音色のボリューム調節ができる「電子ドラム」は、生ドラムのように大音量を気にせず練習ができるので、趣味でドラムを演奏する方からプロまで、色んな方に人気ですよね。
そして、本体や拡張機能を使って音色を変えられる楽しさがあります。ロックやジャズ、ポップスなど、叩く曲調に合わせて音色を変えられるのも、電子ドラムならではの特徴と言えます。
最近では、まるでスタジオで生ドラムを叩いているかのような、リアルな音色まで再現されているものもあるようです。

ボリューム調節ができるとはいえ、電子ドラムを住宅で演奏する際に気になるのが「振動」。
この記事では、自宅で電子ドラムを演奏する際に気をつけたい音とその対策について詳しく紹介していきます。
さらに、実際に新築マンションの上下階を使ったドラムの振動実験も行っていますので、ぜひ最後までご覧ください。
集合住宅の方も戸建ての方も、快適なドラムライフを送るための参考にしてみてくださいね!
▼今回のお悩み
物件:マンション
どこに対して:階下・隣室・外
音の種類:電子ドラム
いつ:日中
音の大きさ:90~130dB
電子ドラムの音の大きさ
電子ドラムの音の大きさは、演奏強度にもよりますが、60〜130dBほど。
パッドを叩いた音だけが響く程度の場合もあれば、アンプを使うと大きく音が響く場合も。

音の高低差は30Hz〜18kHz(ドラム類は40Hz〜と低く、シンバル類は200Hz〜と高い)ほどです。ただ、電子ドラムは音色を自由に変えられるので、これらはあくまでも目安の数値となります。
電子ドラムのから出る音は2種類
電子ドラムから発生する音は「固体伝播音」と「空気伝播音」の2種類があります。
- 固体伝播音・・・足音や物音など:固体に直接衝撃が伝わり、振動となって伝わる音。
- 空気伝播音・・・話し声やテレビの音など:空気が振動して伝わる音。
電子ドラムから発生する音を分類すると、下記のようになります。
- 固体伝播音・・・パッドを叩いたり、ペダルを踏んだりする際に発生する衝撃
→ドラムセットや椅子が接地している床へ振動が伝わる
- 空気伝播音・・・本体から出力される音色・スティックやペダルが当たった際に響く音
→空気を介してさまざまな方向へ音が伝わる

ドラムは不満を訴える道具だった・・・?
古代中国:宋(10世紀~13世紀に中国を統一した王朝)時代に書かれた「楽書」という本によると、賢い王様は太鼓を領地のあちこちに吊っておき、人々が政治に対して不満があるとき、その太鼓を叩いて抗議の訴えをできるようにしたというのです。
選挙以外で世に対して思うことを表現できるこのシステム、私たちが暮らす現代でもちょっと欲しいかも・・・?なんて思っちゃいます。
電子ドラムの振動はどれくらい響く?
先述のように、自宅で電子ドラムを叩く際に最も気になるのが「振動」ですよね。
生ドラムでなくとも、キックペダルでバスドラムを叩いたり、スティックでタムやシンバルを叩いたり、衝撃を与えてリズムを生み出す楽器である以上、電子ドラムでも避けられない課題です。

