みなさん、こんにちは!防音コーディネーターの「かぶちゃん」です。

夜中にペットの爪音で目を覚ましたり、子どもの足音にヒヤッとした経験はありませんか?
廊下は、よく家族や子供が歩行する分、意外と音が漏れやすい場所。特に小さなお子さんや高齢のご家族がいる家庭では、「転倒しない安全性」と「足音などの防音性能」の両立が欠かせません。

この記事では、実際の使用者の声や、私たちが集めたレビューから見えてきた「廊下敷きに最適な防音マット・防音カーペット」についてご紹介します。ぜひご参考ください。

廊下を走る音でも苦情を言われるなんて盲点だった

集合住宅では音の問題は深刻です。
「子供の足音で階下から苦情が言われた、、、」
足音に関するご相談は、ピアリビングに寄せられる相談内容の中でも1・2位を争います。

そこで、多くの方がまずはリビングから対策をするのですが、実は廊下を走る音で苦情を言われる事も多いのです。
苦情を言われてから、対策として手軽に行いやすいのが「ジョイントマット」を敷くという手段なのですが、ジョイントマットだけではまた苦情を言われてしまったというご相談もよく頂きます。

これは、ジョイントマットだけでは足音の苦情対策には不十分だからなのです。

ジョイントマット

家族全員の快適な廊下を実現する防音マット選びの新常識

特に集合住宅では、廊下での足音が階下に響くことによるご近所トラブルも少なくありません。家族みんなの暮らしを守るために、“防音+安全性”という視点でマットを選ぶ新しい常識が必要です。

子ども・ペット・高齢者がいる場合の防音マットやカーペットの選定基準とは?

廊下は家の中で唯一、みんなが共通して通る場所です。そのため防音性だけでなく、安全性・快適性・清掃性のバランスが非常に重要になります。

まずペットのいる家庭では、滑りやすい床は関節を傷める原因にも。爪がカチャカチャと鳴る音も気になります。滑り止め加工のあるマットや、爪の引っかかりに強い素材が理想的です。

また、小さなお子さんがいる家庭では、転倒時の衝撃や、足音による振動を和らげるクッション性が不可欠。表面がザラついている素材は裸足で走ると転びやすくなるため、適度な柔らかさと肌触りの良さも選定基準になります。

高齢のご家族には、段差がない「薄型」でありながらも、膝や腰に負担をかけないクッション性のあるマットが好まれます。フローリングの冷たさや硬さを和らげつつ、杖や歩行器でも引っかかりにくい素材が重要です。

実際に起きた家庭内トラブルと、防音マット導入後の変化

私たちピアリビングに寄せられる相談の中でも、「廊下の足音」が原因となるトラブルは非常に多く、実はリビングの音より深刻なケースもあります。

たとえば、就寝中の親が深夜に犬の走る音で目を覚ましたり、子どもが駆け回る足音が原因で階下から苦情が届いたりと、気づかぬうちに周囲や家族にストレスを与えていることも。

しかし、防音マット導入後いただいたレビューでは、こんな嬉しいお声も。

「朝までぐっすり眠れるようになった」「階下への配慮が減り、子どもに“静かにしなさい”と注意することが減った」といった体験談は、家族間のストレスを減らし、周囲への音漏れを気にしすぎない、快適な生活へのきっかけにもなっています。

下階やお隣への騒音トラブルとその回避事例

集合住宅に暮らす家庭にとって、廊下の音は“壁より深刻な悩み”になりがちです。特に子どもが走り回る年齢になると、リビングよりも廊下の音の方が響きやすく、階下や隣家からの苦情に直結するケースも増えています。

ピアリビングに寄せられたお問い合わせには、「ジョイントマットを敷いても苦情が止まず、途方に暮れていた」「防音カーペットを重ねてからようやくお礼を言われた」というエピソードも寄せられました。

実際に当社で行った音圧レベル測定では、防音マット未設置時と比べて約8〜12dBの低減効果が確認されています(※当社比)。たとえば、通常の足音が“とてもよく聞こえるレベル”から“少し聞こえるけどあまり気にならないレベル”に変わるイメージです。

防音対策は、“見えないけれど確かに届く配慮”として、住まいの満足度と人間関係の安心感を高める力があります。

音だけじゃない!転倒対策・安心感アップにも効果

防音マットの魅力は、決して“音を抑える”だけではありません。特に廊下はスリッパでの歩行やペットの滑走が多く、滑りや転倒のリスクが潜む場所です。

厚みのあるクッション性のマットを敷くことで、もし転倒しても衝撃が緩和され、骨折や打撲といった二次的な事故のリスクが減少します。高齢者にとっては「床が柔らかく歩きやすくなった」と歩行の補助にも。

防音+安心感。この組み合わせが、今の時代に求められる住まいづくりの新基準です。

どの防音カーペットを使えばいいの?廊下用防音マットおすすめ商品2選

階下からの苦情に対しての抜群の効果を発揮する防音カーペットですが、次のようなご質問をいただきます。

「種類が多すぎてどの防音カーペットを使用して良いのかがわからない。」「カーペットをカットするのが難しそう、、、」

など、防音カーペットの効果はわかるけど不安もあるのでご質問をいただくんです。

そこで!対策をする場所やシーン別に「かぶちゃん」おすすめの防音カーペットをご紹介します。

(1) ジョイントマットの上に防音カーペットを重ねる

ジョイントマットだけでは苦情が止まらない解決策としては、効果を高めるためにジョイントマットの上に防音カーペットを敷いてください。

重ね敷きすることで階下への有効な足音対策になります。

ジョイントマット+防音カーペット
静床プレミア

おすすめは、「防音タイルカーペット 静床プレミア」

静床プレミアは、表面がカットパイルのためペットの爪が引っかかりにくく、消臭成分配合のため臭い対策にも◎

(2) サンシンフォニー2なら、廊下のサイズに合わせてオーダー可能!

