みなさん、こんにちは!防音専門ピアリビングのキャサリンです(o^^o)
実は私、学生時代には吹奏楽部に入っており、トロンボーンとパーカッションを担当しておりました。
どちらも愛着はあるのですが、パーカッションを担当していたのは数ヶ月間ほどのため、今になって、改めて趣味として練習してみるのも楽しいかも…と思い始めました^^
しかし、いざ自宅でパーカッションやドラムを演奏するとなると、楽器を準備する前に、騒音トラブルに繋がらない環境づくりへの準備が必要ですよね。
そこで、今回のメールマガジンでは、ドラム演奏のための防音室についてと、新しく販売を開始した「アスファルト材質の遮音シート」についてご紹介したいと思います!
実際どれくらいうるさいの?ドラムの種類別騒音レベル
まずは、ドラムやパーカッションの種類をご紹介します。

パーカッション
パーカッションは、「打楽器」を意味し、叩いて音を出す楽器全般のことを指します。
実は、ドラムも打楽器なのでパーカッションの一種なのですが、ポピュラー音楽においてはドラムとパーカッションをそれぞれ別々に表すことも多いです。
電子ドラム
電子ドラムは、センサーがどこをどのような強さでたたいたのかを感知し、スピーカーやヘッドフォンへ音のデータを送る仕組みの楽器です。
そのため、打面を叩くことで直接生ドラムのように音が発生するのではなく、スピーカーやヘッドフォンを通してドラムのような音出して演奏します。
生ドラム
生ドラムはその名の通り、太鼓やシンバルを複数組み合わせた楽器です。直接叩くと楽器が響き、音が鳴ります。
次に、パーカッションやドラムの実際の騒音レベルに関してですが、生ドラムは目安として130dB(デシベル)程度の音が発生します。
この、130デシベルというのは、飛行機のプロペラを真近で聞いた時の音や、直ぐ近くで響く雷鳴の音の目安である約「120デシベル」よりも大きい音になります。
集合住宅の一室で演奏した場合、お部屋の防音性能を加味したとして、隣の部屋に聞こえる音量は、一般的な木造住宅では約95デシベル(dB)、一般的なマンションにおいては約80デシベル(dB)ほどになります。
パーカッションに関しては、実際に演奏されたい打楽器によっても、発生する音の大きさは変わってまいりますが、打楽器なので、最低でも平均80デシベル程度の音は発生します。
同様に、電子ドラムに関しても、シンバルを叩いた時のパカパカした音や床への振動は、70~90デシベル程度響く場合があります。
ドラム演奏のためのおすすめ防音室や防音対策
生ドラムに関しては、発生する音の大きさ上、自宅での演奏というのは中々現実的ではありません。
実際に、ピアリビングで防音性能の高い住宅で実験を行った際にも、防音対策を行っても、住宅の躯体全体が振動するような騒音が発生したためです。
一方、生ドラムほど音が出ない打楽器や電子ドラムであれば、対策が可能です。
騒音対策は、隙間があればあるほど効果が半減してしまうため、お部屋の中に防音専用のお部屋を作るのが最も効果的です。
防音室について詳しく知りたい場合はこちらの記事をチェックしてください。
防音室の設置・自作が難しい場合には、壁や床・窓・ドアなどに、それぞれしっかりと防音対策を行う必要があります。
床の対策
電子ドラムやパーカッションを演奏する場合、打鍵音やペダルの足踏み音が、そのまま床に響いて振動します。そのため、床への振動対策は必須になります。

電子ドラムの対策で実際に、【床】に設置した商品
・防音カーペット「静床プレミア」
・防音マット「足音マット」
電子ドラムの【床】の防音対策に関する詳しい動画はこちら
窓やドアの対策
電子ドラムやパーカッションを演奏する際に、お部屋に響く打鍵音や音は、壁や窓・ドアを対策することで軽減できます。
まず、窓にはできるだけ厚手の防音カーテンを設置しましょう。
防音カーテン一覧はこちら

より外への防音効果を高めたい場合には、防音パネルを窓に嵌め込んでしまうというのも効果的です。

合わせて、ドアや窓に隙間がある場合には、隙間用のクッションテープを設置することで、隙間からの音漏れを軽減することができます。
壁の対策
次に、壁の対策に関してですが、壁は特に音を防ぎたい、お隣と接している面の壁などを、まずは1~2面対策していただくことをお勧めいたします。
壁を全面対策すると最も効果的ですが、その分音が響きにくくなってしまうため、様子を見ながら対策箇所を増やしていただくことをお勧めいたします。
壁の対策には、グラスウール吸音材「GCボード」と、遮音シート「SC-24」の併用がお勧めです。
・グラスウール吸音材「GCボード」

・遮音シート「Noisestop15」

「GCボード」は密度32Kの、吸音効果が高い吸音材です。
厚みも5cmほどあるため、遮音効果の高い「Noisestop15」と併用してご使用いただくことで、空気伝搬音をしっかり軽減できます。
まずは、下記動画のように、「GCボード」と「遮音シート」を貼り合わせて、自作の防音ボードを作成しましょう。

それを、「塩ビジョイナー」などの取付部材を使用して、壁に設置すれば完了です。
新発売!ピアリビングオリジナル遮音シート

Noisestop15は、一般的な軟質性の遮音シート「サンダムCZ-12」などと比較しても、約1.5倍~2倍程度の遮音効果が期待できます。
カッターやハサミでカットができ、GCボードやロックウールボード・ポリリーフとの貼り合わせも可能なので、効果の高い防音対策をご検討中の方は、ぜひご参考ください!
よくある質問
Q. ドラム演奏の音量はどれくらいで、防音対策はどの程度必要ですか?
A. 生ドラムの音量は最大約130dBで、雷鳴や飛行機の近くに匹敵します。木造住宅では隣室に約95dB、RC造でも80dBの音が漏れる可能性があり、強力な防音対策が必須です。
Q. 自宅で生ドラムを演奏することは可能ですか?
A. 現実的には難しいです。躯体全体が振動するレベルの騒音が発生するため、集合住宅や住宅街では演奏を避けるべきです。
Q. 電子ドラムやパーカッションの防音対策は可能ですか?
A. はい。電子ドラムや軽打楽器は、生ドラムより音量が小さく(70~90dB程度)、DIY防音対策で騒音軽減が可能です。
Q. ドラム演奏時の床への防音対策は何が有効ですか?
A. 「静床プレミア」や「足音マット」、「P防振マット」の重ね敷きが効果的です。振動や打鍵音の伝搬を抑え、階下への音漏れを軽減します。
Q. 窓やドアの音漏れ対策には何を使えば良いですか?
A. 厚手の防音カーテンや窓用ワンタッチ防音ボード、隙間テープを併用することで、音の抜け道を効果的に防げます。
Q. 壁への防音にはどんな素材が効果的ですか?
A. 吸音材と遮音シートを組み合わせた防音ボードでの対策がおすすめです。音が漏れやすい壁1〜2面からの対策が効果的です。
Q.防音相談を受けることはできますか?
A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。