みなさん、こんにちは。防音専門ピアリビングのはるきちです!

電子ドラムの防音対策って、どうすれば良い?

音量調節ができる「電子ドラム」は、生ドラムのように大音量を気にせず練習ができるので、とても人気ですよね。

最近は、パットをたたくアタック音を軽減するように、メッシュ素材を使ったものも多くなりました。

ただ、振動は必ず床に伝わってしまいます。

そして建物を伝わり下の階や隣の部屋、上の階、だけでなく遠くまで届いてしまうので注意が必要です。

そこで今回は、電子ドラムの防音対策で、優先的に対策するべき場所から順番にお話していきます(o^^o)

床の防音対策

電子ドラムの防音対策を行う場合、床の対策は必須です!

電子ドラムの防音対策で防音マットを設置する時、重要なポイントがあります。

それが、

・床に接する一番下に柔らかい素材を使うこと

・硬くて重量のある素材と柔らかい素材を組み合わせてできるだけ厚く重ねること

そうすることで床に伝わる振動が少なくなり、音も伝わりづらくなります。

ピアリビングの商品だと、

・防音カーペット静床ライト

・柔らかい防音マット足音マット

・硬い防音マットP防振マット

を組み合わせて敷くようにオススメしています。

効果を高めるために、やわらかい素材を厚く重ねてしまうと、揺れが大きくなってしまい、演奏しにくくなってしまうというデメリットがあります。

バランスディスクを使って防振対策されている方が多いですが、この方法は、振動を軽減できますが、揺れも大きく演奏しにくいと言われています><

ちなみにピアリビングが販売している商品で最も防音効果が高いのが「ピアノ・ドラムステージ」という商品です。

簡易乾式二重床

周囲が木製になっており、高密度の吸音材、合板、防振マット、防音カーペットなどを重ね、高さが約10cmのステージのようになっています。

楽器の下のみ、または椅子まで含めたサイズなど、お部屋の状況に合わせて選ぶことができます。

また、表面のカーペットも11色より選ぶことができます。防音効果も高くとてもおすすめの商品です。

窓の防音対策

「お隣のお家など外に対して音を漏らしたくない」という場合は、床の次に窓の防音対策を行うようにしましょう。

電子ドラムの防音対策であれば、

(1)二重窓に施工する

(2)防音パネル

を設置するなどの対策をおすすめしています。

(1)二重窓に施工する

二重窓とは、今ついている窓の内側にもうひとつ窓を取り付けたもので、空気層が間にできるため、断熱と防音効果を高めます。

二重窓に施工すると、窓からの光を取り入れることができ、使い勝手がよい上に、しっかりとした防音対策をすることができます。

ちなみに、二重窓は、使用するガラスによって効果がかわります。防音に適したガラスを選びましょう。二重窓のガラスは、防音合わせガラスを使用しましょう。

※ピアリビングでは二重窓の販売は行っておりません。

(2)防音パネルを設置する

二重窓の工事が難しいという方には、窓にこのような防音パネルを取り付けることをおすすめしています。

ちなみにこちらは、「窓用ワンタッチ防音ボード」という商品で、このような高密度の吸音材と遮音材を組み合わせて製作していて、とても防音効果が高いです。

窓用ワンタッチ防音ボード

後は、ゴムパッキンがついているので、しっかりと隙間を塞いでくれます。

もしお値段を抑えて防音材を購入して窓に設置したいという方は、

・高密度の吸音材(特に、ロックウール吸音材)と遮音材を使用すること

・なるべく窓から隙間がでないように対策すること

の2点を意識することで、高い防音効果が期待できます。

ただ、ロックウール吸音材はそれほど湿気に強いものではないので、定期的に窓から外す必要があります。その点だけご注意ください。

※窓用ワンタッチ防音ボードは、裏面に結露防止パネルがついているので、頻繁に取り外す必要はありません。

壁の防音対策

最後は壁の防音対策になります。

電子ドラムは、音量が調節できますが、パットをたたく音は大きく響いてしまいます。

他のお部屋へ聞こえてしまう可能性もありますので、音を伝えたくない側の壁に対策を行う必要があります。

厚みと重さのある素材ほど音を遮る効果が高いです。

吸音材は密度より厚さがあるほうが効果を発揮しやすいので、厚みを重視してください。

ピアリビングで販売している商品だと、「ワンタッチ防音壁」という防音パネルをよくご紹介しています。

ワンタッチ防音ボード

お値段を抑えて対策したい方は、ロックウール吸音材と遮音材を購入して、それぞれを貼り合わせてご自身で防音パネルを作ってしまう方法もあります。

詳しい作り方はこちらの動画でご紹介しています。

よくある質問

Q. 電子ドラムの防音対策はなぜ必要なのですか?

A. 電子ドラムは音量調整が可能でヘッドホンを使えば静かに感じますが、パッドを叩く「アタック音」やペダルの振動は床を通して階下や隣室に響きます。特に集合住宅では騒音トラブルに発展する恐れがあり、床や壁、窓への防音対策が必須です。

Q. 電子ドラムの防音対策で最も優先すべき場所はどこですか?

A. 最も優先すべきは「床」です。振動が建物を通じて広範囲に伝わるため、柔らかい素材+重く硬い素材の重ね使いでしっかり対策することが重要です。

Q. 電子ドラムの下に敷く防音マットでおすすめはありますか?

A. 「足音マット」+「P防振マット」+「静床ライト」の重ね敷きが効果的です。特に高性能な対策としては、吸音材・遮音材・合板などを重ねた「ピアノ・ドラムステージ」もおすすめしています。

Q. 窓からの音漏れを防ぐにはどうすればいいですか?

A. 二重窓が最も効果的ですが、工事が難しい場合は「窓用ワンタッチ防音ボード」が便利です。吸音材+遮音材のサンドイッチ構造で、隙間もゴムパッキンでしっかり防げる設計です。

Q. 壁への音漏れ対策には何が効果的ですか?

A. 厚みと重さのある素材が効果的です。「ワンタッチ防音壁」や、ロックウール吸音材+遮音シート(例:Noisestop15)を貼り合わせたDIYパネルの設置が推奨されています。

Q. 窓や壁に防音パネルを自作する場合のポイントは?

A. 高密度の吸音材(ロックウールなど)+遮音材の組み合わせが重要です。窓や壁の隙間を極力なくすこと、湿気に弱い素材は定期的に外すなどのメンテナンスも必要です。

Q. 賃貸住宅でも電子ドラムの防音対策はできますか?

A. はい、可能です。「ラブリコ」や「ディアウォール」を使えば、壁を傷つけずにパネル設置ができます。またピアリビングでは、原状回復が可能な吸音パネルや防音ボード、マットも充実しています。

Q.防音相談を受けることはできますか?

A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。

まとめ

ドラムの防音対策を行う時は、

・床→窓→壁の順番で対策する

・床の防音対策をする時、一番下には柔らかい素材の防音マット、その上に硬く重量のある防音マットを敷いて、異なる素材の防音マットを組み合わせて対策する

・窓の防音対策は、二重窓の施工、もしくは防音パネルや高密度の吸音材(+遮音材)の設置がおすすめ

・壁の防音対策は、厚みと重さのある素材ほど音を遮る効果が高いです。吸音材は密度より厚さがあるほうが効果を発揮しやすいので、厚みを重視する

の点を意識して対策を行うようにしましょう。