲まで音が大きく伝わってしまう個体伝播音の対策が特に重要になってきます。
床との接地面であるキャスター部分に置くだけで効果的に固体音を軽減できるインシュレーターは、使われている方も多いと思います。
インシュレーターの素材には、プラスチック、木、ゴムなどの素材だけでなく、振動を軽減できるような構造、地震の際にピアノが倒れたりすべりにくい構造など様々です。
防音インシュレーターは、ゴム製のものが多く、厚みがあり接地面が小さくなるほど効果が高くなります。
●スーパーインシュ静
キャスターを入れる金属製のカップが床に直接ふれず浮いた状態になるよう、厚いゴム製の土台が設計されています。
さらに、ゴム製の土台は、床との接地面を小さくするために凸凹の形状になっているため、床に伝わる振動の軽減には効果的です。

スティムフューチャー
出典元:https://amzn.asia/d/j6baKdM
金属製の特殊な形で床からキャスターを浮かすことができるように設計されているので、接地面がとても小さくなり床に伝わる振動を大きく軽減します。
さらに、脚元の振動を床に逃さず空気振動に変えるので、ピアノ本来の音をよりクリアに音質を向上できる素晴らしいインシュレーターです。
現在アップライトピアノ用は開発中とのことで、グランドピアノ用のみ販売されています。

出典元:京滋ピアノ調律
http://www.stimmersaal.com/stimmfuture/
ピアリビングでは残念ながらインシュレーターの取り扱いがありませんので、お問い合わせをいただいた際には上記のインシュレーターをおすすめしています。
200kg~400kgと重量のあるピアノから床に伝わる振動はとても大きいので、インシュレータだけでなく、マットや専用の架台と組み合わせて対策していただくほうが安心です!
インシュレーターにプラスする対策は、防音カーペットと下地用マットを組み合わせる方法がおすすめです。



やわらかい下地用のマット「足音マット」が振動を軽減し、表面のカーペットはお部屋のイメージに合う質感やカラーを選ぶことができるので大変おすすめです。
床の対策はピアノを設置してしまった後だと大変になるので、後悔しないようにピアノ設置前にしっかりと対策されておくことをおすすめします!
よくある質問
Q. ピアノの音漏れにはどのような種類がありますか?
A. ピアノの音は「空気伝播音」と「固体伝播音」に分けられます。空気伝播音は部屋中に広がる響き、固体伝播音はキャスターなどから床や壁に伝わり階下や隣室へ届く音です。
Q. インシュレーターとは何ですか?ピアノ防音にどのような効果がありますか?
A. インシュレーターはピアノの脚(キャスター)下に敷く防振パーツで、床に伝わる振動を吸収・緩和する効果があります。ゴム製で厚みがあり接地面積の小さいタイプが高い効果を発揮します。
Q. インシュレーター以外に組み合わせて使うと効果的な製品はありますか?
A. 「足音マット」や「P防振マット」といった下地材に加え、「静床ライト」「静床プレミア」などの防音タイルカーペットを組み合わせることで、固体音・空気音の両方をより効果的に軽減できます。
Q. ピアノを設置する前にどんな防音対策をしておくべきですか?
A. ピアノは非常に重いため、設置後の床対策は困難です。そのためインシュレーターやマットを設置するのであれば、ピアノを搬入する前に準備しておくのがベストです。
Q.防音相談を受けることはできますか?
A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。