また、足音や物音などの生活音とは違い、意図的に出している振動であるため、隣室や隣家に対して、より手厚い配慮が必要です。
ドラムマットだけでは振動対策には心許ないかも
皆さんはドラムマットをお持ちでしょうか?
楽器店やネット販売されている「電子ドラムスターターセット」などでは、ドラムマットが付属されている場合もあります。
「ドラムを買う時にドラムマットも買ったよ」という方も多いのではないでしょうか。
ドラムマットの役割は、振動の軽減と床の保護。
厚みや大きさ、価格などはメーカーによってさまざまですよね。
ただ、実際にドラムを叩いてみるとどうでしょう。
マットを敷いていても、想像より振動が響いていませんか?
パワフルで大きな振動を伴うドラムの振動対策には、ドラムマットだけでは不十分かもしれません。
集合住宅は大きな一つの建物の中に、それぞれのお部屋がある状態です。
どこか一室から振動が発生した場合、床や壁、天井を介してさまざまな方向に伝わってしまいます。
こうした振動が原因で騒音トラブルに発展してしまわないような対策が必要です。
新築マンションでの電子ドラム振動実験
ピアリビングでは、新築マンションで実際に電子ドラムを演奏し、階下にどれくらいの振動が伝わるのか実験してみました。
建物の種類:マンション
建物の構造:2018年の新築RC造マンション、
スラブ厚は200mmと厚く、二重床のフローリング仕上げ。
対象の音 :階下へ響くドラムの振動
測定箇所 :階下の部屋
対策場所 :床
対策商品 :防音カーペット静床プレミア・防音マットP防振・防音マット足音マット
上記の条件で、実験をした結果がこちらです。
アンプ(入) | アンプ(切) | |
対策無し (ドラムマットのみ) | 約58dB | 約54dB |
対策あり (静床プレミア+P防振マット+足音マット) | 約34dB | 約32dB |
結果 | -24dB | -22dB |
対策無しの状態では、「ダンダン!ドスドス!」と大きく響いていた音が、対策ありの状態では「ボンボン」という感じで、音の尖りが軽減されて鈍い音に変化しました。
実験で行った対策のように、振動へは厚みのあるしっかりとしたカーペットやマットの下にクッション性のあるマットを重ねる方法がおすすめです。
また、ドラムの振動に限らず、足音や物音にもおすすめの対策方法です。

こちらの実験は、ピアリビングの公式Youtubeチャンネルにて動画を掲載しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。

防音タイルカーペット「静床プレミア」
防音効果:ΔLL-4/特殊な3重構造/保温・断熱・防ダニ・消臭・防炎機能・カット可/50cm×50cm/3色展開/3,850円(税込)~

防音マット「P防振マット」
防音効果:L-55/面密度4.8・9.7(kg/m2)/遮音×制振ゴムマット/高耐久性・耐水・カット可/910×450mm, 厚み5mm・10mm/2,860円(税込)~

下敷き用防音マット「足音マット」
防音効果:ΔLL-3 / 特殊な3層構造 / カット可 / 50×100cm・幅100cmロール / 3,630円(税込)~
ディスクふにゃふにゃシステム(DFS)も有効
ドラマー界隈では割と有名なこの対策。
聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ディスクふにゃふにゃシステム(DFS)は、元ドラマーさんが生み出したドラムの振動対策方法のひとつで、バランスディスクという体幹トレーニングなどで使用されるエアクッションを活用したものです。

バランスディスクと組み合わせる資材は人によってさまざまのようですが、今回は下記の記事を参考にさせていただきました。
参考:みっきーのドラム教室「電子ドラムの騒音問題を解消!ふにゃふにゃシステムの作り方と効果をレビュー。」
こちらの記事では、このような構造で作成されています。

電子ドラム
↓
絨毯・防振マット
↓
合板
↓
バランスディスク
↓
防振マット(防音カーペットでも代用可)
↓
床
合板と防振マットの間に間隔的に配置されたバランスディスクが「浮床」のように接地面を縮小し、また、衝撃を軽減するため、床へ伝わる振動が穏やかになります。
一つだけデメリットを挙げるとすると、「ふにゃふにゃシステム」の名前の通り、地面が安定しないため、演奏中のバランスが取りづらいという点があります。
ただ、コストを抑えて出来る対策のひとつなので、ぜひ参考にしてみてください。
パッドを叩く音も結構漏れている
次に、本体から出力される音色・スティックやペダルが当たった際に響く音(空気伝播音)について考えてみましょう。
ドラムを練習する中で、とても重要かつ頻度が高い「パッド練習」。
電子ドラムを持っていなくても、「自宅ではトレーニングパッドとペダルだけで練習をして、スタジオのドラムセットを叩きに行く」という方も少なくはないかと思います。

