ゲーム実況 防音 対策

ピアリビングのお客様Q.自宅でゲーム実況をしているのですが、先日近隣の方から苦情を言われてしまいました。そのため、何かしら防音する必要があると思っています。

ゲームはレースゲーム、リングフィットアドベンチャー、VR(オキュラスクエスト2)などをしており、発する主な音は、『足音』『リアクションの声』『パソコンの打鍵音』です。どのような防音対策を行えば良いでしょうか?

 

ピアリビングスタッフ

A.ご質問ありがとうございます。防音専門ピアリビングのはるかです。

ゲーム配信の防音対策は、よくお客様対応する中でもご相談をいただきます。盛り上がると、リアクションの声ってどうしても大きくなってしまいますよね…(;^_^

今回は、「足音」「リアクションの声」「パソコンの打鍵音」、それぞれで適した防音対策をご紹介していきますね。

足音の防音対策

まず、足音についての対策方法ですが、床には防音マットを敷くことをおすすめします。

時々、「床の防音といえば、ジョイントマット」と思われて、ジョイントマットのみで対策される方がいらっしゃいます。

ただ、ジョイントマットだけで対策することは、あまりおすすめできません…><

ジョイントマット

もちろん何も敷かない時と比べると、多少下の階への音は小さくなりますが、不十分である場合が多いです。

(実際に、マンションの上下階でジョイントマットを使って防音実験した際の動画はこちらをご覧ください)

床の防音対策を行う場合、【重量】と【厚み】と【クッション性】がとても重要になります。

ジョイントマットは厚みやクッション性があるものの、比較的軽量なので、もう少し厚みと重量のある防音マットを敷くようにしましょう。

ピアリビングで販売している商品だと、防音タイルカーペット「静床ライト」がおすすめです。

防音カーペット静床ライト

静床ライトは、上からの振動音を軽減させるために、建物の揺れを防ぐための免震構造を応用して作られています。

静床ライトの構造

免震構造は地盤と建物の間にゴム等の免震装置を設置することで、揺れそのものを防ぐようにできています。静床はその構造を活かした3重構造になっており、バッキング層内のガラス繊維1本1本を自立させることで、上からの振動が下に伝わることがないようにしっかりと吸収してくれる仕組みとなっているのです。

リアクション時の声

声は、お部屋の中でも隙間が出やすい「窓」や「ドア」から伝わっている可能性が高いです。声は音の中では中高音域に値し、これらの音は隙間を塞ぎ、「窓」や「ドア」の対策を行うことである程度、防音効果が見込めます。

話し声は窓やドアから伝わる

「窓」の防音については、【隙間を塞ぐ】【厚み】【重量】の3点を意識して対策するようにしましょう。

 

ピアリビングでは以下の対策をおすすめしています。

①厚手で重量のあるカーテンを設置する

②隙間テープを活用する

③ピアリビングの防音カーテンを使う(or防音ライナーを使う)

④防音ボードを設置する

①厚手で重量のあるカーテンを設置する

カーテンを選ぶ際、厚手で重量のあるカーテンを選ぶようにしましょう。重量がある程、防音効果は高くなる傾向にあります。

 

②隙間テープを活用する

窓に隙間テープを設置するだけでも、数dB程度ではありますが、音の軽減に有効です。

隙間テープはピアリビングでもホームセンターでも販売されているので、手に入りやすく、かつ簡単に防音対策ができます。

隙間テープ

③ピアリビングの防音カーテンを使う(or防音ライナーを使う)

ピアリビングの防音カーテン「コーズ」は、実は3枚の布を縫い合わせて作られているんです。そのため、非常に重量があります(;^_^(賃貸マンションのカーテンレールに取り付けは可能です)表面はワッフル生地になっているため吸音効果があり、お部屋で響いている音を吸収します。そして、裏面の生地は固い布でできており、遮音効果があるため音を遮断してくれます。

防音カーテンコーズ

防音カーテンコーズの構造

「お部屋のインテリアを考えて、カーテンは変えたくない!」

「今のカーテンは気に入っているので、できれば使い続けたい」

そのような方には、こちらの「かんたん防音ライナー」という商品をおすすめしています。

防音ライナー

防音ライナー」は、すでにお手持ちのカーテンの裏に取り付けるだけで表のカーテンからは隠れるので、お部屋のインテリアを変えることなく防音対策できます。

ちなみに防音ライナーは、防音カーテンコーズで使用している裏面の2枚の布と同じ素材になります。

防音ライナー構造

④防音ボードを設置する

「防音カーテンを設置しても、周りからの苦情がおさまらない」

中にはそうした方もいらっしゃいます。その場合は、窓に防音ボードを設置する方法をおすすめしています。

それがこちらの防音ボード「窓用ワンタッチ防音ボード」になります。

窓用ワンタッチ防音ボード

二重窓と同等程度の防音効果があり、防音カーテンのみでは防ぐことができない中低音域の音にも効果的です。

お部屋の窓のサイズに合わせてピッタリで製作するため、隙間なく設置ができ、窓の防音対策商品では最も効果的です。

 

「パソコンの打鍵音」

パソコンの打鍵音については、キーボードカバーを使ったり、静音キーボードに変えたりすることで、ある程度軽減ができます。

一方でパソコンの打鍵によって周囲に響く振動音については、キーボードの下に防音マットを敷くことで、下の階や周囲への音対策に有効です。

特にピアリビングでは、「足音マット」をおすすめしています。

足音マット

このようにPCの下に足音マットを敷くことで↓、下の階に伝わる音が軽減されます。

パソコンの下に足音マットを敷く

実際に、足音マットを敷いた時と敷いていない時で、パソコンをタイピングした時の音を騒音計で比べてみると…7dB程減となりました!正直近くで音を聞いた時にはそれほど大きな違いは感じませんでした(;^_^

ただ、「下の階に伝わる音」については恐らく大きく軽減されるのではないかと思います。

足音マットを敷いた時の防音効果

 

お客さまの声

実際にゲーム配信をしていて、近隣の方から苦情があり防音対策されたFさまのお声をご紹介します。Fさまは、ピアリビングで防音カーテンコーズと窓用ワンタッチ防音ボードを購入いただきました。

窓用ワンタッチ防音ボード_設置事例

最初は防音カーテンコーズを購入された後、それでも苦情が入ってしまったということで窓用ワンタッチ防音ボードを購入されました。

窓用ワンタッチ防音ボードを導入してからは、ほとんど苦情がなくなり、音を気にすることなく自宅でゲーム配信を楽しむことができるようになったそうです。

ただし窓用ワンタッチ防音ボードを購入されてからも、一度だけ苦情が入ってしまったようで、ご自身で窓用ワンタッチ防音ボードの裏面に鉛シートを貼ったとのこと…!その後は、一度も苦情が入らなくなったそうです。