みなさん、こんにちは。防音専門ピアリビングのはるきちです!

先日、とある管理会社さまと共同企画で、木造アパートを利用して床の防音実験を行わせていただきました。

皆さん、本当に親切にしていただき、2日間の短い時間でしたが、とても充実した時間を過ごさせていただきました。

今回のメルマガでは、そちらの実験結果についてご紹介します^^

目次

木造はどの程度「音」が響くのか検証してみた

ピアリビングの防音マットを敷いた結果

まとめ

▼木造はどの程度「音」が響くのか検証してみた

家賃の安さが魅力の木造物件。他にも通気性が高く、湿気がこもりにくいなどの沢山のメリットがあります。

一方で気になるのが「音問題」。ただしどの程度音が響くかは、実際に体感してみないと分からないものです。

そこで今回は、なんと…!!!とある管理会社さまのご協力のもと、築(約)30年のロフト付き木造アパートの上下階を利用させていただき、防音実験を行いました(o^^o)

(今回の実験動画は、9月中旬~末頃にYouTube動画でもご紹介します♪)

▼防音アドバイザーのかぶちゃんと管理会社様が2階でお話している様子

防音アドバイザーのかぶちゃん

<<実験方法>>・2階で音を出して、1階のロフト下で音を体感・計測

・今回試した音の種類は以下の4つ

【1】足音

【2】ロフト(1番下の段)からピョンとジャンプする音

【3】ペットボトル(水が満杯に入った)を30cm程度の高さから落とす音

【4】ペンを落とす音

・実験の順番は以下の通り

(1)対策なし

(2)防音タイルカーペット「静床ライト」+下敷き用防音マット「足音マット」

(3)静床ライト+足音マット2枚重ね

ピアリビング 床騒音対策なし

*防音タイルカーペット「静床ライト」

ピアリビング 静床ライト

50cm×50cmの防音タイルカーペット。建物の揺れを防ぐための免震構造を応用して作られてた3重構造になっており、LL-40の防音効果を発揮します。

カッターでカットができるので、敷きたい場所に自由自在に設置ができ、汚れた部分だけ取り外して水洗いできるので、お手入れが楽々です。

下敷き用防音マット「足音マット」

ピアリビング 足音マット

 防音カーペットやラグの下に敷くことで、防音効果を高める防音マット。

サイズは静床ライト2枚分の50cm×100cm。吸音層と遮音層の3重構造になっており、静床ライトと組み合わせるとΔLL-6と非常に高い防音効果を発揮します。

まずは、(1)対策なしの場合で検証しました。

1階で聞いた時の皆さんの印象は、

「当たり前に起こりうる生活音が、木造だとこれほどまで響くのかと驚いた」

「ペンを落とす程度でこんなに音がするなんて、とても驚いた」

「特にペットボトルを落とす音は、雷が落ちたのかと思うくらい大きな衝撃音だった」

などの声が寄せられました。

▼ピアリビングの防音マットを敷いた結果

それでは次に、ピアリビングの商品を敷いて、(2)静床ライト+足音マット(3)静床ライト+足音マット+足音マットで実験しました。

RC造の場合だと2枚を重ねることで、普段の生活音のみならず、お子様の足音対策やピアノの防音である程度の軽減が見込めます。

ただ、防音性能の低い木造の場合、それ以上の防音対策が必要だと感じ、今回は静床ライト+足音マット+足音マットの3枚重ねでも実験してみました。

実験結果がこちら↓です。 

ピアリビング ワンタッチ防音壁
ピアリビング ワンタッチ防音壁

【1】【2】足音、ロフトから降りる音

普段生活する時程度の足音であれば、防音対策することで、音は大きく軽減されました。

耳に響いていた音が、「遠い場所からにぶい音が聞こえるな~」と思うほど小さくなりました。

ロフトから飛び降りる音(1番下の段から飛び降りる程度の音)も同様で、防音対策を行うことで、音が軽減されているという印象でした。

ただし問題なのが、『歩き方』によって響く音が大きく異なること。

例えばかかと歩きで「ゴンゴン!!」と大きな足音を出すと、防音対策をしていても音は大きく聞こえてしまいます。

普段の生活音以上の大きな振動音を軽減するのは、木造の場合、非常に難しいことを改めて痛感しました。

【3】ペットボトルを上から落とす音

今回実験した音の中で、最も大きな音を発したのがこちらです。

対策なしの状況だと、まさに雷が落ちたような衝撃で、誰もが非常に驚いていました(;^_^

(私も、毎回「ビクッッッッッ!!」となっていました汗)

ペットボトルの音もかかと歩きの音と同様に、対策しても1階に音は聞こえました。

もちろん多少は小さくなりますし、耳に響いていた音は和らぎます。

「耳に響く高い音は軽減されて、低い音は変わらず聞こえている」印象です。

【4】ペンを落とす音

今回実験した音の中で、最も防音された音がこちらです。

ペンを落とす音って、耳に響く高い音を発するので、そちらの音が全く聞こえなくなります。

静床ライト足音マットだけでも、ほとんど音が聞こえないくらいまで小さくなります。

改めて、同じ防音対策をしても、低い音は軽減されにくく、高い音は軽減されやすいことを実感しました。

▼まとめ

木造で、静床ライト足音マット2枚を敷いた時に、軽減できた音・軽減が難しい音は以下となりました。

■軽減できた音

・通常の足音

・ペンを落とす音

・スマホのバイブ音

(スマホのバイブ音のみ数値を計測できていません。ただ、静床ライト+足音マットの2枚でほとんど音が聞こえないレベルまで小さくなりました)

■軽減が難しい音

・かかと歩きの足音

・ペットボトルを落とす音

今回実験をしてみて実感したのは、「RC造と木造だと、同じ対策を行っても伝わる音が大きく変わる」ということです。

防音性が低い傾向にある木造住宅の場合、RC造よりも防音マットを何枚も重ねて対策する必要がありそうです!

ちなみに以前、RC造の新築マンションでも防音実験を行ったことがあり、その際の実験結果はこちらの動画でまとめています。良ければご覧ください。



~おまけ~
ふーこ社長が1階のロフトで必死に2階の音を聞いている様子をパシャリ。

ロフトに対して憧れの強いふーこ社長は、ロフトで音を聞くことができてとても嬉しそうでした(^^;;

ピアリビング ワンタッチ防音壁

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