トレーニングパッドも電子ドラムのセットも、叩いた際に振動と一緒にお部屋に響くのが「パカパカ」という音。
楽器店やスタジオのロビーなどで聞くとあまり気にならない音にも感じますが、住宅となると結構響いてしまうものです。
室内に響いた音は、壁や家具などの固体にぶつかって跳ね返り、さらに響きが増幅してしまうことも。
そうして大きく響いた音が、窓や換気口、壁などから周囲に漏れてしまうリスクが考えられます。

パッド音が室内で響くのを防ぐ対策
室内で響くパッド音を軽減するために有効な方法をいくつかご紹介します。
パッドに厚手のタオルを掛ける
スティックやキックペダルが当たるパッド部分を厚手のタオルで覆って、衝撃を軽減する方法です。
私の周りにもドラムをやっている人がちらほらいるのですが、アタック音が響いて騒音になってしまうのを防ぐために、パッドの上に厚手のタオルを掛けてビート練習(リズムを打つ練習)をしているのを見かけたことがあります。
ズレが気になるところではありますが、足音マットのようなクッション性のあるマットを置くことでも対策できそうですね。
ただ、スティックのタッチ感やペダルのキック感を適度に残しつつ対策したいという場合には、やはり厚手のタオルくらいがベストかもしれません。
最近では、パッド音をより響きにくくするために、メッシュ素材を使ったものも多くなりました。ドラマー自身も気になる音ですから、こういったメッシュ素材への改良などがなされているのでしょう。
ラグやカーペットを広く敷く
お部屋に響いた音を和らげるための吸音対策として、床に毛足のあるラグやカーペットなどを広く敷く方法があります。
また、クッションやお洋服ラックなどをお部屋におくことでも、布地による吸音効果で音の響きが和らぎます。
「吸音」について
発生した「音(空気の振動)」が「壁や家具など(物体)」を通り抜ける際にそれぞれの間に摩擦が発生します。摩擦により音が熱エネルギーに変換されることで、空気の振動が減衰する過程が「吸音」です。
音がぶつかる場所に「吸音材」を設置することで、音→熱エネルギーの変換がより効率的に出来るため、物体の向こう側へ抜ける音や物体の手前に跳ね返る音が減衰します。
吸音材を部屋に貼る
こちらも先ほどの敷物と同じ吸音作用による対策です。
吸音材をお部屋の壁や家具に設置して、音の響きを軽減します。
貼る場所や範囲によって響きが変わりますので、お好みで調節してみてください。
ピアリビングの吸音材

ポリリーフ
密度:70(kg/m3)/0.5kg/高音域の反響音対策/DIY・安心素材・防火・断熱・防カビ/500×500mm,30mm厚/2枚4,180円(税込)~

ロックウールボード
湿気に強いロックウール素材の吸音材。密度が非常に高いので、吸音だけでなく遮音効果もできる吸音材です。ピアリビングおすすめ度No.1の吸音材で、防音対策に最適です。
吸音率:〜0.9M/密度:80・150(kg/m3)/1.1~4.0㎏/遮音性の高い吸音材/DIY専用素材・低音域対応/605×910mm,25mm・50mm厚/6,600円(税込)~

グラスウール吸音材 GCボード
響きすぎる音の軽減にぴったりの吸音材。
吸音率:〜0.9M/密度:32(kg/m3)/0.4~0.9kg/反響音対策/DIY専用素材・不燃/605×910mm,25mm・50mm厚/2色展開/2枚9,460円(税込)~
パッド音が近隣住居に漏れるのを防ぐ対策
響いたパッド音が周囲に漏れるのを軽減するために有効な方法をいくつかご紹介します。
【窓】防音カーテンを取り付ける
響いた音が窓やドアから漏れるのを防ぐためには、防音カーテンでの対策がおすすめです。
通常のカーテンに比べて厚みや重みのある防音カーテンは、窓から出入りする音の防音にはもちろん、お部屋内の反響音の吸音にも有効です。
窓におすすめの防音カーテン

防音カーテンコーズ
表面のワッフル生地が室内に響く反響音を吸音し、軽減します。
防音効果:★★★☆☆/高密度生地+凸凹吸音布/断熱・遮光1級/既製(幅110cm×丈135~260cm)orオーダーサイズ/5色展開/14,740円(税込)~

