みなさんこんにちは!ピアリビング・防音コーディネーターのかぶちゃんです!
おうちにいる時間が長いといろんな音が気になります。
「この音ってご近所に迷惑をかけているのでは?」と思ってしまうこともあります。
今回は、意外とご近所に迷惑をかけているかもしれない音についてお伝えします。
特に集合住宅では気をつけたい音になります。
その音注意!意外と多い「苦情を言われやすい音」3選


最近、ご相談の中で聞くことが増えたと感じるのが、他の部屋から聞こえる次の3つの音です。
●カーテンを開け閉めする音
●ドアや引戸を閉める音
●掃除機をかける音
3つとも固体を伝わる音なので防ぎづらい音になります。
特に他の部屋から聞こえる音の場合、自室で何か対策してもほとんど効果がありません。
音の発生源で対策する必要があります。
しかし、「カーテンを開け閉めする音がうるさいです」とは他の部屋の方には言いづらいと思います。
そこで、ご自身も他部屋のご迷惑をかけないように対策をしてから、同じような対策を「全戸」に促してほしいと管理会社にご相談されるのがよい方法ではと考えます。
それぞれの音でカンタンにできる対策をご紹介します。
苦情を言われやすい音の対策方法3選
●カーテンを開け閉めする音の対策
カーテンをゆっくり開け閉めすれば、それほど気にならないのですが、「シャッ」と閉める音ってなんだか気になるという話をよく聞きます。
カンタンにできる対策は、カーテンを吊るしている「ランナー」を静音タイプに変えることです。

ランナーがカーテンレールに接触する部分が防振ゴムになっているので、音が軽減します。
しかし、これでも完璧ではないので、カーテンの開け閉めはゆっくりすることを心がけましょう。
ドアや引戸を閉める音の対策
この音も、ゆっくり閉めることで「バタン」という音はしないのですが、生活のする中でついつい勢いよく閉めてしまうことってあると思います。
ドアや引戸を閉めるときに、木枠に当たる「バタン」という音が他の部屋に伝わります。
カンタンにできる対策は、木枠に戸当りテープを貼りましょう。
100円ショップなどで販売されているもので問題ありません。


このように少し貼るだけでも、「バタン」という音が「トン」という音に変わり他の部屋に伝わる音が小さくなります。
ドアだけではなく、キッチン収納の扉、洗面台の扉などに貼ると「バタン」という音が気にならなくなります。
引戸が当たる木枠にも貼ることで音を軽減することができます。

また、引戸は滑りが悪くドアが重く感じたり、キュルキュルと異音がする場合があります。
その場合は、戸車に「フッ素系の潤滑スプレー」を吹きかけることで戸車がスムーズに動くようになり異音もしなくなります。
引戸の溝にもホコリが溜まっていますので、溝の掃除も一緒に行ってください。

掃除機をかける音の対策
最近は静音タイプの掃除機があり、掃除機本体の音は昔に比べて小さくなったと感じるのですが、意外とうるさく感じるのが、掃除機のヘッドが壁にぶつかる音です。
掃除機のヘッドが壁に当たらないように注意して掃除機をかけると良いのですが、勢いよく掃除機をかけているとついつい壁にぶつかることがあります。
対策としては、掃除機をかけるときに、壁際にクッションを置いておくなど、壁に直接掃除機のヘッドが当たらないようにするとよいでしょう。
また、フローリングの床の目に逆らうと、「ガリガリ」という音がしますので、床の目に沿って掃除機をかけることがおすすめです。

よくある質問
Q. 集合住宅で苦情が出やすい生活音には何がありますか?
A. よく苦情が寄せられる音として、以下の3つが挙げられます
カーテンの開け閉め音:「シャッ」という音がレールを通じて響きやすい
ドア・引き戸の開閉音:「バタン」という衝撃音が木枠に伝わりやすい
掃除機の操作音:ヘッドが壁にぶつかる音やフローリングとの摩擦音
Q. カーテンの開け閉め音を静かにする方法は?
A. 以下の対策が効果的です
静音ランナーに交換:カーテンレールとの摩擦を軽減できます
ゆっくり開閉する:勢いを抑えるだけでも十分効果があります
Q. ドアや引き戸の「バタン音」はどう対策すれば良い?
A. 簡単にできる対策としては以下の様な対策方法があります。
戸当たりテープを貼る:ドアの接触音を「トン」という柔らかい音に変えられます
潤滑スプレーで滑りを改善:引き戸の戸車にフッ素系潤滑剤を使うと異音も軽減できます
Q. 掃除機の騒音対策にはどんな工夫ができますか?
A. 掃除機使用時の音を抑えるためには以下が有効です
壁にクッションを置く:ヘッドが壁に当たっても音を吸収できます
フローリングの目に沿って掃除する:逆らうと「ガリガリ音」が出やすいため
ヘッド操作をゆっくり行う:急な動作は振動音の原因になります
Q. 外部からの固体音は自室での対策で防げますか?
A. 固体音(振動音)は建物全体に伝播する性質があるため、自室での対策だけでは限界があります。防音効果を得るには、音の発生源側での対策が最も有効です
Q.防音相談を受けることはできますか?
A.はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。
まとめ
いかがでしょうか?
苦情を言われやすい音を把握して、苦情を言われない快適な日常を送ってくださいね。