これから廊下の防音対策を検討される方に最もおすすめしたいのが、「サンシンフォニー2」。

最大の特長は、防音カーペット単体でもΔLL(1)-6(旧LL-35)という最高クラスの防音性能を持っている点です。子どもの駆け足音、ペットの走行音、高齢者の歩行による音をしっかり吸収してくれます。

厚さは約10mmでクッション性に優れながらも薄型設計。さらに、オーダーカット対応可能なため、廊下の幅や形状に合わせて“ぴったり敷ける”のがうれしいポイントです。

逆に言えば、それさえクリアすれば、ドアの多い廊下でも高級感のある美しい仕上がりが実現できます。

サンシンフォニー2

「サンシンフォニー2」

・防音効果:ΔLL-6

・高発泡ウレタンバッキング/ 防炎機能

・既製3サイズ+オーダーサイズ対応

・3色展開

・3,850円(税込)〜

足音などの振動対策に効果的な防音ラグ「サンシンフォニーⅱ」。

防音マットを選ぶ時の注意事項

なお、廊下に防音マットを敷く際、最も多いトラブルが「ドアが開かなくなった…」というものです。実際、私たちピアリビングにもこうした相談が頻繁に寄せられています。

「重ね敷き」は効果的、でも厚みに要注意

防音効果を高めるために、先ほどジョイントマットの上に防音カーペットを重ねる方法をおすすめしました。物理的な厚みが増すことで、足音の振動は効果的に吸収されます。

しかし、ジョイントマット(約10mm)+防音カーペット(約10mm)で、合計20mmの厚みになると、廊下のドアの開閉に干渉してしまう可能性が高くなります。バリアフリー設計のご家庭でもドアが開かない可能性が高いです。

特に、廊下はドアが多いため、ドアの部分を避けて敷くと、カーペットがしっかり敷けないこともあります。対策をしたつもりが、日常動線のストレスになるという本末転倒な結果になってしまうのです。

そんなときこそ「1枚もの+サイズオーダー対応」を検討して

そこでおすすめしたいのが、サンシンフォニーⅡのようなサイズオーダー可能な1枚もので、厚さ10mmに抑えた高性能防音カーペットです。

この製品は、段差が気になる廊下にもスマートにフィットし、重ね敷きをしなくても十分な防音性を確保できます。見た目も美しく、ズレも少ないため、掃除のしやすさや安全性の面でも優れています。

ただし、たとえ単体でも厚みがある商品なので、必ず事前にドア下のクリアランス(すき間)を測るようにしてください。目安としては、10mm以上の隙間があれば干渉せずに開閉できる場合が多いです。

防音は「家の構造」や「動線」もセットで考える

防音マットは“敷けば解決”というものではありません。音を遮るだけでなく、生活動線・家族構成・ドアの開閉など、家の“使われ方”に合わせて選ぶことが重要です。

たとえば、部屋の入り口が多いL字型廊下では、敷き方によってはズレが起きやすく、つまずきの原因にもなりかねません。ピース型よりも面で敷けるタイプを選ぶことで、見た目にも統一感があり、安全性も向上します。

美しく、快適に、安全に。防音マットはその“敷き方”や“組み合わせ方”まで含めて、暮らしの質を底上げしてくれるアイテムなのです。

まとめ

廊下の防音対策は、単なる“足音対策”にとどまりません。それは、家族の安心、快適、そしてお互いを思いやる気持ちを守るための一歩です。

特に子育て中の家庭や、ペットと暮らしているご家庭、高齢のご家族と同居している方にとって、廊下は「毎日必ず通る場所」。だからこそ、音や転倒リスクといった見えないストレスを少しでも減らすことが、心のゆとりにつながります。

今回ご紹介したように、サンシンフォニーⅡのようなサイズオーダー対応の高性能マットなら、重ね敷きをせずとも十分な防音性が得られ、廊下のドア干渉リスクも抑えられます。また、静床ライトや静床プレミアのような信頼性の高い商品をうまく活用すれば、リビングから廊下までをトータルで快適に整えることが可能です。

家族の誰かが「音を気にせず歩ける」ことは、家族全員が「音を気にしないで暮らせる」ことに直結します。
「歩いても静か」「転んでも安心」「ペットも快適」——そんな日常は、ほんの一枚のマットから始まります。

もし、すでにリビングに対策をしていても、階下からの苦情が続く場合は、ぜひ“廊下”にも目を向けてみてください。
快適な暮らしのための防音対策は、意外と盲点だった“廊下”こそが、変化の入り口かもしれません。