防音カーテンコーズプレミア
防音カーテンとは思えない柔らかな手触りが特徴。
防音効果:★★★☆☆/高密度生地/断熱・遮光1級/既製(幅110cm×丈135~250cm)orオーダーサイズ/2~3色展開/14,740円(税込)~
ドアや引き戸・間仕切りにおすすめの防音カーテン

防音カーテンコーズ両面仕様
防音カーテンコーズをリバーシブルに改良しました。
防音効果:20dB減/吸音×遮音のサンドイッチ構造/簡単設置・再組立可/内寸幅815×高さ1880×奥行き1110mm/2色展開/209,000円(税込)

防音防炎カーテン パーテン
突っ張り棒を通して設置ができるループタイプ。
高密度生地/防炎・断熱・保温・遮光1級/オーダーサイズ幅30~135cm×丈30~320cm/7色展開/24,530円(税込)~

吸音材が入れられる パーテンポケット付き
ポケットにお好きな吸音材を入れて、効果をカスタマイズ。
高密度生地/吸音材を入れるポケット付き・断熱・保温・遮光1級/幅110×丈237cm/3色展開/18,480円(税込)~
【窓】窓用の防音ボードを取り付ける
防音カーテンで効果が足りない場合には、ボードタイプでの対策がおすすめです。

防音ボード「窓用ワンタッチ防音ボード」
賃貸OK!吸音材+遮音材を内蔵した防音ボード
防音効果:★★★★★/高気密+サンドイッチ構造/賃貸OK/幅300~3655mm×高さ300~2100mm,58mm厚/10色展開/22,000円(税込)~
【壁】防音ボードを取り付ける
壁から隣室に漏れる音が気になる場合は、ワンタッチ防音壁のような防音ボードでの対策がおすすめです。

防音パネル「ワンタッチ防音壁」
防音効果:最大10dB減/高密度+サンドイッチ構造/賃貸OK・オーダーカット・断熱/幅50~5400mm×高さ901~2700mm, 50mm厚/2種10色展開/17,600円(税込)~
また、「DIYが得意」「出来るだけ費用を抑えたい」という方には「防音ボード(吸音材+遮音材)を自作する」方法がおすすめです。
自作の防音ボードの作り方
- 吸音材と遮音シートを同じ大きさにカットする
- 接着剤を満遍なく塗布し、吸音材と遮音シートを貼り合わせる
- よーく乾かして完成!
※ワンタッチ防音壁と同じサンドイッチ構造にする場合は、2.の手順で、吸音材で遮音シートを挟み込むように貼り合わせる。

DIYにおすすめの吸音材と遮音シート
ロックウールボード
湿気に強いロックウール素材の吸音材。密度が非常に高いので、吸音だけでなく遮音効果もできる吸音材です。ピアリビングおすすめ度No.1の吸音材で、防音対策に最適です。
吸音率:〜0.9M/密度:80・150(kg/m3)/1.1~4.0㎏/遮音性の高い吸音材/DIY専用素材・低音域対応/605×910mm,25mm・50mm厚/6,600円(税込)~
ポリリーフ
ポリエステル繊維を使用した吸音材なので、小さなお子様がいるご家庭でも安心・安全にご利用いただける吸音材です。密度:70(kg/m3)/0.5kg/高音域の反響音対策/DIY・安心素材・防火・断熱・防カビ/500×500mm,30mm厚/2枚4,180円(税込)~

NoiseStop15(ノイズストップ15)
DIYにちょうどいいサイズ感で加工や施工がしやすい遮音シート。従来品と比較して面密度が高いので遮音効果もアップしています。
面密度:3.8㎏/最も遮音性能が高い・DIY初心者でも○・カット可|幅470mm×長さ1m~10m、厚み1.5mm/1m1,980円(税込)〜
サンダムCZ12
軽くて薄い分遮音シートの中でも施工がしやすく、不織布もついてる優れもの。カッターで簡単にカットができるのも魅力のひとつ。
面密度:2.1㎏/DIY初心者でも○・難焼性・カット可/幅940mm×長さ1m~10m、厚み1.2mm/1m2,750円(税込)〜
他にも、本をたくさん詰めた高さのある本棚を隣室側の壁に置くといった方法も有効です。
防音ボードに比べると効果は劣りますが、手軽に出来ることと、生活家具として活用できるところが嬉しい利点ですね。
楽譜や音楽雑誌などを、思う存分詰め込んではいかがでしょうか?

