畳はフローリングに比べると表面がやわらかいので、多少階下に響く音が軽減できます。

ただ、畳を実際にはいでみると単なる板張りなことが多く、
防音性というのはあまりありません。

よくお客様に、畳の場合どうしたらよいでしょうか?との
お問い合わせをいただくのですが、
畳の場合の対策として効果的な方法をご紹介します。

畳の上に防音カーペットを敷くのも効果的なのですが、
ドスドスと振動を伴うような音の場合、畳の下にある板がぶつかることによって発生します。
この振動に関してはどうしても階下に響きますので、
いっそ畳をはぐって板張りの上に防音マットなどを敷きます。
それだけで20dB以上軽減します。(敷き詰めた場合を想定して)

P防振マット

 

 

例えば、90dBの音が70dBに軽減されるだけで
音エネルギーを100分の1減らすことを意味します。

P防振マット5mmタイプのものでも500Hzのところでみると30dBの効果なんです。

畳の下のようにあまり隙間がない場合はこの5mmのタイプが
とても使いやすくて便利です。

■P防振マット
https://www.pialiving.com/c/soundproof_diy_materials/anti_vibraition/p_matto

それとは別に、部屋の扉がふすまの場合はどうしても隙間ができてしまうので、
2枚を固定してしまい、隙間テープで隙間を埋めてしまう或は合板をはる、
又は大きめの家具(本棚など)でふすまを塞いでしまう、
といったやり方も効果があります。

障子などの場合は、その桟の部分に吸音材をつめて
さらに障子紙で塞いでしまう、といったやり方でも音を軽減できます。