Q.
築19年の賃貸アパートに引っ越したのですが、床のきしみ音が気になって、生活できません。
少しでも、床が軋む音や、ギシギシ・ミシミシと言った音を軽減することは出来るでしょうか?
リフォームせずに、賃貸物件でも対策できる方法があれば教えてください!
A.
ご質問ありがとうございます。防音専門ピアリビングのキャサリンです!
築年数がある程度経過したアパートやマンションでは、入居後に、床の一部を歩いた際に「ギシギシ、ミシミシ」と言ったような、床がきしむ音が気になる場合がございます。
そう言った、床のきしみ音は、どれくらい建物や床が傷んでいるかによっても対策方法や、対策できる範囲が変わってまいります。
このページでは、アパートやマンションで発生する床のきしみ音について、賃貸でも対策可能な方法をご紹介いたします。
レベル別!賃貸OKな床の軋み音対策方法3選
レベル1:自宅にある家具を使った軋み音の軽減方法
床のきしみ音対策の場合、まず出来ることは、出来るだけ設置面積が大きめの、重量のある家具をまんべんなく設置していただくことです。
もちろん、床の対荷重に耐えられる程度の重量の家具の設置が必要ですが、ある程度重量のある家具を設置することで、床が軋む面積を狭めたり、ギシギシ音を多少抑えることができます。

レベル2:防音カーペットを使った軋み音の軽減方法
次に、防音カーペットなど、ある程度厚みと重量があるマットやカーペットを敷いていただく方法です。
できれば、床全面に設置していただくことで、床全体のきしみを抑えることができます。
ピアリビング取り扱いの防音タイルカーペット、「静床ライト」と「静床プレミア」は、50cm角のタイルカーペット1枚で1kg以上重量があり、厚みも9.5mm以上ございます。
レベル3:防振マットを重ねて、床の軋み自体を抑える方法
最後に、床のきしみ音をもっとしっかり抑えたい場合には、上記でご紹介したような防音カーペットと合わせて、防振マットや防音マットなどを重ねていただくことをお勧めいたします。
床のきしみ音対策で防音マットを重ねる場合、防音マットは、ある程度重量のあるマットをご使用いただくことをお勧めいたします。
柔らかくて、厚みがある軽量のマットやカーペットは、設置したお客様の足音などの振動を軽減する効果はございますが、床自体が軋んでしまっている場合の、きしみ音対策にはそれほど効果が見込めない場合がございます。
ピアリビング取り扱いのP防振マットは、リサイクルゴムをフレーク状にして、衝撃吸収・遮音効果を高めるために、多孔質状に固めたマットです。
ゴム製のマットのため、お届けしてすぐは建材特有のにおいが気になる場合がございますが、通気性の良い場所で換気していただければ、においは永続するものではございません。
おまけ:防音マットとフロアタイルを使って床全体を防音DIY!
床全面はフローリングのまま、少しでもきしみ音を抑えられたい場合に、賃貸OKの床の防音リフォーム方法も動画でご紹介しています!
きしみ音対策の場合は、動画でご紹介している足音マットの下に、5mm厚のP防振マットを設置していただくと効果的です。
よくある質問
Q.築年数の経過した賃貸アパートで床のきしみ音が気になるのですが、原因は何ですか?
A. 床のきしみ音は、木材の乾燥や劣化、施工時のズレ、下地の緩みなどが原因で発生します。築年数の経ったアパートやマンションでは「ギシギシ」「ミシミシ」といった音が出やすくなりますが、賃貸でも対策可能な方法があります。
Q.賃貸でもできる床のきしみ音対策にはどんな方法がありますか?
A. 修理を行わずとも軽減できる方法として、次の3段階の対策を紹介しています。
レベル1:家具で対策
重量があり設置面積の広い家具をまんべんなく配置することで、床のたわみを抑え音を軽減します。
レベル2:防音カーペットを敷く
厚みと重量のあるカーペットを床全面に敷くことで、広範囲のきしみ音を抑える効果が期待できます。
レベル3:防音カーペット+防振マットを重ねる
床材自体のたわみや振動を抑え、より根本的なきしみ対策になります。
Q.どんな防音カーペットがおすすめですか?
A. ピアリビングですと「静床ライト」や「静床プレミア」は、1枚あたり1kg以上の重量と9.5mm以上の厚みがあり、床のきしみ音対策に最適です。防音効果や足音の軽減にも優れています。
Q.防振マットとは何ですか?床のきしみにはどのように効果がありますか?
A. P防振マットは、リサイクルゴムをフレーク状に固めたもので、衝撃吸収と遮音効果があります。防音カーペットの下に敷くことで、床材の動きを抑え、根本的にきしみを軽減します。屋外使用も可能で、DIYでも設置しやすいです。
Q.上記の対策をしても床のきしみ音が改善しない場合はどうすればいいですか?
A. 建物の構造自体に問題がある可能性もあるため、その場合は管理会社への相談、専門業者によるリフォーム、もしくは引っ越しの検討も視野に入れる必要があります。ただし、まずは手軽にできる対策から少しずつ試すのが推奨されています。
まとめ
ここまでやっても床がギシギシと軋んでしまう場合や、建物を支える建具や支柱なども振動してしまっている場合には、お家のリフォームやお引越しを検討していただいてもいいかもしれません。
まずは、少しずつ、できる範囲から対策していただくことをお勧めいたします。
こちらの記事では、築年数が経過したアパートやマンションの、床のきしみ音対策についてご紹介しました。
今、床のきしみ音に悩まされている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