まとめ
一般の住宅で電子ドラムを演奏する際には、振動だけでなく、空気を介して響く反響音の対策も必要です。
生活音とは違い、意図的に発する音ですので、自室に接している周りのお部屋への配慮はもちろん、窓の外への配慮も忘れずに、出来るだけ手厚く対策しましょう。
ボリュームを調節できる電子ドラムは、しっかり対策さえすることで、十分に演奏を楽しむことができる楽器です。
正しい対策で、素敵なドラムライフをお過ごしください!
よくある質問
Q1. 電子ドラムから発生する音にはどんな種類があり、それぞれどのような特徴がありますか?
A. 電子ドラムの音は「固体伝播音」と「空気伝播音」の2種類に分類されます。固体伝播音はパッドやペダルの衝撃が床などを通じて伝わる振動音で、集合住宅では特に問題になりやすいです。一方、空気伝播音は、ドラム本体の音色やスティックがパッドに当たる音が空気を通じて広がるものです。
Q2. 電子ドラムの音量はどのくらい?近所迷惑にならないか心配です。
A. 電子ドラムの音量は演奏強度によって異なりますが、一般的には60〜130dB程度とされています。ドラム類は低音(約40Hz〜)、シンバル類は高音(約200Hz〜)を含むため、音の帯域も広いです。アンプを使うとさらに音が大きくなるため、防音対策は重要です。
Q3. 電子ドラムの振動対策にドラムマットだけでは不十分なのはなぜですか?
A. ドラムマットは床の保護や多少の振動軽減に役立ちますが、単体ではパワフルな振動を十分に抑えるのが難しいことがあります。特に集合住宅では、振動が床・壁・天井を通じて隣室や階下へ広がるため、複数の素材を重ねた対策が必要です。
Q4. 電子ドラムの振動を効果的に軽減するための防音対策は?
A. 厚みのある防音カーペット「静床プレミア」と、クッション性のある防音マット「P防振マット」や「足音マット」を組み合わせることで、床に伝わる振動を大幅に軽減できます。実験では、これらを組み合わせた場合に約22〜24dBの防音効果が確認されています。
Q5. ディスクふにゃふにゃシステム(DFS)とはどんな振動対策方法ですか?
A. DFSとは、バランスディスクを用いた自作の防振構造で、ディスクの上に合板やマットを重ねて「浮床」のように接地面を減らすことで振動を抑える方法です。コストを抑えられますが、演奏時のバランスが不安定になる点には注意が必要です。
Q6. 室内でのパッド音(空気伝播音)を軽減する方法はありますか?
A. パッドに厚手のタオルを掛ける、毛足の長いラグやカーペットを敷く、吸音効果のある家具や吸音材を設置するなどが効果的です。音が壁や窓から漏れるのを防ぐためにも、室内の反響音を抑える対策が重要です。
Q7. 電子ドラムの音漏れを防ぐために窓や壁にできる対策は?
A. 窓には防音カーテンや窓用の防音ボード、壁には「ワンタッチ防音壁」などの防音パネルが効果的です。また、本棚などを壁沿いに置くことで簡易的な防音効果を得ることもできます。
Q8. 電子ドラムの防音で「吸音」と「遮音」はどう違うの?
A. 吸音は音のエネルギーを摩擦によって熱に変え、響きを抑える方法です。遮音は音の通過を物理的に防ぐ方法で、防音カーテンや遮音シートなどが該当します。防音対策では両方をバランスよく取り入れることが重要です。
Q9. 防音相談を受けることはできますか?
A. はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。
